再実装Flutter UIフレームワークをゼロから自作する
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内容紹介
Widgetを組み合わせるだけでさまざまな画面を作ることができるFlutterですが、なぜそのようなことが可能なのでしょうか。「setState()の魔法」で簡単に画面を書き換えられるのがFlutterですが、なぜそのようなことが可能なのでしょうか?
本書ではFlutterを自身で1から実装し直し、「Flume」という新たなUIフレームワークを作ります。再実装を通じて、UIフレームワークを支える複雑な世界と、Flutterの高速動作を支える差分更新システムの理解を目指します。
Flutter自体はすでに巨大かつ複雑なソフトウェアであり、隅々まで実装するのは困難です。そのためFlumeでは本質的に重要な機能のみをピックアップして説明・実装することにします。
またFlutterのEngineとフレームワークがどのような関係になっているのか、画面をいかに効率的に更新しているのかについて進み、それらを実装していきます。最終的には、自作のフレームワークでsetState()を使った○×ゲームを作ることができるようになります。
機能を絞るため、もちろん実用に足るフレームワークを作ることは叶いません。しかしUIの管理手法というのはFlutterだけでなくWebフレームワークやブラウザ、AndroidやiOSなどのネイティブアプリでも共通して利用されています。まずはシンプルなFlumeの仕様を理解することで、本家Flutterや他のフレームワークのコードを理解する後押しになることを目指しています。
書誌情報
- 著者: 速川 湧気
- 発行日: 2023-01-27 (紙書籍版発行日: 2023-01-27)
- 最終更新日: 2023-01-27
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 312ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF, EPUB
- 出版社: インプレス NextPublishing
対象読者
Flutter,実装,フレームワーク,Web,Webアプリ,アプリ開発,Android,iOS,マルチプラットフォーム,同人誌,技術同人誌,技術書典に興味がある人
著者について
速川 湧気
2001年埼玉生まれ。慶應義塾志木高等学校卒業。現在、慶應義塾大学理工学部に在籍。2020年に技術サークルComputer Society(KCS)の代表を務める。慶應義塾大学先導研究センターが主催する慶應義塾大学AI・高度プログラミングコンソーシアム(AIC)で「FlutterでWebアプリ開発 初級編」、「WebアプリをFlutterで作ろう」の2講座を担当。