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内容紹介
共同作業の円滑化、コミュニケーションの促進、生産性の向上……。やってみると意外に難しいチームでの開発。「チーム開発」を成功させ、組織に根付かせるためのノウハウを集約しました。
『本書の内容は、「スクラムを使おう!」「アジャイルは素晴らしいので即導入だ!」といった趣旨ではありません。スクラムマスターやアジャイル開発で実績を積んでいる読者が対象ではなく、スクラムを導入してみたけどうまくいかなくて、チーム開発手法にはアレルギー的な反応を示すなど、チーム開発導入の前段階で躓いているチームメンバーに対して、まずは基礎部分をしっかり固めましょう!と考えて、本書を執筆しています。
また、エンジニアだけではなくプロデューサーやステークスホルダーの方々にも、お互いの職種を理解し、どのようにチーム開発を進めればよいのか知っていただける内容です。
本書を通じて、チーム開発が不慣れな多くのチームおよびメンバーがレベルアップを果たし、高品質なアプリケーションが続々と生まれる手助けができれば幸いです。』(著者「はじめに」より)
書誌情報
- 著者: 渡辺龍司, 荻野博章(著), 丸山弘詩(編集)
- 発行日: 2016-12-27 (紙書籍版発行日: 2016-12-27)
- 最終更新日: 2016-12-27
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 256ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF
- 出版社: マイナビ出版
対象読者
著者について
渡辺龍司
株式会社リブルー 総合エンジニア。2009年よりエキサイト株式会社にて80以上のスマートフォンアプリケーションの開発を手がけ、2016年11月に株式会社リブルーに移籍。iOSアプリケーションに加え、サーバサイドの開発にも携わる。プライベートでは無類のフレンチブルドッグ好き。著書には『開発のプロが教える Swift標準ガイドブック』(マイナビ出版刊)『Swift 2標準ガイドブック』(マイナビ出版刊)がある。
荻野博章
フェンリル株式会社デザイン部次長兼チーフデザイナー。2009年よりフェンリル株式会社のスマートフォンUIデザイナーとして、iPhone、Androidなど200以上のアプリの企画提案とデザインを手掛ける。著書は『スマートフォンアプリマーケティング現場の教科書』(マイナビ出版刊)『プロトタイピング実践ガイド』(インプレス刊)ほか。
目次
Chapter 1 チーム開発の概要
- 1-1 開発手法
Chapter 2 チームの役割
- 2-1 チームメンバーの役割
- 2-2 リリースまでの流れ
- 2-3 開発準備
- 2-4 コミュニケーション
- 2-5 チャットの活用
Chapter 3 チーム開発のツール
- 3-1 バージョン管理システム
- 3-2 進捗・タスク管理
- 3-3 記録の必要性
- 3-4 プロトタイプ作成ツール
- 3-5 デザイン進捗管理ツール
- 3-6 デザイン・リソース/指示書作成
- 3-7 Git・GitHubの利用
- 3-8 Git・GitHubの開発フロー
- 3-9 Vagrantによる開発環境の構築
- 3-10 Dockerによる開発環境の構築
Chapter 4 チームでのデザイン制作
- 4-1 デザインチームの役割
- 4-2 デザインガイドラインの重要性
- 4-3 デザインガイドライン
- 4-4 デザインルール
- 4-5 基本UI設計
- 4-6 UI設計書とデザインカンプの作成
- 4-7 デザイン指示書の作成
- 4-8 デザインテスト
- 4-9 デザイナーのコーディング対応
Chapter 5 コーディング
- 5-1 コーディング規約の重要性
- 5-2 コーディング規約の策定
- 5-3 コードレビューの必要性
- 5-4 コードレビューのポイント
- 5-5 テストの必要性
- 5-6 ユニットテストとカバレッジ
- 5-7 テストケースの策定
Chapter 6 自動化とリリース
- 6-1 継続的インテグレーションとデリバリー
- 6-2 自動化ツールの紹介
- 6-3 リリースの準備
- 6-4 プロモーション
- 6-5 リリース後の運用
Chapter 7 チームのライフサイクル
- 7-1 チームビルディング
- 7-2 チームメンバーの活性化
- 7-3 チームの構成変更
- 7-4 チームの改善
Chapter 8 チーム開発のフロー
- 8-1 自社企画での開発フロー
- 8-2 受託開発での開発フロー