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内容紹介
本書は、プロジェクト管理システム「Redmine」の解説書です。基本的な使い方から、応用例、実際の活用事例なども満載で、Redmineを使いたい人/使っている人の必携の書籍となっています。本書は大きく4つの部から構成されます。
●第1部 Redmine を知る
Redmineの概要と基本的な使い方を解説します。
●第2部 Redmine を活かす
Redmineをプロジェクト管理で活用するために必要な考え方と機能を解説します。また、具体的な活用事例について6社の事例を紹介します。
●第3部 Redmine を構築運用する
Redmineのシステムを構築する手段とTipsを解説します。
●第4部 Redmine を拡張する
Redmineのプラグインの開発方法の概要を解説します。
書誌情報
- 著者: 株式会社アジャイルウェア
- 発行日: 2015-07-24 (紙書籍版発行日: 2015-06-20)
- 最終更新日: 2015-07-24
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 416ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF
- 出版社: ソシム
対象読者
著者について
株式会社アジャイルウェア
川端光義
株式会社アジャイルウェア代表取締役CEO。1998 年からソフトウェア開発を10 年以上経験。2004 年に「バグがないプログラムのつくり方」を出版、XPJUG 関西支部の代表を務め、アジャイル開発を現場で実践。ICSE2006 でアジャイル開発の経験論文を発表。2007 年、Ruby の受託開発を始める。2012 年、株式会社アジャイルウェア設立、顧客・開発者双方満足するためのより理想的なアジャイル開発を目指す。
小川明彦
業務系Web システムの設計・開発に従事。Redmine やTestLink など各種ツールを駆使して、チケット駆動開発の上でアジャイル開発を運用する手法について探求している。主な著書に「Redmine によるタスクマネジメント実践技法」「チケット駆動開発」( 翔泳社) がある。技術士( 情報工学)。Twitter:@akipii。
山根剛司
兵庫県生まれ。2007 年に、Ruby と出会う。それ以来Ruby 一筋で、Ruby on Rails のプラグインやgem も開発。2013 年より、株式会社アジャイルウェアに所属。Ruby on Rails を使って企業向けシステムを構築する業務に従事。Ruby 関西所属。@IT にてRuby とRails の記事を監修。Rails4 技術者認定シルバー試験問題製作。Twitter: @spring_kuma
太田圭亮
第4 部執筆担当。兵庫生まれのRails プログラマ。普段はXbox で遊んでいる。Twitter: @maimai77
松本剛
メーカー系SIer を経てアジャイルウェアへ。いかにプロジェクトファシリテーションを行うかを考える日々。今の目標は技術がわかる触媒のような存在になること。プロフェッサーにはなれなくても、マスターどまりで良いからプログラミングできるようになりたいとも思っている。Ruby、Rails のことは、まだよくわかっていない。Ruby 関西 Staff、関西Ruby 會議05 Organaizer。Twitter: @urimaro
堂端翔
アジャイルウェア社CTO。11 歳からプログラミングを独学で学ぶ。アジャイルウェア社ではプログラミング、インフラ構築、設計などを担当している。主な使用言語はC#、Ruby。最近はGo を業務で使いたくてウズウズしている。
麻田優真
小学生から中学生のころHSP に初めて触れ、プログラミングの楽しさを知る。オープンソースやハッカーカルチャーが大好物。C# からRuby に転向したときに、動的型付け言語の柔軟性やメタプログラミングの魅力に感動。最近はErlang はじめ関数型言語にも興味津々。
目次
謝辞
はじめに
推薦文
●第1部 Redmine を知る
第1章 Redmineで解決できること
- 1-1 プロジェクト管理の導入のメリット
- 1-2 Redmineの導入から運用の流れ
- 1-3 Microsoft Projectと比較した Redmineの特徴
- 1-4 Redmineの画面の構成
第2章 一般ユーザーができること
- 2-1 チケットを登録する
- 2-2 チケットトラッキング
- 2-3 時間トラッキング
- 2-4 概要画面、活動画面で現状を確認する
- 2-5 ロードマップでマイルストーンを確認する
- 2-6 チケット画面でチケットを確認する
- 2-7 ガントチャートで進捗や予定を確認する
- 2-8 カレンダーで日程を確認する
- 2-9 ニュースでメンバーにお知らせを送る
- 2-10 フォーラムで相談する
- 2-11 文書・Wiki・ファイルを利用してドキュメントを共有する
- 2-12 トップメニュー
- 2-13 アカウントメニュー
- 2-14 情報を検索する
第3章 マネージャができること
- 3-1 プロジェクトの作成と設定
- 3-2 プロジェクトのメンバーを登録する
- 3-3 バージョンを作成する
- 3-4 チケットのカテゴリを作成する
- 3-5 Wiki・リポジトリを設定する
- 3-6 プロジェクトのフォーラムを管理する
- 3-7 作業分類(時間トラッキング)
第4章 システム管理者としてできること
- 4-1 Redmineの初期設定(管理メニューでの設定)
- 4-2 ユーザーを管理する
- 4-3 トラッカー
- 4-4 ステータスとワークフロー
- 4-5 カスタムフィールドと列挙項目
- 4-6 Redmine全体の設定
- 4-7 LDAP認証
- 4-8 プラグイン
- 4-9 情報
●第2部 Redmine を活かす
第5章 Redmineの便利な使い方
- 5-1 チケット同士を関連付ける(関連チケット)
- 5-2 大きなチケットを細分化する(親子チケット)
- 5-3 フィルタの設定とカスタムクエリ
- 5-4 チケット一覧のオプションでチケットを見やすくする
- 5-5 複数のチケットをまとめて変更する
- 5-6 複数人のメンバーを1つのチケットに割り当てる
- 5-7 バージョン管理システムとの連携
- 5-8 システムのリポジトリの設定
- 5-9 マネージャのリポジトリの設定
- 5-10 メールによるチケットの登録
- 5-11 トラッカーごとのデフォルトステータスについて
- 5-12 Wikiで使える Textile記法の一覧
- 5-13 終了していないチケットにリマインドメールを送る
- Column Tracユーザーから見た Redmine
第6章プラグインを使ってRedmineを便利にする
- 6-1 プラグインとは
- 6-2 便利なプラグイン
- Columnアジャイルウェア社製のプラグイン
第7章Redmineで始めるチケット駆動開発
- 7-1 チケット駆動開発で Redmineを運用してみよう
- 7-2 アジャイル開発にチケット駆動開発を適用する方法
- 7-3 チケット駆動開発の基本的なプラクティス
- Column 予定外のタスクを管理する --補完型チケット駆動開発のメリット--
第8章 Redmineの運用の考え方
- 8-1 Redmineをさまざまなシーンで活用する
- 8-2 障害管理(BTSとして利用する)
- 8-3 課題管理(ITSとして利用する)
- 8-4 ITILに準拠したシステム運用保守
- 8-5 ヘルプデスク管理
- 8-6 サーバ資産管理
- 8-7 アジャイルウェアの Redmine運用例
- 8-8 Redmine導入を成功させるポイント
第9章 Redmineの運用事例
- 9-1 現場主導によるITS(Redmine)導入の効果検証 島津製作所グループ
- 9-2 広がる Redmineの運用事例①三菱電機株式会社
- 9-3 広がる Redmineの運用事例②フューチャーアーキテクト株式会社
- 9-4 広がる Redmineの運用事例③株式会社 CACエクシケア
- 9-5 広がる Redmineの運用事例④株式会社マクロミル
- 9-6 広がる Redmineの運用事例⑤フリュー株式会社
- Column アジャイルウェアが Redmineビジネスに至った経緯
●第3部 Redmine を構築運用する
第10章 Redmineを導入する方法
- 10-1 All-in-oneをインストーラで Redmineをインストールする
- 10-2 Redmine環境を自分でセットアップする
- 10-3 Redmineを手軽に利用する
- Column configuration.ymlについて
第11章 Redmine運用者のためのTips
- 11-1 プラグインの利用
- 11-2 Redmineと Jenkinsを連携する方法
- 11-3 データをバックアップする
- 11-4 別の Redmine環境にデータを移行する
- 11-5 Redmineのアップグレード
- 11-6 サービスを監視する
●第4部 Redmine を拡張する
第12章 Redmineプラグインの開発
- 12-1 プラグインの開発
- 12-2 init.rb
- 12-3 プラグインのControllerと View
- 12-4 プラグインの設定画面
- 12-5 Redmine本体の動きを変える
- 12-6 フックとパッチ
- 12-7 Wikiマクロを追加する
- 12-8 プラグインのテスト
- 索引