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内容紹介
Webアプリケーションやスマートフォンが広く使われる現在、世界中で使われるソフトウェアを開発・配布するための障壁は薄まりつつあります。しかし、多くの人たちに使ってもらうには、さまざまな言語や文化に対応した、グローバルなソフトウェアを開発しなければなりません。
本書はソフトウェア開発におけるグローバリゼーション(Globalization, G11N)をテーマにしています。その概要と開発プロセスについて触れた後、二つの大きな分類である国際化(I18N)と地域化(L10N)について、それぞれ詳しく解説しています。
※本書は達人出版会で発売中の同名タイトルの電子書籍に、国内発のグローバル企業/アプリを対象にした新章「企業におけるグローバリゼーションの実践」を書き下ろしで追加しています。
書誌情報
- 著者: 西野竜太郎
- 発行日: 2017-10-16 (紙書籍版発行日: 2017-10-16)
- 最終更新日: 2017-10-16
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 200ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF, EPUB
- 出版社: インプレス
対象読者
著者について
西野竜太郎
IT 分野の英語翻訳者。合同会社グローバリゼーションデザイン研究所代表社員。
米国留学を経て国内の大学を卒業後、2002 年からフリーランスの翻訳者とソフトウェア開発者に。2016 年に合同会社グローバリゼーションデザイン研究所を設立。著書『アプリケーションをつくる英語』(2012 年、達人出版会/インプレス)で第4 回ブクログ大賞(電子書籍部門)を受賞。産業技術大学院大学修了(情報システム学修士)。東京工業大学博士課程単位取得退学。長野県生まれ、愛知県育ちで、趣味はアニメーション鑑賞。
• Twitter アカウント: @nishinos
• 個人ブログ: http://blog.nishinos.com/
• 企業サイト:http://globalization.co.jp/
目次
はじめに
目次
第1章 グローバルなソフトウェアとは
- 1.1 グローバルなソフトウェアの特徴
- 1.2 グローバルなソフトウェアの例
- 1.3 グローバルなソフトウェアを開発しよう
- 1.4 本章のまとめ
第2章 I18NとL10Nの概要と開発プロセス
- 2.1 I18N とL10N の概要
- 2.2 ロケールとは
- 2.3 グローバルなソフトウェア開発のプロセス
- 2.4 開発プロセスの変化
- 2.5 設計で考慮すべき点
- 2.6 本章のまとめ
第3章 I18N
- 3.1 I18Nの実装内容
- 3.2 文字と書字方向
- 3.3 L10Nの分業化と自動化
- 3.4 訳文の質向上
- 3.5 I18Nのテスト
- 3.6 本章のまとめ
第4章 L10N
- 4.1 L10Nの対象
- 4.2 L10Nのプロセス
- 4.3 L10Nのツール
- 4.4 翻訳者に提供する情報
- 4.5 翻訳者に求められるスキルと知識
- 4.6 翻訳の品質評価
- 4.7 L10Nのテスト
- 4.8 L10Nのフロー例
- 4.9 本章のまとめ
第5章 企業におけるグローバリゼーションの実践
- 5.1 業務システムのグローバル化(ドクターフット)
- 5.2 B2B ソフトウェアのローカライズ(サイボウズ)
- 5.3 21 言語67ヶ国に展開するサービス(クックパッド)