関連サイト
本書の関連ページが用意されています。
内容紹介
【NetCommonsとは…】
・国立情報学研究所で開発されたCMS(コンテンツマネジメントシステム)。オープンソースで提供され、無償での利用が可能。
・2000を超える学校や公的機関、企業などで利用され、3000以上の導入実績があるユーザフレンドリーなCMS。
学校や商工会など「地域の核となる団体」を中心に急速に普及しているNetCommons。その考え方と使い方を解説するユーザ必携の入門書です。
第1部ではNetCommonsグッドプラクティス20事例を紹介します。どのようなシーンで、どのモジュールを、どのような権限設定で使うと効果的か。マニュアルだけではなかなかわからないNetCommons活用の舞台裏を、事例に即してレポートします。
第2部では、NetCommonsを使いこなす鍵となる考え方について開発者自ら解説します。参加型ウェブサイトに踏み出す上で、避けて通れないのが「個人情報」と「著作権」の問題です。NetCommnsがこの2つの問題をどのようにとらえ、そしてどのように設計に反映してきたかを、考え方から具体的な機能まで、わかりやすく説明します。
書誌情報
- 著者: 新井 紀子, 平塚 知真子, 松本 太佳司
- 発行日: 2011-08-31 (紙書籍版発行日: 2011-08-31)
- 最終更新日: 2011-08-31
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 196ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF, EPUB
- 出版社: 近代科学社
対象読者
ネットコモンズ,NetCommons,ウェブサイト,ウェブサイト管理ソフト,ウェブサイト構築,グループウェア,教育に興味がある人
著者について
新井 紀子
東京都出身。一橋大学法学部およびイリノイ大学卒業、イリノイ大学大学院数学科修了。博士(理学)。現在、国立情報学研究所 社会共有知研究センター長、同 情報社会相関研究系教授。専門は数理論理学(証明論)・知識共有・協調学習・数学教育。2001年より、教育機関・公共機関向けの情報共有基盤システムNetCommonsの開発を開始。2005年よりNetCommonsをオープンソースとして公開。現在、3000を超える機関でポータルサイトやグループウェアとして活用されている。また、中高生のためのネット上の遊び場「e-教室」を設計、主宰している。日本数学会教育委員会委員長、日本数学協会幹事を務める。主著に『ハッピーになれる算数』『生き抜くための数学入門』(理論社、イースト・プレス)、『こんどこそ! わかる数学』『ネット上に遊びの場を創る』(岩波書店)、『math stories 数学は言葉』(東京図書)、『私にもできちゃった!NetCommonsで本格ウェブサイト』(近代科学社)など。
平塚 知真子
筑波大学発ベンチャー企業株式会社エデュケーションデザインラボ(EDL)代表取締役。特定非営利活動法人コモンズネット理事。NetCommons操作インストラクターを育成、認定する一般社団法人みらいウェブ推進協会理事長。2003年から2006年まで国立情報学研究所新井紀子研究室に研究支援員として所属、NetCommons導入支援に携わる。起業後もNetCommonsエバンジェリストとして導入から環境支援、運用支援を継続。自身NPO法人の代表を経験する等コミュニティ活性化のための情報発信・情報共有コンサルティングが得意。
松本 太佳司
NPO法人コモンズネット副理事長。メインフレーム、UNIX、Windowsをインフラとするシステム開発を数多く経験する。2006年よりNetCommonsプロジェクトに参画しNetCommonsの普及活動を行っている。
目次
第1部 NetCommonsの活用イメージをつかむ
第1章 一般公開用ウェブサイトとして使う
第2章 グループウェア(非公開会員制サイト)として使う
第3章 教育の場面(e-ラーニング、情報モラル教育)で使う
第4章 見えない絆となる安心・安全な情報基盤として使う
第2部 NetCommonsの理解を深める
第5章 NetCommonsはなぜ生まれたか
第6章 情報管理のルールを決める
第7章 NetCommonsで「人」と「場」を設定する
第8章 ここはおさえたい!NetCommons人気モジュール
付録
- 1. 公式サイトの使い方
- 2. 特定非営利活動法人コモンズネット
- 3. 取材協力一覧