超伝導技術の最前線[応用編]
4,950円 (4,500円+税)
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内容紹介
本書は、応用物理学会 超伝導分科会から出版されたスクールテキスト『高温超伝導体(下)―材料と応用―』の改訂版として企画されました。初版が出版された2005年頃は、高温超伝導体の発見から18年が経過し、初期の重要な研究成果を知らない若手研究者が増えてきた時期でしたが、それからさらに15年以上が経過し、超伝導技術を取り巻く状況も大きく変わりました。鉄系超伝導体など新たな超伝導物質が発見されたことに加え、応用という観点では、すでに実用化フェーズに入っている研究開発もあり、そこでは高温超伝導体だけではなく従来の金属超伝導体が使われているケースも多々あります。そのため、本書では、応用研究にフォーカスして内容を完全に刷新することとしました。
本書は、パワー応用からエレクトロニクス応用まで、超伝導技術のほぼ全域を網羅しているため、内容をより深く理解するためには、その基礎となる薄膜、線材、ジョセフソン接合等の製造方法についても、基礎知識が必要です。そこで、「第1部 製法」と「第2部 応用」の2部構成とし、超伝導に関する基礎知識のない読者でも内容が理解できるよう配慮しました。高温超伝導体の発見による超伝導フィーバーから30年が経過し、着実に応用が進む超伝導技術の最前線の臨場感が読者に伝われば、企画者の望外の喜びです。
書誌情報
- 著者: 公益社団法人 応用物理学会 超伝導分科会
- 発行日: 2021-12-17
- 最終更新日: 2021-12-17
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 396ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF, EPUB
- 出版社: 近代科学社Digital
対象読者
超伝導,結晶,薄膜,低温超伝導,高温超伝導,ジョセフソン接合,送電,マグネット,マイクロ波,光子検出器,量子コンピュータ,磁気検出器,マイクロ波,デジタル集積回路に興味がある人
著者について
公益社団法人 応用物理学会 超伝導分科会
下⼭ 淳⼀(⻘⼭学院⼤学)
荻野 拓(産業技術総合研究所)
内藤 ⽅夫(東京農工大学 名誉教授)
飯⽥ 和昌(名古屋⼤学)
⽇⾼ 睦夫(産業技術総合研究所)
寺井 弘⾼(情報通信研究機構)
⼩林 慎⼀(住友電気工業(株))
飯島 康裕((株)フジクラ)
熊倉 浩明(物質・材料研究機構)
安達 成司(超電導センサテクノロジー(株)(旧 超電導センシング技術研究組合))
⼊江 晃亘(宇都宮⼤学)
筑本 知⼦(中部⼤学)
淡路 智(東北⼤学)
⼤嶋 重利(⼭形⼤学)
圓福 敬⼆(九州⼤学)
鵜澤 佳徳(国⽴天⽂台)
福⽥ ⼤治(産業技術総合研究所)
藤巻 朗(名古屋⼤)
吉原 ⽂樹(情報通信研究機構)
川畑 史郎(産業技術総合研究所)