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内容紹介
何十万・何百万の人間がネットワークを介してゲームをプレイし、オンラインで課金していく巨大なゲームシステム。そこから得られる膨大なユーザー動向データは貴重な資産です。データの分析とその活用は、コンテンツの質を維持・向上するために必要不可欠なプロセスです。ゲームのみならず、あらゆるサービスにおいてデータ分析は必須のものといえます。必要な基盤を構築し、即座にフィードバックできるシステムを整えていくことが、激しい競争下のこの業界を勝ち抜いていくための武器となるでしょう。本書は、KLab株式会社のデータ分析チームが実際に現場で培ってきた技術・手法を丁寧に解説する一冊です。
書誌情報
- 著者: KLab株式会社 越智 修司, 高田 敦史
- 発行日: 2014-04-11 (紙書籍版発行日: 2014-04-11)
- 最終更新日: 2014-04-11
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 264ページ(A4PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF, EPUB
- 出版社: インプレス
対象読者
著者について
KLab株式会社 越智 修司
神戸在住。KLab(くらぶ)株式会社・データ分析グループ所属。専攻は経済時系列分析。セキュリティ関連のソフトハウスを経て、1994年入社。携帯電話向けポータルサイトやモバイルバンキングのプロジェクトマネジメント、iOS アプリの開発をなど経て現職。「関西ソーシャルゲーム勉強会」を中心とした開発者コミュニティで活動しており、プライベートでもiOS アプリの開発を行う。
高田 敦史
関東在住。KLab(くらぶ)株式会社・データ分析グループ所属。専門は分析哲学(形而上学・価値論・美学)。ソーシャルゲーム事業立ち上げ時よりソーシャルゲームのサーバサイド開発などを担当。データ分析に興味を持ち、データ分析システムのプロジェクトを立ち上げる。共通の仕様でデータを蓄積し簡単にアクセスできるシステムを目指し、データ分析のインフラを開発。
目次
はじめに
目次
Chapter 01 スマホゲームとデータ分析
- 1-1 本書の概要
- 1-2 モバイルゲームとは
- 1-3 モバイルゲームのKPIとは
Chapter 02 データ分析の概論
- 2-1 データ分析の目的
- 2-2 データ分析に必要なスキルセット
- 2-3 分析チームの構成例
Chapter 03 利用する技術と処理フェーズ
- 3-1 データ分析の要素技術
- 3-2 データ分析の処理フェーズ
Chapter 04 分析システムの構築
- 4-1 データ分析システムの要件
- 4-2 システム構成
- 4-3 バッチスクリプトの開発・管理体制
- 4-4 データウェアハウスの構築
- 4-5 データマートの設計
- 4-6 データマートの構築
Chapter 05 データ収集
- 5-1 データ分析の8割はデータ収集
- 5-2 データの標準化
- 5-3 業務データベースからの出力
- 5-4 データウェアハウスとの入出力
- 5-5 アクセスログからのデータ収集
- 5-6 データマートへのロード
- 5-7 障害検出とアラーティング・復旧
Chapter 06 データ集計
- 6-1 集計する時に注意すべきこと
- 6-2 ログイン回数と滞在時間
- 6-3 継続率、離脱、カムバック
- 6-4 課金傾向を分析する
- 6-5 ゲーム進度分布
Chapter 07 可視化とレポーティング
- 7-1 Pentahoによるデータ可視化
- 7-2 Excel形式でレポーティング
Chapter 08 データ分析の応用
- 8-1 スマートフォンへの対応
- 8-2 fluentdでのリアルタイムデータ分析
- 8-3 入会後継続率を調べる
- 8-4 アクセス時間帯をヒートマップで可視化する