β版について
本書のステータスは現在β版であり、現在、著者やレビュアの方々により追加・修正が行われている段階です。 いま購入されてお読みいただけるのはその途上の原稿を元にしたものです。 最終的に正式公開されたものもダウンロードしお読みになることはできますが、 正式公開版を読みたい方には今しばらくお待ちいただくことになります。あらかじめご了承ください。
書誌情報
- 著者: katze
- 発行日: 2012-05-23
- 最終更新日: 2012-05-23
- バージョン: 0.9.0
- ページ数: 90ページ(A4PDF版換算)
- 対応フォーマット: EPUB, PDF
- 出版社: 達人出版会
対象読者
組み込みスクリプト言語が好きな人。C++のアプリケーション(特にゲーム)に言語を組み込みたい人。
著者について
katze
Twitterアカウントは、@katze_7514
大学時代から同人ゲームなどを作り、ゲーム開発に足を突っ込む。5年ほどコンシューマのゲーム会社でゲームプログラマー/プランナーとしてサラリーマンやってました。現在はニート生活満喫中。
仕事ではネットワーク回りをやっていましたが、プログラマとしての趣味はプログラム言語。好きな言語は、C++とXtal。
Xtalは組み込みスクリプト言語の一つです。LuaやSquirrelの仲間になります。
Xtalとは、同人ゲーム開発中に自分に合う組み込みスクリプト言語を探していて遭遇し、Xtalを使いゲーム開発を行った所、C++からの扱い易さに魅せられました。偶然にもXtal開発者の石橋さんとリアルで知り合うことができ、押し掛けXtalコミッターとなりました。
この本は、石橋さんの監修を受けており、マニュアルへの反映が間に合っていない最新の仕様に対応しています。
目次
監修者まえがき
はじめに
- 本書の構成
- サンプルコード
- サンプルコードの動作確認環境
第1章 組み込みスクリプト言語をなぜ使うのか
- 1.1 組み込みスクリプト言語をなぜ使うのか
- 1.2 ちゃんと使う、とは
- 1.3 どこに組み込みスクリプト言語を使うのか
- 1.4 組み込みスクリプトの使い方の例
- 1.5 なぜXtalなのか?
第2章 プログラム言語Xtalクイックツアー
- 2.1 言語機能
- 2.2 組み込みクラス・関数
- 2.3 実行単位
第3章 Xtalの組み込みと使い方
- 3.1 インストール
- 3.2 最初のmain.cpp
- 3.3 環境依存部分のカスタマイズ
- 3.4 Xtalスクリプトのコンパイルと実行
- 3.5 GCの呼び出し
第4章 C++からXtalを利用する
- 4.1 Xtalスクリプト上の関数を使う
- 4.2 Xtalスクリプト上の変数を使う
- 4.3 Xtalスクリプト上のインスタンスのメソッドを使う
- 4.4 Xtalスクリプト上のファイバーを使う
第5章 XtalからC++を利用する
- 5.1 C++の変数を使う
- 5.2 C++の定数を使う
- 5.3 C++の関数を呼ぶ
- 5.4 C++のクラスを使う
- 5.5 C++ポインタをやりとりする
- 5.6 すべてのXtalスクリプトに対してバインドする
- 5.7 組み込みクラス・関数
第6章 Xtalの力を100%引き出すためのリロード
- 6.1 リロードの基本
- 6.2 コンパイルエラーが出たらリロード
- 6.3 任意にリロードできるようにするには
- 6.4 リロード実装について
第7章 TIPS
- 7.1 コンパイル時に動作を切り替えるマクロ
- 7.2 ファイル分割
- 7.3 クラスの特別なリロード機構について
- 7.4 バイトコードの取り扱い
- 7.5 XtalVMのマルチスレッド実行について
- 7.6 クラスバインド時のメモリリークについて(orphan)
- 7.7 xtal::null と xtal::undefined について
- 7.8 eval
- 7.9 assert
- 7.10 Xtalスクリプトデバッガについて
- 7.11 即時実行スクリプト
- 7.12 ゲーム内コンソール