技術と法律
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内容紹介
最新テクノロジーの論点を法律の側面から解説!
本書はテクノロジーの最新テーマを法律の側面から専門家が解説した寄稿集です。IoTやパーソナルデータの収集など身近なテーマから、民事訴訟におけるソースコードの取り扱いなどについても気鋭の専門家が論じています。
書誌情報
- 著者: Smips 技術と法律プロジェクト(編), 伊藤 太一, 日置 巴美, 木下 忠, 足立 昌聰, 隅藏 康一, 新井 秀美, 岩崎 弾, 原 亮(著)
- 発行日: 2018-01-19 (紙書籍版発行日: 2018-01-19)
- 最終更新日: 2019-04-05
- バージョン: 1.1.0
- ページ数: 60ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF, EPUB
- 出版社: インプレス NextPublishing
対象読者
著者について
Smips 技術と法律プロジェクト
伊藤 太一
弁護士法人淀屋橋・山上合同 弁護士
弁護士・応用情報技術者・測量士補・危険物取扱者甲種・マイナンバー検定1級・元裁判官。5年間裁判官として勤務し,判事補及び検事の弁護士職務経験に関する法律に基づき、2年の紐付きではあるものの弁護士業を満喫中。いわゆる資格マニアの元理系(化学)ロイヤーです。
日置 巴美
弁護士法人内田・鮫島法律事務所弁護士
2008年新司法試験合格。2013年9月から2016年6月までの間、消費者庁消費者制度課政策企画専門官、内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室参事官補佐、個人情報保護委員会事務局参事官補佐を務め、2015年の改正個人情報保護法の立案から同法施行令、施行規則の立案を担当。その他、国会議員政策担当秘書を歴任。現在は、弁護士として情報活用に関するリーガルサービスを中心とした実務に携わる。弁護士法人内田・鮫島法律事務所 弁護士
木下 忠
東北大学国際集積エレクトロニクス研究開発センター戦略企画部門教授。弁理士・中小企業診断士。IoT知財ビジネス研究会を主催(FBページ https://www.facebook.com/IoTipbiz)。東北大学大学院講師、特許庁審査官、東北大学産学連携推進本部知的財産部を経て現職。本業の傍らスタートアップや個人・中小企業の知財活用を支援している。Amazon電子書籍(kindle)にて『IoT特許事例集2016』好評発売中。
足立 昌聰
東京大学工学部システム創成学科生体情報システムコース、同大学院法学政治学研究科法曹養成専攻修了。弁護士登録後、外国法共同事業ジョーンズ・デイ法律事務所を経て、現在は弁護士活動を休止し、特許庁で法制専門官として執務中。弁理士、情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)、MCPC認定IoTシステム技術者(中級)。
隅藏 康一
政策研究大学院大学 教授
東京大学理学部生物化学科卒業、同修士課程修了。東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻にて1998年に博士(工学)の学位を取得。同年より東京大学先端科学技術研究センター客員助手、1999年より同センター助手。2001年より政策研究大学院大学助教授、2007年より同准教授、2016年より同教授(現在に至る)。2012年6月より2015年5月まで、文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)第2研究グループ総括主任研究官を兼務。主な著書に『幹細胞の特許戦略』(隅藏・竹田共編著、発明協会、2011年)、『知的財産政策とマネジメント』(隅藏編著、白桃書房、2008年)など。
新井 秀美
パロット行政書士事務所 行政書士
大阪大学法学部卒。IT系や許認可グレー領域に関する起業相談や外国人向けのビザ申請の業務を得意とする。知的財産マネジメント研究会Smipsエンタメと知財分科会共同オーガナイザー/エンジニアと法律家のための勉強会Study Code共同主催者を兼ねる。フェチ東京を運営していたため、クリエイティブなエロには寛容。飛行機で行く出張が好きです。電通大ウェブデザインシステムプログラム在籍中。
岩崎 弾
Imagineers' Guild イマジニア(Imagineer = Imagine + Engineer)
在学中より電子回路設計、ファームウェア開発に携わる。開発完了後の製品化・販売立ち上げも担当。その後もメーカーで、カラオケ用画像処理装置、据え置き型Android機器などの開発・量産を数多く経験。現在は、“Imagineers’Guild”にて、デバイスの試作や開発、量産コンサルティング等に従事。広告制作会社の技術調査/デバイス系装置先行開発チームにも所属している。イマジニアとして、技術と、リアルなマテリアルを組み合わせた作品を好んで制作。夢の国の技術を愛する浦安市民。http://www.imagineers-guild.biz/
原 亮
みやぎモバイルビジネス研究会会長/エイチタス株式会社代表取締役社長
1974年生まれ。東京都品川区出身。法政大学法学部政治学科卒。編集者・ライターを経て2004年、仙台に拠点を置くモバイルコンテンツの制作プロダクションへ入社をしてモバイル業界へ。営業、ディレクター、取締役等を歴任したのち、2009年、フリーランスへ転身。同年、地元行政、企業と「みやぎモバイルビジネス研究会」立ち上げ。2011年「Fandroid EASTJAPAN」設立。2014年「Global Lab SENDAI」代表幹事。団体や企業を立ち上げながら、地域で自走する人や組織、社会を作るための活動を展開。地方を舞台に、ITなど新しい分野で活躍するプレーヤーの輩出と場の創造を目指している。2016年2月よりエイチタス株式会社を設立し、代表取締役に就任。主著に『アイデアソン!』(2016年、徳間書店、共著)など。
目次
はじめに
民事訴訟におけるソースコードの取り扱いについて
- 1 はじめに
- 2 ソースコードの訴訟法上の取り扱い
- 3 文書提出命令への壁
- 4 知財訴訟におけるソースコード
- 5 システム開発訴訟におけるソースコード
- 6 終わりに
パーソナルデータの収集・利用と法規制
- 1 はじめに
- 2 パーソナルデータとは何か
- 3 パーソナルデータの収集・利用と法規制
強いIoT特許を取得するには?
- 1 強い特許権とは?
- 2 IoT特許事例から考える
- 3 強いIoT特許を取得するには?
スマートコントラクトは裁判で使えるのか?(前編)
- 1 はじめに
- 2 契約とスマートコントラクト
- 3 スマートコントラクトの証拠価値
技術と法律についての雑感
- 1 責任あるイノベーション
- 2 ドローンの普及と航空法の改正
- 3 人工知能によって創作された著作物の著作権の帰属
- 4 ヒューマンエラーをどう防ぐか
- 5 今後考えるべきこと
お金にまつわるリエンジニアリングへの期待
- 1 お金の管理
- 2 お金の稼ぎ方
- 3 お金による評価
電子機器を製品化する際に必要な法的対策
- 1 はじめに
- 2 技適
- 3 PSEマーク
- 4 まとめ
ハッカソンから考える法と政策制度~いくつかの論点提示の試み~
- 1 ハッカソンの広がりと論点のはじまり
- 2 知的財産権とハッカソン
- 3 シビックテックと公共のあり方をどうするか
- 4 技術と法が社会を発展させる
エンタメと知財分科会とは~1年半の軌跡~
- 1 きっかけ
- 2 1年半の間にご登壇いただいた方々
- 3 今後について
あとがき
- 1 なぜこの本を作ろうと思ったのか。
- 2 研究会とStudyCode勉強会を主催しています
- 3 最後に