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内容紹介
シェルスクリプトは、UNIX系OSやLinuxなどの運用管理や簡単なテキスト処理では欠かせないインタプリタ型のプログラムです。このシェルスクリプトの書き方をしっかりと習得するためには、越えなければならないいくつかの壁が存在します。
本書では、変数や数値、文字列、ファイルなどの操作、システム情報収集などのシェルスクリプトを書くときに役立つ、54のレシピ(記法)を紹介しています。コミックマーケットで1000冊以上売れた同人誌を書籍化した一冊です。
書誌情報
- 著者: 松浦智之
- 発行日: 2019-10-31 (紙書籍版発行日: 2011-08-13)
- 最終更新日: 2019-10-31
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 113ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF
- 出版社: ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所
対象読者
システム管理者、プログラマ、理工系学生
著者について
松浦智之
ユニバーサル・シェル・プログラミング研究所 技術研究員
目次
まえがき
第1章 基本的な作業
- レシピ1.1 C 言語のようなforループ
- レシピ1.2 C 言語のようなforループ—その2—(ムダ知識編)
- レシピ1.3 誤作動しない正しい文字列評価のしかた
- レシピ1.4 対話的な入力受け付け
- レシピ1.5 標準エラー出力を使うプログラムの扱い
- レシピ1.6 標準エラー出力を自ら使う
第2章 変数操作
- レシピ2.1 変数名の記述ミスへの対策
- レシピ2.2 変数を未定義化する
- レシピ2.3 変数が未定義かどうか判別する
- レシピ2.4 子プロセスへの変数渡し
- レシピ2.5 親プロセスへの変数渡し
- レシピ2.6 配列変数を使う
- レシピ2.7 連想配列を使う
第3章 数値操作 032
- レシピ3.1 Basic並の高度な計算をする
- レシピ3.2 四捨五入する
- レシピ3.3 乱数を得る
- レシピ3.4 10 進数⇔16 進数および10 進数⇔ 8進数変換
- レシピ3.5 10 進数⇔2 進数変換
- レシピ3.6 数字として扱える文字列かどうかの判定
第4章 文字列操作
- レシピ4.1 文字列の長さを知る(len)
- レシピ4.2 文字列の一部を抽出する(left$,mid$,right$)
- レシピ4.3 大文字⇔小文字変換
- レシピ4.4 ASCIIコード⇔キャラクタ変換(asc,chr$)
- レシピ4.5 正規表現でマッチした文字列の取り出し
- レシピ4.6 特定文字のトリミング
- レシピ4.7 パス名中のファイル名・ディレクトリ名を抽出する
- レシピ4.8 ランダムな文字列の作成
第5章 フィールド・ライン処理
- レシピ5.1 コマンド引数を処理する
- レシピ5.2 最後からn 番目のフィールドを得る
- レシピ5.3 特定の行を出力する
- レシピ5.4 1行ごとに処理をする—その1—
- レシピ5.5 1行ごとに処理をする—その2~4—
- レシピ5.6 並べ替え(ソート)をする
- レシピ5.7 CSV 形式データの処理
- レシピ5.8 1列ごとに処理をする
第6章 ファイル操作
- レシピ6.1 詳細なファイル情報を知る
- レシピ6.2 タイムスタンプを変更する
- レシピ6.3 指定ディレクトリ以下のファイルの総サイズを知る
- レシピ6.4 指定ディレクトリ以下の特定ファイルを操作する
- レシピ6.5 安全にテンポラリファイルを作る
- レシピ6.6 デッドリンク( 無効なシンボリックリンク)を消す
- レシピ6.7 外部ファイルのヒアドキュメント
第7章 システム情報収集
- レシピ7.1 OSの種類を知る
- レシピ7.2 自分のファイルパスを知る
- レシピ7.3 自分のプロセスIDを知る
- レシピ7.4 現在のプロセス数を知る
- レシピ7.5 自ホストのIPアドレスを知る
- レシピ7.6 絶対パスを知る
- レシピ7.7 多重起動チェック
第8章 デバッグに役立つレシピ
- レシピ8.1 実行の様子をトレースする
- レシピ8.2 デバッグメッセージを分離する
- レシピ8.3 パイプ( 標準入出力)の中身を覗き見る
- レシピ8.4 パイプ(標準入出力)をゆっくり流す