内容紹介
必ずC言語が身につく入門書! 第2版となる本書では開発環境の話も盛り込み、さらに見やすく・分かりやすく構成しました。
本書は、はじめてプログラミングを学ぶ方に向けたC言語の入門書です。最後まで読み通せるように、やさしいサンプルプログラムを使い、図解しながらていねいにわかりやすく解説しています。
そして、今までの入門書にはない工夫がたくさんあります。- ステップ1「脳に定着させながら読み進める」:ポイントを透明シートでかくしながら確認できるようにしました。
- ステップ2「ていねいなソースコード解説でつまずかない」:細かな解説をソースコードの行間に入れました。
- ステップ3「良質かつ豊富な演習問題で確実に身につく」:学習したことがらをあやふやにせず、きっちりと理解、記憶しながら進めるように、単元ごとに演習問題を用意しました。特に、配列については早い段階で取り上げ、何度も演習を繰り返すようにしています。配列を使いこなさなければ、きちんとしたプログラムが作れないからです。 また、C言語を学ぶ上で必要となる情報処理の基礎知識についても「再確認!情報処理の基礎知識」というコラムで解説するようにしました。
このようにじっくり学ぶ構成になっていますが、各ステップを着実にこなしていけば、結果的に「急がば回れ」で『速習』になります。今までC言語は難しいとあきらめていた方も、本書の“脳に定着する3ステップ学習法”できっと身につくはずです。
書誌情報
- 著者: 菅原 朋子
- 発行日: 2012-07-25 (紙書籍版発行日: 2012-07-25)
- 最終更新日: 2012-07-25
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 420ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF
- 出版社: マイナビ出版
対象読者
著者について
菅原 朋子
大学卒業後、ソフトウェア開発会社に勤務。アセンブラ、C言語を中心としたアプリケーション開発に携わる。現在、福島県立テクノアカデミー郡山職業能力開発短期大学校組込技術工学科講師。
2011年に400万アクセスを突破した、C言語入門の人気Webサイト「初心者のためのポイント学習C言語」を運営。
目次
第1章 機械のコトバと翻訳者
- 1・1 プログラミング言語とは
- 1・2 C言語の概要
- まとめ
第2章 C言語の基本作法
- 2・1 C プログラムの作成
- 2・2 C プログラムの様式
- 2・3 文字列を画面表示する
- 2・4 プリプロセッサ指令
- まとめ
第3章 データと型
- 3・1 定 数
- 3・2 変 数
- 3・3 配 列
- 3・4 多次元配列
- 3・5 文字と文字列
- 3・6 printf 関数
- 3・7 scanf 関数
- まとめ 92
第4章 式と演算子
- 4・1 算術演算子
- 4・2 代入演算子
- 4・3 増分・減分演算子
- 4・4 関係演算子と論理演算子
- 4・5 優先順位と結合規則
- 4・6 型変換
- まとめ
第5章 制御文
- 5・1 if 文
- 5・2 switch 文
- 5・3 for 文
- 5・4 while 文
- 5・5 do ~ while 文
- 5・6 break 文
- 5・7 continue 文
- まとめ
第6章 標準ライブラリ関数
- 6・1 標準入出力関数
- 6・2 文字列操作関数
- 6・3 文字操作関数
- 6・4 数学関数
- 6・5 一般ユーティリティ関数
- まとめ
第7章 ポインタの仕組み
- 7・1 アドレスとは
- 7・2 ポインタで変数を指す
- 7・3 ポインタで配列を指す
- 7・4 ポインタの配列
- まとめ
第8章 関数の自作
- 8・1 関数の基本
- 8・2 引数と返却値のない関数
- 8・3 関数へ値を渡す
- 8・4 関数から値を返す
- 8・5 main 関数への引数
- 8・6 通用範囲と記憶クラス
- 8・7 分割コンパイル
- まとめ
第9章 ビットを意識する
- 9・1 整数型の指定
- 9・2 浮動小数点型の指定
- 9・3 sizeof 演算子
- 9・4 ビット演算子
- まとめ
第10章 構造体を使いこなす
- 10・1 構造体の基本
- 10・2 構造体の活用
- 10・3 構造体へのポインタ
- 10・4 構造体と関数
- まとめ
第11章 ファイル入出力
- 11・1 ファイル入出力の基本
- 11・2 テキストとバイナリのファイル
- まとめ