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変分問題 直接法と解の正則性

近代科学社

2,750円 1,375円 (1,250円+税) 《特価》

変分問題とは、ある汎関数(関数の関数)の最小値を求める問題である。自然現象からビジネスの課題まで、変分問題で扱えるものは多い。本書では、数学的に厳密に変分問題を解く際に不可欠な正則性の問題を、本分野最大のトピック「部分正則性」を中心に解説する。

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内容紹介

変分問題とは、ある汎関数(関数の関数)の最小値を求める問題である。自然現象からビジネスの課題まで、変分問題で扱えるものは多い。本書では、数学的に厳密に変分問題を解く際に不可欠な正則性の問題を、本分野最大のトピック「部分正則性」を中心に解説する。

書誌情報

  • 著者: 立川 篤
  • 発行日: (紙書籍版発行日: 2018-05-01)
  • 最終更新日: 2018-05-01
  • バージョン: 1.0.0
  • ページ数: 194ページ(PDF版換算)
  • 対応フォーマット: PDF, EPUB
  • 出版社: 近代科学社

対象読者

解析学,部分正則性,関数解析に興味がある人

著者について

立川 篤

1979年 慶應義塾大学工学部数理工学科卒業
1986年 慶應義塾大学大学院工学研究科数理工学専攻博士後期課程修了(工学博士)
1986年 慶應義塾大学商学部助手
1988年 静岡大学教養部助教授
1997年 東京理科大学理工学部数学科助教授
2002年 東京理科大学理工学部数学科教授

目次

まえがき

目次

0 変分問題とは―いくつかの例

1 準備

  • 1.1 ルベーグ積分からの準備
  • 1.2 関数解析からの準備
  • 1.3 ヘルダー空間,ソボレフ空間

2 存在定理,オイラー-ラグランジュ方程式

  • 2.1 抽象的な枠組みでの存在定理
  • 2.2 最小化列の「収束性」
  • 2.3 凸性と下半連続性
  • 2.4 直接法による存在定理
  • 2.5 オイラー-ラグランジュ方程式とその弱解

3 弱解の正則性―線形の場合

  • 3.1 偏微分方程式とその分類
  • 3.2 カッチョッポリの不等式
  • 3.3 差分商による方法

4 弱解のC0,α-評価,C1,α-評価

  • 4.1 モレー空間とカンパナート空間
  • 4.2 定数係数の場合
  • 4.3 連続係数の場合
  • 4.4 有界係数の場合:反例

5 逆ヘルダー不等式とHigher Integrability

  • 5.1 準備:カルデロン-ジグムント立方体,ルベーグ-スティルチェス積分 etc.
  • 5.2 逆ヘルダー不等式
  • 5.3 Higher Integrability

6 部分正則性

  • 6.1 ハウスドルフ測度・ハウスドルフ次元
  • 6.2 部分正則性
  • 6.3 収束性補題と単調性補題
  • 6.4 特異点集合の次元評価の改良,次元降下法
  • 6.5 そして…

索引

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