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跡倉ナップと中央構造線 異地性岩体に秘められた日本列島の歴史

近代科学社Digital

4,620円 (4,200円+税)

跡倉ナップは日本の代表的なナップの一つで,中央構造線の形成,西南日本と東北日本の関係,フォッサマグナの対曲を考える上で鍵となる存在になっています。本書は跡倉問題の研究の歴史,研究の流れを一通り見ることを目的として書かれたものであり,発表された論文や報告に基づいて研究の流れを追ったものです。

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内容紹介

跡倉ナップは日本の代表的なナップの一つで,中央構造線の形成,西南日本と東北日本の関係,フォッサマグナの対曲を考える上で鍵となる存在になっています。跡倉ナップをめぐる問題は古くて新しい問題であり,本書ではこれを跡倉問題と呼びます。

本書は跡倉問題の研究の歴史,研究の流れを一通り見ることを目的として書かれたものであり,発表された論文や報告に基づいて研究の流れを追ったものです。得られては失われ,たどり着いたと思えばそこが出発点,というような跡倉問題の複雑で難解な研究の歴史の,おおよその流れを記そうとした本書が,少しでもお役に立てば幸いです。

書誌情報

  • 著者: 小坂 和夫
  • 発行日:
  • 最終更新日: 2024-08-30
  • バージョン: 1.0.0
  • ページ数: 346ページ(PDF版換算)
  • 対応フォーマット: PDF, EPUB
  • 出版社: 近代科学社Digital

対象読者

フォッサマグナ,地質,地層,地質学,石英,花崗岩,堂平山,関東平野,露頭,関東山地,小岩体,ナップ,クリッペ,ハイマート,断層,丘陵に興味がある人

著者について

小坂 和夫

1980年 東京大学大学院理学系研究科修了(理学博士)1980-2017年 日本大学勤務

目次

第1章 大霧山ナップと堂平山クリッペ-1910年代~1930年代

第2章 跡倉クリッペ-1940年代~1970年代

第3章 下仁田構造帯-1960年代

第4章 奈良梨断層と金勝山石英閃緑岩-1970年代とその前後

第5章 小岩体発見の努力と室内分析の威力-1980年代とその後

第6章 中央構造線-1980年代~2010年頃

第7章 クリッペのハイマート(ふるさと)-1980年代~2010年頃

第8章 クリッペの構造とナップの移動-1990年代~2010年頃

第9章 花崗岩質の礫の不思議-研究の歴史と共に

第10章 跡倉問題の現在-2010年頃以降

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