デジタル時代の児童サービス
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内容紹介
児童サービスとは、人が生涯にわたって本に親しむことができるよう児童と本を結ぶために図書館が提供する図書館サービスの一つです。本書は、子どもの読書にかかわる方、司書を目指す方、現在司書として働いている方にも改めて勉強していただきたい内容を記載しました。ICT通信技術の進歩により子どもたちを取り巻く環境にどのような変化が起きているか、それに対して図書館はどのように対応しようとしているのか、今後の児童サービスについて考えてゆきましょう。
書誌情報
- 著者: 西巻 悦子, 小田 孝子, 工藤 邦彦
- 発行日: 2024-07-05 (紙書籍版発行日: 2024-07-05)
- 最終更新日: 2024-08-31
- バージョン: 1.1.0
- ページ数: 198ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF, EPUB
- 出版社: 近代科学社Digital
対象読者
図書館,司書,児童福祉,ビブリオバトル,児童,ストーリーテリング,絵本,電子図書館,ブックスタート,アニマシオン,ブックトーク,おはなし会,ビブリオトーク,電子書籍,IFLAに興味がある人
著者について
西巻 悦子
東京都立高等学校国語科教諭。司書教諭。主幹教諭。
東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。教育学修士。
筑波大学大学院図書館情報メディア研究科後期博士課程単位取得満期退学。
秋草学園短期大学・早稲田大学等を経て,現在は聖徳大学で司書・司書教諭養成科目の夏期講習非常勤講師をつとめる。デジタルアーキビスト
著書 『学校図書館の役割と使命』(2021),『司書教諭による情報メディア活用』(2021),『児童サービスの基礎 子どもと本をつなぐために』(2022)(すべて近代科学社Digital)
小田 孝子
西日本工業大学図書課・行橋市立小学校図書室等を経て,現在は行橋市図書館に司書として勤務(所属:株式会社図書館流通センター)。
放送大学大学院文化科学研究科(教育開発プログラム)修了 学術修士
九州龍谷短期大学,別府大学,大分大学,九州国際大学にて司書・司書補・司書教諭養成科目,認定絵本士養成講座の非常勤講師をつとめる。
現在 別府大学非常勤講師。認定司書第1190号。デジタルアーキビスト
共著書 『図説情報資源組織演習:カードイメージからコンピュータ目録まで 第3版』(佐伯印刷,2016)
工藤 邦彦
別府大学文学部司書課程教授。
2006年九州大学大学院人間環境学府修士課程修了。教育学修士。
1986年より福岡大学図書館勤務、2012年4月より現職。文部科学大臣委嘱司書・司書補講習事業実施担当教員。
目次
第1章 児童サービスの役割
- 1.1 児童サービスの定義と目的および意義
- 1.2 子どもの発達と読書
- 1.3 児童サービスのあゆみと現状
- 1.4 児童サービス担当者の業務、養成と研修
- 1.5 さまざまな児童資料
第2章 子どもと本をつなぐ方法
- 2.1 読み聞かせ
- 2.2 ストーリーテリング
- 2.3 お話し会
- 2.4 ブックトーク
- 2.5 ビブリオトーク
- 2.6 ビブリオバトル
- 2.7 読書へのアニマシオン
- 2.8 展示・POP
- 2.9 その他
第3章 デジタル時代における児童サービス
- 3.1 DX化の進行と子どもたちの読書環境
- 3.2 オンライン活用した児童サービス
- 3.3 オンライン活用で学習支援
- 3.4 デジタルアーカイブの活用
- 3.5 誰一人取り残さないために