情報を集める技術・伝える技術 情報社会の一員として備えておくべき基礎知識
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内容紹介
本書は、大学1、2年生が最低限身につけておくべき情報利活用のスキルをコンパクトにまとめたものです。具体例を多く交えて解説し、若いビジネスマン、新社会人や社会人2~3年めで情報収集や整理・分析に悩んでいる方にも大いに参考となる内容です。
前半の「情報収集・分析編」では、情報をうまくインプットし、適切に分析する方法を説明します。以下の内容を学びます。
・そもそも情報とはなにかを理解する
・情報の質や背景を吟味する
・課題解決に向けて情報を適切な方法で分析する
また、情報社会の一員としては、収集して分析した情報を適切に発信することも重要です。後半の「情報発信編」では、そのために以下の内容を学びます。
・適切な情報を適切な形で伝える
・情報発信の必要性を理解し、適切に発信する
・コミュニケーションにより情報交換を行う
本書を通読すれば、高度情報化社会において必要な、情報の収集から発信までの基礎的な能力を身につけることができます。
書誌情報
- 著者: 飯尾 淳
- 発行日: 2019-09-06
- 最終更新日: 2019-09-06
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 192ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF, EPUB
- 出版社: 近代科学社Digital
対象読者
情報,情報収集,情報分析,情報発信,インターネット,コンピュータ,文書作成,メディア,SNS,データ,引用,論文,文書構造,コミュニケーション,プレゼンテーションに興味がある人
著者について
飯尾 淳
中央大学 国際情報学部 国際情報学科 教授、特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構(HCD-Net)理事、博士(工学)、技術士(情報工学部門)、HCD-Net認定 人間中心設計専門家
1994年、東京大学大学院工学系研究科計数工学専攻修士課程修了。同年(株)三菱総合研究所入社。2009年から東京農工大学国際センター客員准教授を兼務。三菱総合研究所情報技術研究センター主席研究員を経て、2013年、中央大学文学部社会情報学専攻、准教授、兼、理工学研究所、社会科学研究所、研究員。2014年、同学部教授、2019年より、現職。人間とシステムのインタラクション、人間とITの関わり方について、強い興味を示す。専門は、ユーザインタフェース、オープンソースソフトウェア、IT人材育成、データ解析等。
著書 『Linuxによる画像処理プログラミング』,オーム社,2000.『リブレソフトウェアの利用と開発~IT技術者のためのオープンソース活用ガイド~』,ソフト・リサーチ・センター,2004.『演習と実例で学ぶ プロジェクトマネジメント入門』(編著,中川正樹 監修),ソフトバンク クリエイティブ,2009.『C言語によるスーパーLinuxプログラミング Cライブラリの活用と実装・開発テクニック』,ソフトバンク クリエイティブ,2011.『演習と実例で学ぶ プロジェクトマネジメント入門 第2版 日本語版PMBOK Ver4対応版』(編著,中川正樹 監修),ソフトバンク クリエイティブ,2012.
目次
第1部 情報収集・分析編
第1章 社会と情報
- 1.1 高度情報化社会
- 1.2 情報処理と社会
- 1.3 情報への向き合い方
- 1.4 第1章のまとめ
第2章 情報のクオリティ
- 2.1 信頼できる情報と信頼できない情報
- 2.2 信頼性が決まる根拠
- 2.3 考慮すべきこと
- 2.4 マスメディアとインターネット
- 2.5 客観的な情報であるべき「論文」
- 2.6 第2章のまとめ
第3章 情報を集める理由
- 3.1 課題解決のための情報収集
- 3.2 「説得力」を高める「引用」
- 3.3 客観的な判断と情緒的な判断
- 3.4 第3章のまとめ
第2部 情報発信編
第4章 構造をもつ情報
- 4.1 構造をもつ文書
- 4.2 情報の構造化が必要な理由
- 4.3 構造化された情報の作成法
- 4.4 第4章のまとめ
第5章 情報の発信方法
- 5.1 情報発信力の獲得
- 5.2 情報発信で気をつけること
- 5.3 具体的な発信方法
- 5.4 知識と情報
- 5.5 第5章のまとめ
第6章 コミュニケーション
- 6.1 コミュニケーションの位置付け
- 6.2 コミュニケーションの実際
- 6.3 プレゼンテーション
- 6.4 第6章のまとめ