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RCPSP法による造船工程計画の実践

近代科学社Digital

2,860円 (2,600円+税)

本書は造船業における工程計画担当者へ向けた実用的な指南書です。日程計画、配員計画、定盤計画という複雑な要素を、熟練者の経験だけでなく、計算機による支援で最適化する新しいアプローチを提案しています。

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内容紹介

本書は造船業における工程計画担当者へ向けた実用的な指南書です。日程計画、配員計画、定盤計画という複雑な要素を、熟練者の経験だけでなく、計算機による支援で最適化する新しいアプローチを提案しています。そこで用いるのがRCPSP(資源制約付きスケジューリング問題)という手法で、造船工程を数理的に定式化し、専用のソルバーを用いて最適な計画を導き出します。第1章ではRCPSP法の概要を簡単な例題で示し、第2章と第3章では、汎用計画ツール「工程's オラリオ」と、求解ソルバー「OptSeq」の使用法を詳述します。第4章では定盤計画、同時計画、逐次計画の基礎を解説し、第5章と第6章では、実際の造船所の協力を得て検討した実問題の解決事例を紹介します。計画業務の効率化と最適化を実現するための、新たな道筋を示した専門書です。

書誌情報

  • 著者: 梶原 宏之
  • 発行日:
  • 最終更新日: 2025-10-24
  • バージョン: 1.0.0
  • ページ数: 166ページ(PDF版換算)
  • 対応フォーマット: PDF, EPUB
  • 出版社: 近代科学社Digital

対象読者

RCPSP法,工程計画表,ガントチャート,スケジューリング問題,最適化問題,船舶,シミュレーション,工事に興味がある人

著者について

梶原 宏之

1952年10月19日生
1971年3月福岡県立福岡高等学校卒業
1975年3月九州工業大学卒業(工学部電子工学科)
1977年3月東京工業大学大学院修士課程修了(総合理工学研究科システム科学専攻)
1977年4月東京工業大学助手(工学部制御工学科)
1982年4月岡山大学講師(経済学部) 1984年4月同助教授
1985年9月工学博士(東京工業大学)
1990年4月九州工業大学助教授(情報工学部制御システム工学科)
1999年4月九州大学大学院教授(工学研究院海洋システム工学部門)
2018年4月九州大学名誉教授
2018年7月長崎総合科学大学特命教授(新技術創成研究所)
2023年3月同大学退職、現在に至る
主に制御系CADと造船工程計画の教育研究に従事、IEEE会員、日本船舶海洋工学会会員

目次

第1章 RCPSP法の概要

  • 1.1 RCPSPとは
  • 1.2 RCPSP法の枠組み
  • 1.3 定盤計画の難しさ
  • 1.4 補遺1

第2章 工程の記述

  • 2.1 「工程’s」の基礎
  • 2.2 データセットの作成支援
  • 2.3 カレンダーと通し日
  • 2.4 補遺2

第3章 RCPSPソルバー

  • 3.1 OptSeqの基礎
  • 3.2 小作業の並列化
  • 3.3 仮想アクティビティ
  • 3.4 補遺3

第4章 造船工程計画の基礎

  • 4.1 定盤計画の基礎
  • 4.2 同時計画の基礎
  • 4.3 逐次計画の基礎
  • 4.4 補遺4

第5章 定盤計画の実問題

  • 5.1 準備
  • 5.2 求解プログラム
  • 5.3 求解結果
  • 5.4 補遺5

第6章 同時計画の実問題

  • 6.1 実工程の調査
  • 6.2 データセットの構築
  • 6.3 同時計画の検討
  • 6.4 補遺6

付録A リスケに関して

  • A.1 リスケの手法
  • A.2 補遺A

付録B 寄稿

  • 寄稿 森川勇治
  • 寄稿 久保幹雄
  • 寄稿 野々部宏司
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