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開発現場に伝えたい10のこと

達人出版会

517円 (470円+税)

β版 開発の現場を支えるエンジニアたちが些細な習慣から大きな決断まで、自らの体験を語ったエッセイ集。DevLOVE関西にゆかりのある10人による、それぞれのハンガーフライト。

β版について

本書のステータスは現在β版であり、現在、著者やレビュアの方々により追加・修正が行われている段階です。 いま購入されてお読みいただけるのはその途上の原稿を元にしたものです。 最終的に正式公開されたものもダウンロードしお読みになることはできますが、 正式公開版を読みたい方には今しばらくお待ちいただくことになります。あらかじめご了承ください。

※本書のハッシュタグは #genba10things になります。(→twitter)

内容紹介

人ひとりが経験できることには限界があります。かつてのパイロットたちも、自分ひとりでは不足してしまう経験をハンガーフライトで補ったはずです。他のパイロットの語りを聴くことで、自分の経験を拡張したわけです。

これは、私たちの生業であるソフトウェア開発でもあてはめることができるのではないでしょうか。デベロッパーひとりが経験できる開発には限界があります。現場第一線での開発を仮に30年近く続けたとしても、ひとりが投入できる時間はせいぜい300ヶ月です。人月でいえば、300人月のプロジェクトです。これは、規模としてはかなりのサイズですね。

しかし、300人月のプロジェクト1つだけを仕上げて、自身のデベロッパー人生を終えている場合ではないのです。実際には、来月から50人月、100人月程度のプロジェクトに挑む方もいらっしゃるでしょう。そう、私たちの開発現場は、それまで自分が経験したこともないような規模や知識領域、技術に挑まなければならない状況を迎えているのです。空とビットで世界は違えど、先人のパイロットたちの知恵を借りない手はありません。私たちも、現場や職場、コミュニティでハンガーフライトしましょう。

いま、皆さんの目の前にあるものは、文字になったハンガーフライトです。ここには、10人のデベロッパーたちの、さまざまな経験が詰まっています。それぞれの語り口調で、経験したことを語ってくれます。

さあ、現場に行く前に、彼らの語りに耳を傾けてみてください。あなたが、あすの現場で飛び回るためのヒントがここに、きっとあります。

(「はじめに」より)

書誌情報

  • 著者: DevLOVE関西
  • 発行日:
  • 最終更新日: 2013-11-16
  • バージョン: 0.9.0
  • ページ数: 164ページ(PDF版換算)
  • 対応フォーマット: PDF, EPUB
  • 出版社: 達人出版会

対象読者

開発を愛するすべての人。

著者について

DevLOVE関西

DevLOVEとは、開発(Develop)を愛する人たちの集まりです。
この集まりでは、開発の楽しさを再発見し、広げるために、下記2つのコンセプトのもと、明日の開発の現場に役に立つことを目指した勉強会やイベントを開催しています。
開発の楽しさを発見しよう。広げよう。
開発の現場を前進させよう。

栗栖 義臣

株式会社はてな 第2サービス開発本部 本部長
SIerでWebサイト、ECサイト、基幹システムの構築を経験した後、2008年に株式会社はてなへ転職。アプリケーションエンジニアとして「うごメモはてな」や「はてなココ」、ディレクターとして「人力検索はてな」などのサービス提供に従事。

粕谷 大輔

フリュー株式会社 プログラマ
2012年にSIerからWebプログラマに転身。現在はソーシャルゲームの開発プログラマ。「エンジニアは職業では無く生き方だ」をモットーに、各種コミュニティ活動を通して広くエンジニアとしての人生を満喫している。
奈良の能楽堂を舞台にLT大会という前代未聞のイベント開催でおなじみの「ほげ駆動勉強会」メンバー。

いろふ

どこにでも居そうなふつうのプログラマ。主にSIerでのシステム開発に携わっている。
「あたりまえのことをあたりまえにすれば、みんなもっと楽できる」と信じて楽道を模索中。2010年の関西Javaエンジニアの会をきっかけに北海道から福岡まで広くの勉強会に参加し、現在は幾つかのコミュニティを手伝ったり焚き付けたりしながら活動している。
主なコミュニティは、TDDBC、関西Javaエンジニアの会、hoge駆動、京都アジャイル勉強会、大阪Jenkins勉強会など。

川畑 雄補

株式会社サイバーエージェント所属。大阪府豊中市在住。デザイン専門学校卒業後はアップルのヘルプデスク勤務を経てWebの世界へ。 サーバエンジニア、iPhoneエンジニアを経験した後、スマートフォンのマーケティング支援やコンサルティング業務を手掛ける。現在はソーシャルゲームから広告サービスまでスマートフォン向けの各種サービスを幅広く担当。 著書は『ヒットするiPhoneアプリの作り方・売り方・育て方』(マイナビ刊)、『iPhone Web Style』(ソフトバンククリエイティブ刊)。

市谷 聡啓

開発現場のためのコミュニティDevLOVEのFounder。SIerでのシステム開発、インターネットサービス企業でのサービス開発、性質の異なるソフトウェア開発の経験を経て2011年より現職。
現在は、アジャイル開発のプロジェクトマネジメントや、顧客とともにアジャイルな開発プロジェクトを立ち上げることに注力している。また、開発現場が抱える課題の発見と解決を目的に開発コミュニティDevLOVEを2008年から立上げ、主催している。

染田 貴志

株式会社ヌーラボにて、プロジェクト管理ツール「Backlog」、ドローツール「Cacoo」の開発、インフラ運用を経て、現在はヌーラボの魅力を世界に伝えるべくエバンジェリストとして日々奮闘中。ソフトウェア開発とロックと家族を愛する二児の父。
JAWS-UG 京都支部長としてのコミュニティ活動の傍ら、Web+DB Press ( 技術評論社 ) でAWS 特集記事や @IT にて「DevOps時代の開発者ための構成管理入門」などの執筆も行う。

田口 昌宏

大学卒業後、ゲーム業界に飛び込みプログラマとして奮闘。もっと良いプロダクトを作りたくて自分のプログラミングスキルを磨くも、(オレなんかの)個人のスキルアップよりチーム力を向上した方が良いプロダクトが作れることに気付き、アジャイル開発の導入に取り組む。現在は、ソーシャルゲーム業界でスクラムマスターをやっている。
主なコミュニティ活動は、スクラム道、スクラム道関西、CEDEC 2013運営委員。

中村 洋

「お客様含めたチームをハッピーに」を考えてチームビルディングやファシリテーションをしている認定スクラムマスター(CSM)。「ええと思うなら、やったらよろしいやん」を口癖に、社内のみならず社外のチームがより良くなるお手伝いなど日々活動中。
主なコミュニティ活動はDevLOVE関西、スクラム道関西など。デブサミ関西2013実行委員長。

川端 光義

株式会社アジャイルウェア 代表取締役CEO。1998年からソフトウェア開発を15年経験。2000年からJava開発に携わり、リファクタリング本からエクストリーム・プログラミング(XP)に出会う。2003年にはXPを全面採用しアジャイル開発を実践、SS2004でXP事例の論文を発表する。その後、「バグがないプログラムのつくり方」(翔泳社)を出版、XPJUG関西支部の代表を務める。2007年、変化に強いRubyに注目し、2年後には受託開発を始める。2012年、株式会社アジャイルウェアを設立し、顧客・開発者双方の満足度を高めるため、より理想的なアジャイル開発を目指す。

川島 義隆

TIS株式会社 シニアエキスパート
品質管理からJDBCドライバまでプログラミングいたします。

目次

出撃の前に

第1章 チームをビルドする (栗栖 義臣(id:chris4403))

第2章 アジャイルな乙女ゲーム開発のおはなし (粕谷 大輔(@daiksy))

第3章 道具に関するよしなしごと (いろふ(@irof))

第4章 大きな会社の小さなマネジメント (川畑 雄補(@ku_suke))

第5章 インセプションデッキによる期待マネジメント (市谷 聡啓(@papanda))

第6章 「どうすれば価値を生み出すか」を知るためにヌーラボで行っていること (染田 貴志(@tksmd))

第7章 ゲーム業界と私 (田口 昌宏(@masahirotaguchi))

第8章 最初に行う3つのプラクティスと継続していくコツ (中村 洋(@yohhatu))

第9章 エクストリーム開発者満足&エクストリーム顧客満足のアジャイル開発~アジャイル開発から考える、究極の「生産力」~ (株式会社アジャイルウェア 代表取締役CEO 川端光義 (@agilekawabata))

第10章 ふつうの受託開発 (川島 義隆)

エピローグ

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