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個体群生態学と行列モデル 統計学がつなぐ野外調査と数理の世界

近代科学社

2,750円 (2,500円+税)

統計スポットライト・シリーズ第5巻となる本書は、個体群(ある同種の動物もしくは植物の集団)の生息数の推移を「個体群行列モデル」で予測する方法を解説する。このモデルにより、野外調査で得られる個体数データから希少動物の生存の可否などが予測可能になる。

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内容紹介

統計スポットライト・シリーズ第5巻となる本書は、個体群(ある同種の動物もしくは植物の集団)の生息数の推移を「個体群行列モデル」で予測する方法を解説する。

このモデルにより、野外調査で得られる個体数データから希少動物の生存の可否などが予測可能になる。

このモデルで使う数学は線形代数の基礎に限られ、その都度丁寧に説明するため数学が苦手な読者でも挫折しにくい。

また、現実的な個体数推移を保証するために仮定する、生態学を敷衍した統計推論についても適宜解説する。

統計ソフトRによる計算結果も一部掲載。

書誌情報

  • 著者: 島谷 健一郎, 高田 荘則
  • 発行日: (紙書籍版発行日: 2022-07-01)
  • 最終更新日: 2022-07-01
  • バージョン: 1.0.0
  • ページ数: 154ページ(PDF版換算)
  • 対応フォーマット: PDF, EPUB
  • 出版社: 近代科学社

対象読者

個体群生態学,個体群行列モデル,線形代数,固有値問題,固有ベクトル,個体群統計量,個体群動態,個体群成長率,繁殖価,最尤法,尤度,感度分析,弾性度分析,ベイズ統計,マルコフ連鎖モンテカルロ法,MCMC,ベイズ推定,生命表反応分析,LTRE分析に興味がある人

著者について

島谷 健一郎

統計数理研究所准教授
1980年 神奈川県立希望が丘高等学校卒業
1984年 京都大学理学部卒業
1992年 京都大学大学院理学研究科数理解析専攻満期退学
 代々木ゼミナール講師などを経て1995年からミシガン州立大学
 大学院森林科学科へ留学,2000年中退
2000年 統計数理研究所助手
2009年より現職

高田 荘則

北海道大学名誉教授
1979年 京都大学理学部卒業
2005年 北海道大学大学院地球環境科学研究科教授

目次

第1章 シミュレーションで数式を用いる恩恵を知る

第2章 生物集団の野外調査データと生活史の図式化

第3章 個体群行列と3 つの基本統計量

第4章 行列要素の推定法1:統計モデルと最尤法

第5章 環境条件の効果を見る1——感度分析の基礎

第6章 行列要素の推定法2:ベイズ統計とランダムなサンプル

第7章 環境条件の効果を見る2——感度分析の発展(生命表反応解析(LTRE解析))

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