シングルボードコンピュータで作るテレビ録画システムのススメ Orange Pi 5/5PlusやRock5で作ってみよう!
1,980円
990円
(900円+税)
《特価》
関連サイト
本書の関連ページが用意されています。
内容紹介
本書は、シングルボードコンピューター(SBC)を活用して、簡単かつ効率的にテレビ録画環境を構築するための実用的なガイドです。本書では、特にRaspberry Pi 4に代わる高性能かつコストパフォーマンスに優れたSBCであるOrange Pi 5やRock5を採用しています。これらは性能面でRaspberry Pi 4を上回るだけでなく、手に入れやすいという利点もあります。
本書の主な特徴は以下の通りです。
新規デバイス対応: 最新のPX-M1UR/S1URデバイスに対応したドライバを使用したシステムの構築方法を紹介。これにより、SBCによるコンパクトな録画システムの構築が可能になります。
手間を削減: 日々のテレビ録画(アニメ、ドラマなど)を自動で行うシステムの構築に必要な監視ダッシュボードの構築方法を解説。さらに、動画エンコードにはハードウェアを活用する設定も詳しく説明しています。これらの面倒な作業の多くは著者が事前に準備しており、読者は手軽にシステムを導入できます。
書誌情報
- 著者: 山田 英伸
- 発行日: 2024-01-26 (紙書籍版発行日: 2024-01-26)
- 最終更新日: 2024-01-26
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 62ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF, EPUB
- 出版社: インプレス NextPublishing
対象読者
ラズパイ,テレビ,録画,シングルボード,コンピューター,同人誌,技術同人誌,技術書典に興味がある人
著者について
山田 英伸
技術同人誌を執筆するサークルを結成し、グラフィックスAPIのプログラミングを主として執筆活動中。CEDEC 2020「技術同人作家になろう ~働き方改革時代におけるエンジニアのレベルアップの一例~」、CEDEC 2021「ダウンロード時間を大幅減!~大量のアセットをさばく高速な実装と運用事例の共有~」をテーマに講演を行う。
目次
はじめに
- この本の内容・背景
- 本書の特徴
- 想定読者
- 免責事項
- 表記関係について
第1章 なぜ、自作の録画環境を作るのか
- 1.1 動画配信サービスがあるのに、なぜ?
- 1.2 メーカー製レコーダーではダメなのか?
- 1.3 過去の録画環境を⾒直したい
第2章 ハードウェアの準備
- 2.1 SBC:Orange Pi 5
- 2.2 SBC:Rock5 Model B
- 2.3 AC アダプター
- 2.4 ICカードリーダー
- 2.5 TVチューナー
- 2.6 その他
第3章 システム構成の概要
- 3.1 システム構成図について
- 3.2 作業のロードマップ
第4章 OSのセットアップ
- 4.1 OSの準備
- 4.2 OSイメージの書込み
- 4.3 OSの起動とフラッシュ更新
- 4.4 環境設定
第5章 Mirakurunをセットアップ
- 5.1 Mirakurunとは
- 5.2 チューナーデバイスのセットアップ
- 5.3 ICカードリーダーをセットアップ
- 5.4 Mirakurunコンテナをセットアップ
- 5.5 Mirakurunの起動と初期設定
- 5.6 チャンネルスキャンと再起動
第6章 搭載されているハードウェアアクセラレーターを使う
- 6.1 ハードウェアエンコードを使う理由
- 6.2 rkmppencのセットアップ
- 6.3 ハードウェアエンコードの性能
第7章 EPGStationのセットアップ
- 7.1 データベースサーバーのセットアップ
- 7.2 EPGStationのインストール
- 7.3 録画データ用のストレージを追加
- 7.4 EPGStationを起動する
- 7.5 動作チェック
第8章 録画システムの運用に向けて
- 8.1 状態監視ダッシュボード概要
- 8.2 状態監視ダッシュボードのセットアップ
- 8.3 ダッシュボードの設定
- 8.4 深夜のエンコード処理
- 8.5 ダッシュボードの活用
- 8.6 予期せぬ事態への対策
第9章 まとめ
付録A 付録
- A.1 enqueue_enc.jsの内容
- A.2 system_reboot.sh の内容
- A.3 Raspberry Pi 4ではどこまで出来る?
- A.4 参考文献