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内容紹介
ε-δ論法は解析学を本格的に学び、活用しようとするなら必須になるが、高校までの数学との接続が難しいため習得に時間がかかることが多い。そこで本書では、極限の直観的理解との接続を図るために「なぜε-δ論法は難しく感じられるのか」を考え、「少し見方を変えればε-δ論法は直観的理解の近くにある」ということの説明から始める。ε-δ論法をうまく使いこなすことは勿論、ε-δ論法とそれが数学にもたらした影響について多角的に解説することで、理解を深めることに役立てている。
書誌情報
- 著者: 宮島 静雄
- 発行日: 2024-11-01 (紙書籍版発行日: 2024-11-01)
- 最終更新日: 2024-11-01
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 322ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF, EPUB
- 出版社: 近代科学社
対象読者
数列,極限,1次変数,関数,無限級数,微分係数,論理学,自然数論,選択公理,集合,ニュートン,ライプニッツ,オイラー,コーシー,ユークリッド,ラグランジュ,フェルマー,ケプラーに興味がある人
著者について
宮島 静雄
1971年 東京大学卒業
1977年 東京大学大学院理学系研究科修了(理学博士)
1979年 東京理科大学講師
1992年 東京理科大学教授
2018年 東京理科大学名誉教授教授
現在に至る
主要著書『微分積分学 I, II』(共立出版,2003年)『関数解析』(横浜図書,2005年)『数学トレッキングガイド』(共著)(教育出版,2005年)『ソボレフ空間の基礎と応用』(共立出版,2006年)『微分積分学としてのベクトル解析』(共立出版,2007年)『数学小辞典第2版増補』(共編)(共立出版,2017年)