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Windows Server 2012&クラウドで実現する耐障害性対策・BCP対策

KADOKAWA/アスキー・メディアワークス

3,520円 (3,200円+税)

障害に負けない強靭なシステム構築を伝授! Windows Server 2012の冗長化やクラスターシステムの構築、Active DirectoryとWindows Azureとの連携、Office 365を活用したBCP対策などを徹底解説。

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内容紹介

本書では、Windows Server 2012 およびWindows Server 2012 R2 で提供される数多くの機能の中からビジネス継続性対策(BCP:Business Continuity Planning)に役立つ可用性機能、バックアップ機能、クラウドについて説明している。

クラウドについては、より多くの画面イメージを記載しつつ、Office 365 のセットアップ方法だけではなく、セットアップに必要なSSL 証明書の作成などの説明、ADFS で取るべき冗長化構成例なども挙げている。システムを構成する上で必要となる全体作業イメージを把握できることにポイントをおいている。

なお、IT システム全般の要ともなるID 基盤については、ビジネス継続性対策の一般的な考え方と課題を示した。あわせて、課題解決のための具体的なクラウドサービス活用シナリオも紹介している。

また、主にシステム移行で活用できるMicrosoft 提供の無償ツールを、利用時におけるポイントとあわせて紹介した。紹介する無償ツールを利用することで、Active Directory およびファイルサーバーを迅速かつ確実に移行することが可能となる。加えてWindows OS 展開についても説明しているため、サーバーのみならず、クライアント環境に対しても活用できる内容となっている。

本書が、Microsoft が提供しているホワイトペーパーやTechNet などの技術文書の内容を理解するための具体的なシステム機能イメージを持つための一助になればと思う。そしてWindows Serve 2012/2012 R2 を活用し、さらなるビジネスの継続性と運用の効率化向上へとつなげてほしい。

(「はじめに」より)

書誌情報

  • 著者: 株式会社CSK Winテクノロジ:尾谷武弘, 秋葉康智, 鈴木健太, 浅野多賀也, 増井匡範, 渡邊崇彦, 左部貴士
  • 発行日:
  • 最終更新日: 2013-12-28
  • バージョン: 1.0.0
  • ページ数: 329ページ(PDF版換算)
  • 対応フォーマット: PDF, EPUB
  • 出版社: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス

対象読者

Windows Server管理者、Windowsネットワーク設計者

著者について

株式会社CSK Winテクノロジ:尾谷武弘

株式会社CSK Win テクノロジ第一事業部開発部第一開発課。Windows Server 2012/2012 R2 の認証、仮想化、クラウドを中心としたインフラ設計・構築を担当。

秋葉康智

株式会社CSK Win テクノロジ第一事業部開発部第一開発課。Windows Server 2012/2012 R2 の認証、仮想化、クラウドを中心としたインフラ設計・構築を担当。

鈴木健太

株式会社CSK Win テクノロジ第一事業部開発部第一開発課。Windows Server 2012/2012 R2 の認証、System Center 製品群を中心としたインフラ設計・構築を担当。

浅野多賀也

株式会社CSK Win テクノロジ第一事業部開発部第一開発課。Windows Server 2012/2012 R2 の認証、運用管理を中心としたインフラ設計・構築を担当。

増井匡範

株式会社CSK Win テクノロジ第一事業部開発部第一開発課。Windows Server 2012/2012 R の認証、およびSystem Center 製品群を中心としたインフラ設計・構築を担当。

渡邊崇彦

株式会社CSK Win テクノロジ第一事業部開発部第一開発課。Windows Server 2012/2012 R2、およびSystem Center 製品群、クラウドを中心としたインフラ設計・構築を担当。

左部貴士

株式会社CSK Win テクノロジ第一事業部開発部第一開発課。Windows Server 2012/2012 R2、およびSystem Center 製品群を中心としたインフラ設計・構築を担当。

目次

はじめに

第1章 Windows Server 2012で実現する耐障害性、BCP対策とは

  • 1.1 背景
  • 1.2 耐障害性対策
  • 1.2.1 フェールオーバークラスタリング(WSFC)
  • 1.2.2 スケールアウトファイルサーバー
  • 1.2.3 DHCPフェールオーバー
  • 1.3 BCP対策
  • 1.3.1 Hyper-Vレプリカ
  • 1.4 クラウド
  • 1.4.1 Windows Azure Active Directory(Windows Azure AD)
  • 1.4.2 Windows Azure Backup

第2章 Windows Server 2012を利用したシステムの冗長化

  • 2.1 フェールオーバークラスタリング(WSFC)
  • 2.1.1 WSFCの概要
  • 2.1.2 WSFCの利用用途
  • 2.1.3 WSFCの構成
  • 2.1.4 WSFCの構築
  • 2.2 NLB(Network Load Balancer)
  • 2.2.1 NLBの概要
  • 2.2.2 NLBの利用用途
  • 2.2.3 NLBクラスターを構築
  • 2.2.4 負荷配分の構成
  • 2.2.5 NLBログの設定
  • 2.2.6 NLBクラスターを管理するためのPowerShell一覧
  • 2.3 ファイルサーバーの冗長化構成
  • 2.3.1 スケールアウト可能なファイルサーバーの概要
  • 2.3.2 スケールアウトファイルサーバーの構成
  • 2.4 DHCP(動的ホスト構成プロトコル)
  • 2.4.1 DHCPの概要
  • 2.4.2 DHCPのフェールオーバー
  • 2.4.3 DHCPのフェールオーバーの構成
  • 2.5 Hyper-Vレプリカ
  • 2.5.1 Hyper-Vレプリカの概要
  • 2.5.2 Hyper-Vレプリカの冗長化
  • 2.5.3 Hyper-Vレプリカの構成

第3章 クラウドサービス(Office 365)の利用

  • 3.1 オンプレミスActive DirectoryとOffice 365の連携
  • 3.2 事前準備
  • 3.2.1 Office 365の申し込み
  • 3.2.2 独自ドメインの取得
  • 3.2.3 Office 365ドメインのアクティブ化
  • 3.2.4 独自ドメインの追加
  • 3.2.5 ユーザーの追加とライセンスの割り当て
  • 3.2.6 ドメインの目的
  • 3.2.7 ドメインアクティブ化の完了
  • 3.2.8 ユーザーデータのインポート
  • 3.2.9 サービス使用の開始
  • 3.3 Active Directory設定変更(オンプレミス側)
  • 3.3.1 ADFS用サービスアカウントの作成
  • 3.3.2 代替UPNサフィックスの設定
  • 3.3.3 Active Directory DNSゾーンの作成
  • 3.3.4 Aレコードの登録
  • 3.4 Office 365セットアップモジュールのダウンロード
  • 3.5 ADFSの構成
  • 3.5.1 SSL証明書の作成
  • 3.5.2 SSL証明書のインポート
  • 3.5.3 SSL証明書のバックアップ
  • 3.5.4 SSL証明書のバインド
  • 3.5.5 ADFSの初期構成
  • 3.5.6 サインインアシスタントのインストール
  • 3.5.7 Windows Azure Active Directoryモジュールのインストール
  • 3.5.8 フェデレーションコマンドの実行
  • 3.6 ディレクトリ同期サーバーの構成
  • 3.6.1 ディレクトリ同期サーバーのインストール
  • 3.6.2 ディレクトリ同期の実行
  • 3.6.3 ディレクトリ同期の確認
  • 3.7 Office 365用ライセンスの割り当て
  • 3.8 シングルサインオンの確認
  • 3.9 ADFS Proxyの構成
  • 3.9.1 hostsファイルの編集
  • 3.9.2 ADFS Proxyのインストール
  • 3.9.3 SSL証明書のインポート
  • 3.9.4 SSL証明書のバインド
  • 3.9.5 ADFS Proxyの初期構成
  • 3.9.6 ADFS Proxy経由の接続
  • 3.10 オンプレミスADとOffice 365の連携時の冗長化(負荷分散)構成

第4章 クラウドサービスを利用したID基盤(Active Directory)

  • 4.1 ID基盤のクラウドサービス利用シナリオ
  • 4.1.1 クラウドインフラストラクチャを利用したID基盤の事業継続計画(BCP)
  • 4.1.2 クラウドサービスの利用におけるID管理
  • 4.2 Windows Azure Virtual Machineでのコンピューター作成手順

第5章 クラウドサービスを利用したデータバックアップ

  • 5.1 Windows Server Backup
  • 5.1.1 Windows Server BackupとNTBackupの違い
  • 5.1.2 Windows Server 2012で強化されたバックアップ機能について
  • 5.1.3 Windows Azure Backupについて
  • 5.1.4 Windows Azure Backup 5つの強化点
  • 5.2 Windows Azure Backupを利用したバックアップについて
  • 5.2.1 Windows Azure Backupを利用したバックアップの設定方法
  • 5.2.2 Windows Azure Backupの課金体系

第6章 便利なMicrosoft無償ツールの利用シナリオ

  • 6.1 Windows Server 2012をクライアントOSからリモート管理
  • 6.1.1 RSATの概要
  • 6.1.2 RSATの利用用途
  • 6.2 Windows ADKによるOS展開管理
  • 6.2.1 Windows ADKの概要
  • 6.2.2 Windows ADKの主要ツール
  • 6.3 Microsoft Deployment ToolkitによるOS展開
  • 6.3.1 MDTの概要
  • 6.3.2 オペレーティングシステムの展開手法
  • 6.3.3 インストールの種類
  • 6.3.4 Windows展開に必要なコンポーネント
  • 6.3.5 イメージ展開ステップ
  • 6.3.6 MDT 2012 Update1のインストール
  • 6.3.7 ライトタッチ展開のステップ概要
  • 6.3.8 展開ステップ概要
  • 6.4 企業間や企業内グループ間の合併統合などによる、Active Directory統合(移行)
  • 6.4.1 Active Directory移行ツール(ADMT)
  • 6.5 ファイルサーバーリプレース時のファイルサーバーサイジング、移行
  • 6.5.1 FSCT(File Server Capacity Tool)
  • 6.5.2 FSMT(Microsoft File Server Migration Toolkit)
  • 6.5.3 Robocopy(Windowsの堅牢性の高いファイルコピー)

著者プロフィール

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