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はじめての情報理論

近代科学社

2,420円 1,210円 (1,100円+税) 《特価》

本書は高専および学部生を想定し、授業や自学自習で活用できる書籍として、情報理論の基礎やエッセンスを分かり易くまとめた。最も基本となる確率論の知識は第1章で必要十分なもののみ記述。

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内容紹介

本書は高専および学部生を想定し、授業や自学自習で活用できる書籍として、情報理論の基礎やエッセンスを分かり易くまとめた。最も基本となる確率論の知識は第1章で必要十分なもののみ記述。このため初学者にも抵抗なく読み進められる。各章に「STEP」を創り、クイズ、ポイント、実力チェックなど順序よく学べるように工夫してある。

書誌情報

  • 著者: 小嶋 徹也
  • 発行日: (紙書籍版発行日: 2011-09-30)
  • 最終更新日: 2016-03-28
  • バージョン: 1.0.0
  • ページ数: 209ページ(PDF版換算)
  • 対応フォーマット: PDF, EPUB
  • 出版社: 近代科学社

対象読者

確率論,エントロピー,エントロピーのチェイン則,ダイバージェンス,符号,分節可能符号,語頭符号,クラフトの不等式,符号化アルゴリズム,相互情報量,情報処理不等式,ファノの不等式,通信路符号化,通信理論,情報理論に興味がある人

著者について

小嶋 徹也

1992年 北海道大学工学部情報工学科卒業
1997年 北海道大学大学院工学研究科情報工学専攻博士後期課程修了
1997年 電気通信大学大学院情報システム学研究科助手
2001年 東京工業高等専門学校情報工学科助手
2005年 東京工業高等専門学校情報工学科助教授
現在 東京工業高等専門学校情報工学科准教授 博士(工学)

目次

1 確率論の復習

  • 1.1 情報理論と確率論
  • 1.2 確率と確率分布
  • 1.3 条件付分布と同時分布

2 エントロピー

  • 2.1 エントロピーとは
  • 2.2 エントロピーの計算
  • 2.3 エントロピーの最大値と最小値

3 エントロピーのチェイン則

  • 3.1 同時エントロピー
  • 3.2 条件付エントロピー
  • 3.3 エントロピーのチェイン則

4 ダイバージェンス

  • 4.1 ダイバージェンス
  • 4.2 ダイバージェンスと距離の公理
  • 4.3 ダイバージェンスの非負性

5 ダイバージェンスの応用

  • 5.1 エントロピーの性質
  • 5.2 ダイバージェンスのその他の性質

6 符号の定義と正則性

  • 6.1 固定長符号と可変長符号
  • 6.2 符号の数学的定義と平均符号語長
  • 6.3 符号の正則性と分節可能符号

7 分節可能符号と語頭符号

  • 7.1 分節可能符号判別アルゴリズム
  • 7.2 語頭符号
  • 7.3 符号のクラス

8 符号の表現とクラフトの不等式

  • 8.1 符号木
  • 8.2 符号の数直線による表現
  • 8.3 クラフトの不等式

9 最適な符号

  • 9.1 D 進分布と最適な符号化
  • 9.2 最適な符号語長
  • 9.3 情報源分布の推定誤りの影響

10 符号化アルゴリズム

  • 10.1 シャノン–ファノ符号
  • 10.2 シャノン–ファノ–イライアス符号
  • 10.3 ハフマン符号

11 相互情報量

  • 11.1 相互情報量
  • 11.2 相互情報量の非負性

12 相互情報量の応用

  • 12.1 条件付相互情報量とチェイン則
  • 12.2 相互情報量と通信路
  • 12.3 相互情報量の凸性

13 情報処理不等式とファノの不等式

  • 13.1 マルコフ連鎖
  • 13.2 情報処理不等式
  • 13.3 ファノの不等式

14 通信路符号化と通信理論

  • 14.1 通信路モデル
  • 14.2 通信路符号化定理と通信路容量
  • 14.3 誤り訂正符号

15 情報理論の応用

  • 15.1 情報理論とマルチメディア
  • 15.2 情報理論とワイヤレス通信
  • 15.3 情報理論とセキュリティ技術

付録A エントロピーの凸性の証明

付録B ダイバージェンスの凸性の証明

付録C クラフトの不等式の別証明

付録D 条件付相互情報量とチェイン則

付録E 相互情報量の凸性

付録F 演習問題の解答

参考文献

索引

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