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内容紹介
出版のルールはどう変わったのか?
アマゾン「帝国」に希望はあるか?
出版社と読者をつなぐテクノロジーは?
世界中のトップ・イノベーターや出版ビジネスのエキスパートが集まるTOCカンファレンス(Tools of Change for Publishing)。そのコミュニティで日夜行われてきた議論を、イノベーション、DRM、オープン、マーケティング、フォーマットなど12のテーマに沿って読み進める。デジタルによる産業革命に直面する出版人および全ての企業人のための一冊!
書誌情報
- 著者: オライリー・メディア(編), 秦隆司(訳), 宮家あゆみ(訳), 室大輔(訳)
- ページ数: 216ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF, EPUB
- 出版社: ボイジャー
対象読者
「本」に興味のある人、紙の書籍と電子書籍の未来が気になる人
著者について
オライリー・メディア
米国カリフォルニア州に本社を置くメディア企業。代表ティム・オライリー氏のもと、コンピューター関連書籍、Webサービス、カンファレンスの開催などを中心に行う。
目次
日本語版の刊行にあたってーTOCの始まりと終わり
イントロダクション
第1章 イノベーション
- アジャイル方式が出版社を救う/パーセプティブ・メディア:古いメディアの壁を打ち破る/Kindle Fire対iPad:「まずまず」では勝てない/古いものにも価値がある など
第2章 収益モデル
- いまやコンテンツだけでは勝負できない/アマゾンとeBookとプロモーション/中古eBookの新しい命/書籍内課金/中古eBookのエコシステムが有意義な理由
第3章 リッチコンテンツ
- インタラクティビティ:まだ理屈に合わない過渡期にいる現状/eBookはこれで十分?
第4章 データ
- データを物語に変換する/崩壊する出版マーケティングをビッグ・データが救う/「ビッグ・ブラザー」のようなeBook書店の登場?
第5章 DRMと囲い込み
- eBookフォーマットの標準化とDRM放棄の時代が来た!/問題を解決しない「軽量」DRM/アマゾンの中性化/アマゾン庭園の囲いを高くするレンガ、Kindleシリアルズ など
第6章 オープン
- 「オープン」出版の未来/フリーと媒体 VS メッセージ/オープンAPIで読者コミュニティを作る/一度買えば、同期はどこでも
第7章 マーケティング
- 基本的には変わっていないオーサー・プラットフォームと急速に変化を遂げるツール/eBookサンプルの悲しい現状と4つの改善法/図書館と出版社の協力:ディスカバラビリティと流通 など
第8章 ダイレクトセールス
- 隠れた傾向を明らかにするダイレクトセールス/直販チャネルと新しいツールがもたらす自由と柔軟性/ブランドですよ、お馬鹿さん! など
第9章 法律
- フェアユース:言論の自由の主観的で狭く入り組んだ安全地域/eBookの貸出し VS 所有/削除要求を招いたスクリーンショット、リンク、賞賛の言葉
第10章 フォーマット
- オープンウェブのためのポータブル・ドキュメント/iOS6 とAndroidとHTML5:最後に残るのはどの出版プラットフォーム?/レスポンシブ・コンテンツ など
第11章 価格
- 海賊版と価格と秘蔵eBook/ページ数と価格と価値についての提案/eBookの価格とフォーマットの明るい未来
第12章 プロダクション
- ニュー・ニュー・タイポグラフィ/BookJSはブラウザを印刷物の組版エンジンに変える/InDesign VS CSS/数式の組版/Kindleほしいものリスト(2013年版) など