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再実装Flutter UIフレームワークをゼロから自作する

インプレス NextPublishing

2,750円 (2,500円+税)

本書ではFlutterを自身で1から実装し直し、「Flume」という新たなUIフレームワークを作ります。再実装を通じて、UIフレームワークを支える複雑な世界と、Flutterの高速動作を支える差分更新システムの理解を目指します。

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内容紹介

Widgetを組み合わせるだけでさまざまな画面を作ることができるFlutterですが、なぜそのようなことが可能なのでしょうか。「setState()の魔法」で簡単に画面を書き換えられるのがFlutterですが、なぜそのようなことが可能なのでしょうか?

本書ではFlutterを自身で1から実装し直し、「Flume」という新たなUIフレームワークを作ります。再実装を通じて、UIフレームワークを支える複雑な世界と、Flutterの高速動作を支える差分更新システムの理解を目指します。

Flutter自体はすでに巨大かつ複雑なソフトウェアであり、隅々まで実装するのは困難です。そのためFlumeでは本質的に重要な機能のみをピックアップして説明・実装することにします。

またFlutterのEngineとフレームワークがどのような関係になっているのか、画面をいかに効率的に更新しているのかについて進み、それらを実装していきます。最終的には、自作のフレームワークでsetState()を使った○×ゲームを作ることができるようになります。

機能を絞るため、もちろん実用に足るフレームワークを作ることは叶いません。しかしUIの管理手法というのはFlutterだけでなくWebフレームワークやブラウザ、AndroidやiOSなどのネイティブアプリでも共通して利用されています。まずはシンプルなFlumeの仕様を理解することで、本家Flutterや他のフレームワークのコードを理解する後押しになることを目指しています。

書誌情報

  • 著者: 速川 湧気
  • 発行日: (紙書籍版発行日: 2023-01-27)
  • 最終更新日: 2023-01-27
  • バージョン: 1.0.0
  • ページ数: 312ページ(PDF版換算)
  • 対応フォーマット: PDF, EPUB
  • 出版社: インプレス NextPublishing

対象読者

Flutter,実装,フレームワーク,Web,Webアプリ,アプリ開発,Android,iOS,マルチプラットフォーム,同人誌,技術同人誌,技術書典に興味がある人

著者について

速川 湧気

2001年埼玉生まれ。慶應義塾志木高等学校卒業。現在、慶應義塾大学理工学部に在籍。2020年に技術サークルComputer Society(KCS)の代表を務める。慶應義塾大学先導研究センターが主催する慶應義塾大学AI・高度プログラミングコンソーシアム(AIC)で「FlutterでWebアプリ開発 初級編」、「WebアプリをFlutterで作ろう」の2講座を担当。

目次

第1章 画面の表示とSkiaによる描画

第2章 Skiaで遊ぼう

第3章 TaskRunnerの実装

第4章 Layerツリーの実装と表示

第5章 RenderツリーからLayerツリーの構築

第6章 色々なRenderObject

第7章 Elementツリー・Widgetツリーの構築1

第8章 Elementツリー・Widgetツリーの構築2

第9章 テキストの表示

第10章 runAppとWidgetsFlutterBinding

第11章 Engineの隠蔽と画面の更新タイミング

第12章 Engineのキー入力対応

第13章 markNeedsPaint()

第14章 markNeedsLayout()

第15章 WidgetにGenericsを適用しよう

第16章 Widgetツリーの差分計算1

第17章 Widgetツリーの差分計算2

第18章 StatefulWidgetとStatelessWidgetの実装

第19章 ○×ゲームを作ってみよう

第20章 ポインターイベントの処理

第21章 アニメーションの実装

第22章 InheritedWidgetの実装

第23章 ○×ゲームを進化させよう

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