書誌情報
- 著者: arton
- 発行日: 2010-10-31
- 最終更新日: 2011-07-15
- バージョン: 1.0.1
- ページ数: 106ページ(A4PDF版換算)
- 対応フォーマット: EPUB, PDF
- 出版社: 達人出版会
対象読者
WindowsでRubyをビルドしたい方、または拡張ライブラリの開発・ビルドをおこないたい方。
著者について
arton
arton(Akio 'R' Tajima)は、ニッチな垂直統合ベンダーで働く開発者です。Rubyとは20世紀の終わり頃に出会って以来の付き合いです。大体バージョン1.4の頃でした。COM/DCOMエンジニアとしての都合と経験からRubyのActiveScripting化をしたのがきっかけで『Ruby256 邪道編』が生まれました。ただ、COM/DCOM専業というわけではなく、トランザクションとネットワーク(競合時の振る舞いとかエラー検出とかリカバリとかそういった上位プロトコル)アプリケーション設計(設計にプログラミングが含まれるのはご存じの通り)が本業のような気がします。最近、Rubyのコミッタにしていただきました。OSSの代表作はRuby Java Bridge(RJB)とASR(Ruby Win32用パッケージ)。パッケージを配布していると稀に誤解されることがありますが、artonとASRとRubyの関係はイアンマードックとDebianとLinuxの関係と考えるとそれなりにわかりやすいかも。
目次
まえがき
第1章 準備編
- ディレクトリの整備
- 環境変数の設定
- ディレクトリと環境変数のまとめ
- Visual Studio Expressのインストール
- その他のツールとライブラリの用意
- まとめ
第2章 構築編
- 安定版の構築
- 構成情報の生成
- ブートストラップ
- テスト
- 拡張ライブラリ
- まとめ
第3章 拡張ライブラリとデバッガ編
- 拡張ライブラリとは
- 拡張ライブラリの開発準備
- 拡張ライブラリとC API
- gemの作成(拡張ライブラリの初歩)
付録A 次の一歩
- それでもうまく行かない場合
- もっと先へ(Ruby編)
- もっと先へ(C編)