Unity AR FoundationによるARアプリ開発入門
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内容紹介
AR(Augmented Reality、拡張現実感)とは、現実世界に仮想物体(仮想環境)を付加する技術です。近年、モバイル端末や民生用ゲーム機器が高性能になったことにより、身近に使用できるARアプリが実験的レベルから実用的レベルへ向上してきました。また、これまでハードウェアに依存していたAR のフレームワーク(Android 用ARCore、iOS用ARKit など)が、2018年からUnityが提供するAR Foundationにより統合的に扱えるようになり、AR アプリ開発環境が整ってきました。今後、さらに高度で多様なARアプリの開発が期待されます。
●本書は、AR Foundationについて、その代表的なAR機能を操作する各種命令の詳細解説およびC#サンプルスクリプトからなる解説書です。AR Foundation がサポートするプラットフォームのうち、AndroidおよびiOS を扱います。
●本書は次の3項目に該当する方を対象とし、その方々のAR アプリ開発支援を目的としています。
自分でAR アプリを開発したいと考えている方/Unityの入門書を読み終えた初学者の方/C#言語の基本的文法(データ型、ifなどの基本制御構造、基本的なクラスの使い方など)を理解している方
●本書の主な特色を次に示します。
(1)メソッドなどの汎用的な書式と使用例の提示
(2)自作アプリに転用しやすいサンプルスクリプト
なお、サンプルスクリプトは、次の環境の下で動作が確認されています。
・Unity 2020.2.5f1 Personal、AR Foundation 4.1.5
・パソコンWindows 10 Home 20H2、macOS Big Sur 11.2 & Xcode 12.4
・モバイル端末Galaxy A41(Android 10)、iPhone SE(iOS 14.4)
書誌情報
- 著者: 多田 憲孝
- 発行日: 2021-04-23 (紙書籍版発行日: 2021-04-23)
- 最終更新日: 2021-04-23
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 196ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF, EPUB
- 出版社: インプレス NextPublishing
対象読者
ARCore,ARKit,AR Camera,CheckAvailability,ARSession.state,AR Plane Manager,Input System,AR Raycast Manager,TrackableType,Quaternion,ARSessionOrigin,MakeContentAppeareAt,Interaction,Descriptor,GetSubsystem,AR Face Managerに興味がある人
著者について
多田 憲孝
新潟工業短期大学教授、大阪国際大学教授を経て、現在プログラミングスクール「Wonder Processor」代表。大阪国際大学名誉教授。1972年よりFortran言語でプログラミングを始める。振動解析、教育システム、人工知能、スポーツ工学分野の運動解析・指導システムなどの研究に従事。スキーの回転運動の数値解析を基に、VRを利用したスキーシミュレーターやARを利用したスキー指導システムを開発。大学では、情報関連の講義および演習を担当。
目次
はじめに
- 各章の概要
- 本書の利用に際し
- 電子書籍閲覧に関するご注意
目次
第1章 ARアプリ開発環境の構築
- 1.1 ARとAR Foundationの概要
- 1.2 Unityの設定
- 1.3 基本シーンの作成
- 1.4 ARのサポート調査に関する命令と処理例
- 1.5 サンプルスクリプト(ARのサポート調査)
第2章 平面検出(Plane Detection)
- 2.1 平面検出の概要
- 2.2 平面検出・レイキャスト関連コンポーネントの設定
- 2.3 平面検出・レイキャストに関する命令と処理例
- 2.4 サンプルスクリプト(平面検出)
第3章 スケールと回転
- 3.1 スケール(拡大/縮小)と回転に関する命令と処理例
- 3.2 サンプルスクリプト(スケールと回転)
第4章 機能のサポート調査
- 4.1 機能のサポート調査に関する命令と処理例
- 4.2 サンプルスクリプト(機能のサポート調査)
第5章 顔検出(Face Tracking)
- 5.1 顔検出の概要
- 5.2 マスクの作成
- 5.3 顔検出に関する命令と処理例
- 5.4 サンプルスクリプト(マスクの貼り付け)
- 5.5 顔検出により得られる座標系
- 5.6 顔に装着する仮想物体の作成
- 5.7 サンプルスクリプト(メガネの装着)
第6章 イメージ検出(Image Tracking)
- 6.1 イメージ検出の概要
- 6.2 ARマーカーおよび参照画像ライブラリーの作成
- 6.3 イメージ検出に関する命令と処理例
- 6.4 サンプルスクリプト(イメージ検出)
第7章 光源推定(Light Estimation)
- 7.1 光源推定の概要
- 7.2 光源推定に関する命令と処理例
- 7.3 サンプルスクリプト(光源推定)
第8章 オクルージョン(Occlusion)
- 8.1 オクルージョンの概要
- 8.2 シェーダープログラミング
- 8.3 サンプルスクリプト(平面オクルージョン)
第9章 インタラクション(Interaction)
- 9.1 インタラクションの概要
- 9.2 XR Interaction Toolkitの設定
- 9.3 インタラクションに関する命令と処理例
- 9.4 サンプルスクリプト(インタラクション)