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ヤマハルーターでつくるインターネットVPN[第5版]

マイナビ出版

4,730円 (4,300円+税)

ヤマハ株式会社が製造・販売しているVPNルーターのNetVolanteシリーズ、RTXシリーズを主たる対象にして、インターネットVPNを構築するためのノウハウをわかりやすく解説。対象機種はNetVolanteシリーズ(NVR500/NVR510/NVR700W)、RTXシリーズ(RTX810/RTX830/RTX1210/RTX3500/RTX5000)。

関連サイト

本書の関連ページが用意されています。

内容紹介

ヤマハルーターでのVPN構築方法を分かりやすく解説

本書は、ヤマハ株式会社が製造・販売しているVPNルーターのNetVolanteシリーズ、RTXシリーズを主たる対象にして、インターネットVPNを構築するためのノウハウについてまとめたものです。IP-VPNサービスや広域イーサネット・サービスの利用がコスト面の事情から難しいSOHOユーザー、あるいは中小規模のユーザーを主な想定ユーザーとしています。対象機種は、執筆時点で販売されている以下の機種です。

・NetVolanteシリーズ: NVR500、NVR510、NVR700W
・RTXシリーズ:  RTX810、RTX830、RTX1210、RTX3500、RTX5000

VPN、特にIPsecを利用する場合には「設定が難しそう」という先入観があります。これは、設定すべき項目が多岐にわたり、しかも設定ミスが動作不能に直結することと、ルーターのファイアウォール機能やNAT機能のようにVPNの動作に影響を及ぼす要素が多い事情によります。

そこで少しでも敷居を下げようというのが本書のねらいです。そのため、設定やトラブルシューティングに関わるVPNプロトコルの基礎知識から解説しているほか、設定例ごとに「チェックリスト」や「コマンドリスト」を用意して、間違いなく設定を行えるようにするための工夫を凝らしています。また、Web GUIによる設定とコマンドの両方について説明しています。

VPNの他、ヤマハルーターが備える付加機能として、通信品質を確保するためのQoS 機能、バックアップ機能や、そして近年の一押しである「ネットワークの見える化」にも言及しています。

本書が、ヤマハルーターを利用してインターネットVPNを構築・活用するユーザーの皆さんのために、いくらかでもお役に立てば幸いです。

書誌情報

  • 著者: 井上 孝司, のびきよ(著), ヤマハ株式会社(協力)
  • 発行日: (紙書籍版発行日: 2018-03-14)
  • 最終更新日: 2018-03-14
  • バージョン: 1.0.0
  • ページ数: ページ(PDF版換算)
  • 対応フォーマット: PDF
  • 出版社: マイナビ出版

対象読者

著者について

井上 孝司

1999年春にマイクロソフト株式会社(当時)を退職して独立、著述の道に入る。当初はIT 分野の著述活動を手掛け、その中でもヤマハルーターの解説書はロングセラーとなっている。現在は航空・軍事・鉄道といった分野を中心にして著述活動を展開しており、各分野の専門誌に寄稿中。『配線略図で広がる鉄の世界』(秀和システム)で、2010年3月に第35回交通図書賞一般部門・奨励賞を受賞。 http://www.kojii.net/

のびきよ

2004年に「ネットワーク入門サイト」を立ち上げ、初心者にも分かりやすいようネットワーク全般の技術解説を掲載中。 その他「ホームページ入門サイト」等、技術系サイトの執筆を中心に活動中。著書に『短期集中! CCNA Routing and Switching/CCENT教本』『現場のプロが教える!ネットワーク運用管理の教科書』(マイナビ出版)がある。 http://beginners-network.com/

ヤマハ株式会社

目次

1章VPNとは

  • 1.1 VPNの基本的な考え方
  • 1.2 VPNを利用するメリット
  • 1.3 VPNの利用形態
  • 1.4 VPNルーターと普通のルーターの違い
  • 1.5 ヤマハルーター導入のメリット
  • 1.6 目的別・用途別の機種選択

2章VPN関連技術の基本.

  • 2.1 VPNとカプセル化(前編)
  • 2.2 VPNとカプセル化(後編)
  • 2.3 VPNの関連技術 : PPTP
  • 2.4 VPNの関連技術 : IPsec
  • 2.5 VPNの関連技術:L2TP/IPsec
  • 2.6 PPTP、L2TP/IPsec、IPsecの使い分け
  • 2.7 VPNとMTUの関係、Path MTU Discoveryについて

3章ルーターを設置したら最初に行う準備作業

  • 3.1 導入前のチェックポイント
  • 3.2 設定におけるチェックポイント
  • 3.3 ルーターの設定を行う手段
  • 3.4 Web GUIによる基本設定(NVR510、NVR700W、RTX830、RTX1210)
  • 3.5 「かんたん設定ページ」による基本設定(NVR500、RTX810)
  • 3.6 コマンドによる基本設定
  • 3.7 まずVPN 抜きの動作確認を

4章IPsecによる拠点間接続VPN

  • 4.1 拠点間接続VPNのために必要な設定
  • 4.2 LAN 間接続でルーティングの設定が必要になる理由
  • 4.3 ネットボランチDNSとIPsecの組み合わせ
  • 4.4 Web GUIによる拠点間接続設定(NVR700W、RTX830、RTX1210)
  • 4.5 コマンドによる拠点間接続設定

5章多拠点VPNを構成する際の考え方と機種選択

  • 5.1 多拠点VPNを構成する際の考え方と機種選択
  • 5.2 多拠点VPNにおけるルーティング設定の注意点
  • 5.3 Web GUIによる多拠点接続VPN設定
  • 5.4 コマンドによる多拠点接続VPN設定

6章PPTPによるリモートアクセスVPN

  • 6.1 PPTPによるリモートアクセスVPNの構成
  • 6.2 Web GUIによるPPTPの設定(NVR510、NVR700W、RTX830、RTX1210)
  • 6.3 「かんたん設定ページ」によるPPTPの設定(NVR500、RTX810)
  • 6.4 コマンドによるPPTPの設定
  • 6.5 PPTPクライアントの設定と利用

7章L2TP/IPsecによるリモートアクセスVPN

  • 7.1 L2TP/IPsecによるリモートアクセスVPNの構成
  • 7.2 Web GUIによるL2TP/IPsecの設定(NVR510、NVR700W、RTX830、RTX1210)
  • 7.3 コマンドによるL2TP/IPsecの設定
  • 7.4 L2TP/IPsecクライアントの設定と利用

8章フレッツ・VPNワイドによるLAN間接続

  • 8.1 フレッツ・VPNワイドの概要
  • 8.2 フレッツ・VPNワイドとインターネット接続の共存
  • 8.3 フレッツ・VPNワイド(端末型)利用時の拠点間接続(IPIP)
  • 8.4 フレッツ・VPNワイド(端末型)利用時の拠点間接続(IPsec)
  • 8.5 フレッツ・VPNワイド(LAN型)利用時の拠点間接続
  • 8.6 サービス情報サイトへの接続

9章VPN実現後の品質改善・活用提案・注意点

  • 9.1 SSHサーバー機能の設定
  • 9.2 ログに関する設定善
  • 9.3 UPnPの設定
  • 9.4 VPNの通信品質確保
  • 9.5 VPNのパフォーマンス改善
  • 9.6 拠点間接続VPNとVoIPの組み合わせ
  • 9.7 拠点間接続VPNの注意点
  • 9.8 リモートアクセスVPNの注意点
  • 9.9 VPNのトラブルシューティング

10章ヤマハルーターの高度な利用例

  • 10.1 ネットワークの見える化とは
  • 10.2 TECHINFO機能の活用
  • 10.3 高度なQoS 関連機能の利用
  • 10.4 トンネル・経路のバックアップ
  • 10.5 ヤマハルーターが備えるセキュリティ関連機能

11章ヤマハルーターの保守.

  • 11.1 設定情報のバックアップとTFTPによる送受信
  • 11.2 ルーター設定の初期化
  • 11.3 リビジョンの確認とファームウェア入手
  • 11.4 リビジョンアップ手順
  • 11.5 知っておくと便利なワザいろいろ

● 参考情報1 クラウドサービスとVPNの組み合わせ例

● 参考情報2 IKEバージョン2の設定

● 参考情報3 他社製品とのIPsec 相互接続について

● 参考情報4 執筆時点の最新ファームウェア

● 参考情報5 参考サイト

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