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超イオン導電体 イオン拡散の基礎
4,400円 (4,000円+税)
超イオン導電体の“入門”から始め、“最先端研究の足がかり”となるよう拡散現象の本質を9章に亘って詳細に解説した書籍。イオン跳躍の素過程から電気伝導に代表される諸現象について、練習問題を解きながら理解できるよう構成されています。
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内容紹介
超イオン導電体の“入門”から始め、“最先端研究の足がかり”となるよう拡散現象の本質を9章に亘って詳細に解説した書籍。イオン跳躍の素過程から電気伝導に代表される諸現象について、練習問題を解きながら理解できるよう構成されています。
書誌情報
- 著者: ⽯井 忠男
- 発行日: 2022-09-16 (紙書籍版発行日: 2022-09-16)
- 最終更新日: 2022-09-16
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 396ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF
- 出版社: 近代科学社Digital
対象読者
超イオン導電体,超イオン伝導体,固体イオニクス,イオン拡散,燃料電池,センサ,固体電解質,量子力学,統計力学,イオン拡散,輸送現象,電気伝導度に興味がある人
著者について
⽯井 忠男
1942年 ⿃取県に⽣まれる
1966年 ⼤阪⼤学⼯学部電気⼯学科卒業
1970年 同⼤学院博⼠過程中退(1974 ⼯学博⼠)
元 岡⼭⼤学⼤学院⾃然科学研究科准教授
【主な著書】『X 線吸収微細構造』共著(学会出版センター,1993)『EXAFS の基礎(広域X線吸収微細構造)』(裳華房,1994)『固体物性学の基礎』(⼤学教育出版,2005)『フーリエ解析ミニマム』(⼤学教育出版,2005)
目次
1 量子力学
- 1.1 シュレーディンガーの波動方程式
- 1.2 分子軌道法
- 1.3 摂動論と遷移確率
- 1.4 振動子の量子力学
2 統計力学
- 2.1 小正準集団
- 2.2 正準集団
- 2.3 大正準集団
3 超イオン導電体とイオン拡散
- 3.1 超イオン導電体
- 3.2 超イオン導電体の分類
- 3.3 超イオン導電体の特徴
- 3.4 相転移の熱力学
- 3.5 AgI の不安定性
- 3.6 希薄粒子系の跳躍拡散とイオン伝導
- 3.7 マスター方程式と跳躍拡散
- 3.8 格子液体 — 最近接相互作用の効果
- 3.9 平均二乗変位 — 集団拡散とトレーサ拡散
- 3.10 緩和モード
4 イオン拡散の素過程
- 4.1 イオン拡散の素過程
- 4.2 熱活性過程とトンネル過程 — イオン-フォノン相互作用
- 4.3 熱活性過程の活性化エネルギー
5 輸送現象の統計力学
- 5.1 マスター方程式
- 5.2 階層構造と物理量の時間発展
- 5.3 電気伝導の線形応答理論
- 5.4 跳躍拡散による電気伝導の理論
- 5.5 リング模型
6 緩和モード理論と電気伝導度
- 6.1 緩和モード
- 6.2 電気伝導度
- 6.3 化学拡散係数
- 6.4 跳躍拡散系の誘電関数
- 6.5 緩和モードのデバイ近似とアインシュタイン近似
7 動的構造因子
- 7.1 動的構造因子
- 7.2 準弾性光散乱
- 7.3 核四重極緩和
- 7.4 超音波吸収
8 秩序・無秩序転移と電気伝導
- 8.1 超イオン導電体相転移
- 8.2 クラスター変分法
- 8.3 経路確率の方法
- 8.4 1粒子種系の電気伝導度
- 8.5 1粒子種系 — 秩序・無秩序転移と電気伝導
- 8.6 混合アルカリ効果
- 8.7 スモールポーラロンによる電気伝導
9 非デバイ緩和
- 9.1 デバイ緩和と異常緩和
- 9.2 超格子系の異常緩和
- 9.3 ランダム対称ホッピングの異常緩和
- 9.4 緩和モードによる有効媒質近似
- 9.5 スケーリング則