β版について
本書のステータスは現在β版であり、現在、著者やレビュアの方々により追加・修正が行われている段階です。 いま購入されてお読みいただけるのはその途上の原稿を元にしたものです。 最終的に正式公開されたものもダウンロードしお読みになることはできますが、 正式公開版を読みたい方には今しばらくお待ちいただくことになります。あらかじめご了承ください。
書誌情報
- 著者: あんどうやすし
- 発行日: 2011-07-11
- 最終更新日: 2011-07-11
- バージョン: 0.9.0
- ページ数: 85ページ(A4PDF版換算)
- 対応フォーマット: EPUB, PDF
- 出版社: 達人出版会
対象読者
JavaScriptの基本的な知識はすでにあり、JavaScriptで物理エンジンを使いたい方。手軽に試せる物理エンジンを探している方(特にウェブ系の開発者)。
著者について
あんどうやすし
あんどうやすし(@technohippy)は、ゲームプラットフォームではない方のSNSサービスの会社で働く開発者です。気持ちはRubyプログラマ(好きなメソッドはArray#[]=)ですが、前職場と現職場で主に利用される言語はPerlで、さらに私が主に使用する言語はObjective-Cだったりするので、最近アイデンティティに揺らぎを覚えます。
Box2DJSは私がシャレと勢いで一週間くらいかけてAS3版の物理エンジンをJavaScriptに移植したものですが、昨今のHTML5ブームの中、派手なデモ用に便利ということで、気がつくとGoogleやMSなんかの大きな会社のデモサイトで使われていたりしました。実は最近はJSでもBox2DJS以外の物理エンジンが利用できたりするんですが、まぁだからといってBox2DJSが使えなくなるわけでもなし、入門書があればあったで嬉しい人もいるかもしれない、というユルイ気持ちで本を書きました。
著書に「Google Wave入門」(2010年、日経BP社)があります。諸事情によりたぶんいっぱい余っているので、歴史の書、もしくは一人の漢の挑戦と敗北の記録として買ってもらえると嬉しいです。
目次
まえがき
- 本書について
- 謝辞
第1章 はじめに
- 物理エンジンとは
- Box2DJSとは
- Box2DJSの使用例
第2章 世界を構築する
- 準備する
- 基本を学ぶ
- さまざまな図形を使用する
- 複数の図形を組み合わせる
- 物体を繋ぐ
- 様々なジョイントを使用する
- 物体やジョイントを削除する
第3章 世界の情報を読み取る
- すべての物体とジョイントを走査する
- ある点が物体内部に含まれるかどうかを調べる
- ジョイントの情報を読み取る
- 図形の情報を読み取る
- 物体の情報を読み取る
第4章 世界を操作する
- 物体の位置を変更する
- 物体の速度や角速度を指定する
- 物体に力を加える
- 物体にトルクを加える
- 物体に衝撃を加える
- ジョイントを通じて力を加える
第5章 ゲームを作成する
- ゲーム概要
- 物体に独自の情報を設定する
- マウスで物体を操作する
- 衝突を処理する
- 衝突を細かく制御する
- 画面を描画する
- ソースコード全文
APIリファレンス
- b2World
- b2Body
- b2Shape
- b2Joint
- b2Contact
- b2Vec2