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エンジニアなら知っておきたい システム設計とドキュメント

インプレス

2,420円 (2,200円+税)

企業や組織のシステム開発では、設計書の取りまとめなどの工程が大切です。本書は「組織でシステムを作る」ことを前提に、必要とされる設計書の書き方と運用の手順を解説します。

【注意】本書のEPUB版は固定レイアウト型になっております。文字の大きさの変更や検索、引用などはお使いいただけません。画面の大きい端末でご利用ください。

関連サイト

本書の関連ページが用意されています。

内容紹介

●システム開発に必要とされるドキュメント

企業や組織のシステム開発では、設計書の取りまとめなどの工程が大切です。また、システム運用の段階でも、手順をドキュメント化して属人的な部分を排除していくことが求められます。本書は「組織でシステムを作る」ことを前提に、そのために必要とされる設計書の書き方とその運用の手順を解説していきます。

●システム開発の流れをを易しく解説

本書では、「そもそもシステム開発の成功とはなにか」、「なぜドキュメントが必要なのか」という根本的な部分から説明を始めます。さらに、データ中心設計の基本から、ソフトウェア設計書、画面レイアウト、モジュール化、非機能要件(パフォーマンスやユーザビリティ)の定義などを開発の流れに沿って説明します。最終的には構成管理、セキュリティ、バックアップなどの運用についてのドキュメント化、組織化もフォローします。

本書を読むことで、プログラミングだけではない、実用的なシステムを組織として開発するための知識を得ることができます。

●クラウド・アジャイルなどの新要素もフォロー

また、本書は、クラウドの利用やアジャイル開発など、新しい要素をどのように取り込んでいくかという点も見据えて執筆されています。これらを含めた、現代におけるシステム構築の現実的な解法を知ることができるのが本書です。

本書は、インプレスの技術メディアThink ITのWeb連載記事「令和時代のシステム開発では、どのような設計書を書くべきか」を書籍化したものです。書籍化にあたって、大幅に加筆・修正をしました。

書誌情報

  • 著者: 梅⽥弘之
  • 発行日: (紙書籍版発行日: 2022-01-24)
  • 最終更新日: 2022-01-24
  • バージョン: 1.0.0
  • ページ数: 248ページ(PDF版換算)
  • 対応フォーマット: PDF, EPUB
  • 出版社: インプレス

対象読者

情報システム担当などのユーザー企業の関係者、業務上の⽬的でITのプロジェクトに関わる⼈、開発案件の提案者、システム開発を請け負うSierなどのIT技術者

著者について

梅⽥弘之

東芝、SCSKを経て1995年に株式会社システムインテグレータを設立し、現在、代表取締役社長。2006年東証マザーズ、2014年東証第一部上場。創業以来、独創的なアイデアの製品・サービスを次々とリリース。主な著書に「Oracle8入門」、「グラス片手にデータベース設計入門」、「実践!プロジェクト管理入門」、「これからのSIerの話をしよう」、「AIのキホン」、ほか多数。

目次

はじめに

第1章 システム開発プロジェクトを成功させるリスク管理

  • プロジェクトの成功率はどう変化したか
  • プロジェクトの規模と成功率の関係
  • 最近の状況
  • プロジェクト失敗の原因
  • プロジェクト失敗が生じやすい工程
  • プロジェクト失敗を防ぐには

第2章 今、システム開発の実態はどうなっているのか

  • プログラミングの割合は3割以下
  • JUASの調査でもプログラミングは3割以下
  • 新規システム開発の割合は3割以下
  • 運用と保守の違い
  • 運用費と保守費の内訳
  • 運用費と保守費の具体的項目

第3章 システム開発ドキュメントの体系と最近の傾向

  • 標準化とツール化
  • システム開発のドキュメント体系を見比べる
  • 令和時代のシステム開発のあり方はどう変化しているか

第4章 我々は、なぜ設計書を作成するのか

  • 設計の効率化と品質向上で重要なこと
  • 我々は、なぜ設計書を作成するのか
  • 設計書は、なぜ信頼できないか
  • 設計書の品質を維持して、保守運用を楽にするには
  • アジャイル開発の設計書

第5章 システム開発で必要とされるドキュメントフロー

  • なぜ設計書の標準化が必要なのか
  • システム開発全体の標準化
  • システム開発のドキュメントフロー

第6章 データ中心設計(DOA)に基づいたデータモデリング

  • データモデリング
  • データモデリングとER図
  • 3つのデータモデル
  • データモデリングの流れ
  • 論物一体モデルの定義内容

第7章 令和時代の設計書の基本方針

  • 機能設計書とは
  • Excelベースの機能設計書(基本設計書サンプル)
  • デザインプロセスの王道
  • 令和時代の機能設計書
  • 第8章 設計書の概要説明は意外と重要
  • 機能設計書の標準フォーマット
  • 設計書作成ツールでの作業イメージ
  • One Fact One Place(ワンファクト・ワンプレイス)
  • 機能設計書の各ページの関連性/機能設計書の表紙と概要

第9章 画面レイアウト設計の標準化

  • 画面レイアウトの作成パターン
  • 画面レイアウトの設計

第10章 コントロール一覧とイベント定義の標準化

  • コントロール一覧
  • コントロール一覧項目の標準化と追加・削除
  • カスタムコントロール/カスタムコントロールグループ
  • イベント定義

第11章 ロジック処理の標準化

  • イベントドリブン処理の構成
  • モジュール化
  • モジュール化のメリット(なぜ、モジュール分割するか)
  • ロジック(モジュール)

第12章 モジュール関連図と影響範囲調査

  • モジュール関連図

第13章 非機能要件の定義

  • 非機能要件とは
  • 非機能要件で定義する項目
  • 非機能要件チェックリスト
  • 非機能要件の記述ポイント

第14章 アジャイル開発の設計書

  • アジャイル開発とは
  • アジャイル開発とシステムの規模
  • アジャイル開発と請負契約
  • アジャイルの反復型開発
  • アジャイル開発とドキュメント

第15章 運用設計書Ⅰ -基本方針や構成管理、運用体制-

  • 運用設計書の目的と内容

第16章 運用設計書Ⅱ -セキュリティ、スケジュール、稼働監視-

  • 運用設計書の目的と内容(続き)

第17章 運用設計書Ⅲ -障害・災害対応、バックアップ、ジョブ管理-

  • 運用設計書の目的と内容(続き)

INDEX(索引)

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