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内容紹介
製造業のDXにおいてはグローバル企業間の連携やエコシステム構築が欠かせませんが、これらに影響をおよぼすグローバル事象も多く存在します。筆者は前著『製造業DX:EU/ドイツに学ぶ最新デジタル戦略』(近代科学社Digital(2023))において、製造業における日本のDXの現状を踏まえ、欧州連合(EU)/ドイツを中心とした世界の最新事例を紹介しました。本著ではそれ以降のEU/ドイツの動きや、それ以外の国々の動き、最新テクノロジー活用の動向などを紹介します。その中で、特に生成AIやAIエージェントの登場は製造業を含む産業に大きな変革をもたらすと考えています。
書誌情報
- 著者: 福本 勲
- 発行日: 2025-12-05
- 最終更新日: 2025-12-05
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 226ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF, EPUB
- 出版社: 近代科学社
対象読者
ものづくり,インダストリー4.0,デジタルプロダクトパスポート,デジタルツイン,ものづくり白書,DX白書,生成AI,AIエージェント,サイバーセキュリティ,ハノーバーメッセ,AWS,Siemens,SAP,ソフトウェア・デファインド,スマートファクトリー,サイバーレジリエンス法,GAIA-X,デジタルトラスト,エコシステム,SaaSに興味がある人
著者について
福本 勲
合同会社アルファコンパス 代表CEO 中小企業診断士、PMP(Project Management Professional)
1990年3月、早稲田大学大学院修士課程(機械工学)修了。同年に東芝に入社後、製造業向けSCM、ERP、CRMなどのソリューション事業立ち上げに携わり、その後、インダストリアルIoT、デジタル事業の企画・マーケティング・エバンジェリスト活動などを担うとともに、オウンドメディア「DiGiTAL CONVENTiON」を立ち上げ、編集長を務め、2024年に退職。2020年にアルファコンパスを設立し、2024年に法人化、企業のデジタル化やマーケティング、プロモーション支援などを行っている。また、複数の企業や一般社団法人のアドバイザー、フェロー、NewsPicksプロピッカーなどを務めている。
主な著書に「デジタル・プラットフォーム解体新書」(共著:近代科学社)、「デジタルファースト・ソサエティ」(共著:日刊工業新聞社)、「製造業DX:EU/ドイツに学ぶ最新デジタル戦略」(近代科学社Digital)がある。主なWebコラム連載に、ビジネス+IT/SeizoTrendの「第4次産業革命のビジネス実務論」がある。その他Webコラムなどの執筆や講演など多数。2024年6月より現職。(所属およびプロフィールは2025年8月現在のものです)
目次
第1章 BtoC領域の変革が産業界へもたらしたもの
- 1.1 スマートフォン登場から約20年
- 1.2 スマートフォンが変えてきた世界
- 1.3 産業構造の変革 3つの要因
第2章 日本のDXの取組の現在地
- 2.1 日本企業のグローバル進出時の課題
- 2.2 日本でDXに取組んでいる企業の割合
- 2.3 米国、ドイツと日本の間で成果創出に大きな差
- 2.4 経営者のデジタル分野についての見識の違い
- 2.5 日本では本来のDXの取組成果が出ていない
- 2.6 DXを推進する人材の過不足状況
- 2.7 DX推進のための企業文化・風土
第3章 各国、各地域の動向
- 3.1 欧州連合(EU)/ドイツ
- 3.2 フランス
- 3.3 英国
- 3.4 米国
- 3.5 中国
- 3.6 その他のASEAN諸国の状況
第4章 最新テクノロジー活用の動向
- 4.1 生成AIとAIエージェント
- 4.2 経営と現場をつなぐことの重要性
- 4.3 ソフトウェア・デファインド
- 4.4 デジタルツインを活用したスマートファクトリー実現
- 4.5 OT/ITの連携ショーケース
- 4.6 サイバーセキュリティ対策とデジタルトラスト
【特別対談】英国の金融機関や政策立案のアドバイザーを歴任した専門家 足立氏との対談―高度化するサイバー攻撃とサイバーセキュリティ対策への取組のポイント
第5章 日本企業はいかに取組むべきか
- 5.1 日本で始まったエンジニアリングチェーンのアライアンスの取組
- 5.2 ものづくりの現場力が高すぎるがゆえに生じた日本製造業の課題
- 5.3 設計情報がうまく伝わらない日本製造業の課題
- 5.4 インダストリー4.0への誤解
- 5.5 求められるエンジニアリングとマネジメントの両方のケイパビリティを持った人材
- 5.6 注目を浴びるリスキリングと変化を求めない「老害」
