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内容紹介
本書では,情報技術の利活用を通して重要になる情報ならびに情報技術に係る倫理についての様々な考え方を紹介します.本書により①倫理と情報技術についての用語を理解②情報技術開発で必要となる倫理面での課題と解決手法を理解③情報技術がもたらす社会的影響を理解④情報技術者が遵守すべき法令と制度を知っている、これらの能力を身につけられることを想定しています.発展を続ける情報技術社会の中で本書を役立てていただければ幸いです.
書誌情報
- 著者: 山本 修一郎
- 発行日: 2025-03-07
- 最終更新日: 2025-03-07
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 264ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF, EPUB
- 出版社: 近代科学社Digital
対象読者
情報システム,システム開発,EthicsbyDesign,情報技術,SNS,炎上,AI,企業倫理,情報リテラシー,個人情報保護法,知的財産保護法,製造物責任法,コンプライアンス,内部告発,SDGs,品質保証,Society5.0,IoT,ゲーム開発,サイバー犯罪に興味がある人
著者について
山本 修一郎

1979年名古屋大学大学院工学研究科情報工学専攻修了.
同年日本電信電話公社入社.2002年(株)NTTデータ技術開発本部副本部長.2007年同社初代フェロー,システム科学研究所所長.2009年名古屋大学教授.2020年名古屋大学名誉教授.同年電子情報通信学会フェロー.
現在,名古屋国際工科専門職大学情報工学科 学科長 教授.
著書
『要求定義・要求仕様の作り方』(ソフト・リサーチ・センター,2006)『ゴール指向による!! システム要求管理』(ソフト・リサーチ・センター,2007)『CMCで変わる組織コミュニケーション』(NTT出版,2010)『要求開発の基礎知識』(近代科学社Digital,2019)『DXの基礎知識』(近代科学社Digital,2020)
目次
第1章 情報技術と倫理
- 1.1 倫理の必要性
- 1.2 倫理学
- 1.3 倫理と法律
第2章 技術者倫理
- 2.1 技術者倫理の必要性
- 2.2 倫理原則
第3章 企業倫理
- 3.1 企業倫理の必要性
- 3.2 企業の不正
- 3.3 内部告発
第4章 情報リテラシー
- 4.1 情報リテラシーの必要性
- 4.2 情報技術の社会への浸透と情報活用知識
- 4.3 主体的な情報リテラシーの姿勢
第5章 メディアの情報倫理
- 5.1 メディア情報倫理の必要性
- 5.2 CMCの情報倫理
- 5.3 SNSの情報倫理
- 5.4 SNS上の犯罪行為
第6章 サイバー空間の情報倫理
- 6.1 サイバー空間における倫理
- 6.2 サイバー空間の情報活用ルール
- 6.3 サイバー空間の情報提示ルール
- 6.4 情報倫理を考慮したサイバー空間のデザイン
- 6.5 サイバー倫理
第7章 SDGsの情報倫理
- 7.1 社会の持続可能性と情報倫理
- 7.2 SDGsと情報倫理
- 7.3 ELSIと情報倫理
- 7.4 今後の展望
第8章 ソフトウェア開発と倫理
- 8.1 ソフトウェア開発における倫理の必要性
- 8.2 ソフトウェア開発の倫理綱領
- 8.3 システム開発失敗事例
- 8.4 品質保証手法
第9章 AIと情報倫理
- 9.1 倫理的AIの必要性
- 9.2 AIがもたらす社会変化
- 9.3 AIと法制度の関係
- 9.4 Ethics by Design
- 9.5 AI間相互作用の情報倫理
第10章 IoTと情報倫理
- 10.1 IoTとは
- 10.2 IoTがもたらす社会変化
- 10.3 ビッグデータ操作の情報倫理
- 10.4 IoT開発における情報倫理
- 10.5 IoT間相互作用の情報倫理
第11章 ロボットと情報倫理
- 11.1 ロボット情報倫理の必要性
- 11.2 ロボットがもたらす社会変化
- 11.3 ロボットと法制度
- 11.4 ロボット開発における情報倫理
- 11.5 ロボット間相互作用の情報倫理
第12章 ゲームと情報倫理
- 12.1 ゲームにおける情報倫理の必要性
- 12.2 ゲームがもたらす社会変化
- 12.3 ゲームと法制度
- 12.4 ゲーム開発における情報倫理