COMSOL Multiphysicsで楽しく習得する科学技術シミュレーション
4,950円 (4,500円+税)
【注意】本書のEPUB版は固定レイアウト型になっております。文字の大きさの変更や検索、引用などはお使いいただけません。画面の大きい端末でご利用ください。
関連サイト
本書の関連ページが用意されています。
内容紹介
我が国が世界をリードして豊かな社会を実現するには,コンピュータによる科学技術シミュレーションを積極的に利用することで研究開発や設計機能を整備し,顧客のニーズに合致した製品を市場に投入していくことが急務です。これを実現するため,本書では汎用有限要素解析ソフトウェア「COMSOL Multiphysics」を紹介します。
本書の特徴として数多くの題材を示した点と,本ソフトウェアを使って科学技術の諸課題を解決する過程を楽しみながら実体験できる点が挙げられます。読者は実体験を通して科学技術シミュレーションの基本的な方法やパターン(解決様式)を習得できます。
本書が,世界をリードする新しいものづくりに貢献する,科学技術の基盤であるCAEミニマムとなりますことを心より願っております。
書誌情報
- 著者: 橋口 真宜, 米 大海
- 発行日: 2024-08-30
- 最終更新日: 2024-08-30
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 378ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF, EPUB
- 出版社: 近代科学社Digital
対象読者
CAE,シミュレーション,モデリング,ジオメトリ,メッシュ,モデルビルダー,mph,プロトタイプ,PDE,深層学習,CAD,ポスト処理,V&Vに興味がある人
著者について
橋口 真宜
計測エンジニアリングシステム株式会社主席研究員,技術士(機械部門),東京農業大学客員教授,明治大学先端数理科学インスティテュート客員研究員,JSME計算力学技術者国際上級アナリスト(熱流体),固体力学1級および振動1級
米 大海
計測エンジニアリングシステム株式会社技術部部長,工学博士,JSME計算力学技術者固体力学1級
目次
第1章 超スマート社会とCAEミニマム
- 1.1 超スマート社会と科学技術
- 1.2 CAEに必要な項目とモデル開発の基本手順
第2章 COMSOL Multiphysics最速入門
- 2.1 COMSOL Multiphysics について
- 2.2 例題を使ったモデルビルダーの操作法入門
- 2.3 例題によるアプリケーションビルダーの操作法入門
- 2.4 mphファイルの扱い
- 2.5 例題によるマルチフィジックス解析最速入門
- 2.6 マニュアル,ヘルプ,ラーニングセンター
- 2.7 プロトタイプ開発
- 2.8 GUI操作をより便利にするには
- 2.9 LiveLink
第3章 フィジックスⅠ-代数方程式,常微分方程式,積分-
- 3.1 ODE/DAEインターフェースの利用
- 3.2 積分を数値計算で行う方法
- 3.3 常微分方程式
- 3.4 代数による振動問題の取り扱い
- 3.5 プログラミングの活用
第4章 フィジックスⅡ-偏微分方程式を解いてみよう-
- 4.1 PDEインターフェースの種類
- 4.2 係数型PDEインターフェースによる偏微分方程式の解法
- 4.3 一般形式PDEインターフェースによる偏微分方程式の解法
- 4.4 創成解について
- 4.5 PDEと深層学習の組み合わせによる予測時間の短縮
- 4.6 解析力学への応用
第5章 ジオメトリ
- 5.1 ジオメトリの役割
- 5.2 ジオメトリ最速入門
- 5.3 CADデータ
- 5.4 ジオメトリと計算解析
- 5.5 ジオメトリシーケンスの再利用
- 5.6 トポロジー,パラメタ表現,ジオメトリエンティティレベル
第6章 メッシュ
- 6.1 メッシュについて
- 6.2 メッシュ作成の最速入門
第7章 ポスト処理-グラフィックスを中心に-
- 7.1 可視化(Visualization)について
- 7.2 可視化への最速入門
- 7.3 ポスト処理に関して押さえておくべき事項
- 7.4 数学的な教育・研究への応用