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内容紹介
本書では「入門書を読んでPythonを学び始めたけれど、次に何をすればいいかわからない」という方が次のステップへ進む助けとなることを目的としました。
入門者のこのような疑問を解消するために、よく使う関数(もしくはメソッド)を「文例」として紹介し、章の後半で複数の文例を合体した応用例を載せています。これらの文例を使いファイルを操作したり、画像を加工したりして実用的なプログラムに触れながらPythonの学びを深めることができます。
この「合体」という考え方はプログラミングを学ぶ上でとても重要です。どんな大規模なシステムも、多くの関数の組み合わせで作られています。それぞれの関数の役割や活用方法を理解し、実用的に使えるようになることが初学者プログラマーとしての次なるステップです。
それぞれの文例の使い方を把握して、うまく組み合わせていきましょう!
(本書「はじめに」より引用)
書誌情報
- 著者: リブロワークス(著), 株式会社ビープラウド(監修)
- 発行日: 2020-07-22 (紙書籍版発行日: 2020-07-22)
- 最終更新日: 2020-07-22
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 248ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF, EPUB
- 出版社: インプレス
対象読者
Pythonを習得する必要がある(挫折したことがある)入門者、初学者、プログラマー、ビジネスパーソン、学生
著者について
リブロワークス
書籍の企画、編集、デザインを手がけるプロダクション。手がける書籍はスマートフォン、Webサービス、プログラミング、WebデザインなどIT系を中心に幅広い。最近の著書は『できる 仕事がはかどる文字入力高速化 全部入り。』(インプレス)、『今すぐ使えるかんたんmini パソコンで困ったときの解決&便利技[ウィンドウズ 10 対応][改訂2版]』(技術評論社)、『スマホの「わからない!」をぜんぶ解決する本 最新版』(宝島社)など。
株式会社ビープラウド
ビープラウドは、2008年にPythonを主言語として採用、また優秀なPythonistaがより力を発揮できる環境作りに努めています。Pythonに特化したオンライン学習サービス「PyQ(パイキュー)」などを通してそのノウハウを発信しています。また、IT勉強会支援プラットフォーム「connpass(コンパス)」の開発・運営や勉強会「BPStudy」の主催など、コミュニティ活動にも積極的に取り組んでいます。
目次
はじめに
目次
本書の読み方
Chapter 1 型が合えば組み合わせて使える
- 01 どうしたら自分でプログラムを作れるようになるの?
- 02 「型」の組み合わせ方を「文例」で表す
- 03 文例を組み合わせてプログラムを作ってみよう
Chapter 2 ファイル操作のための⽂例
- 01 ファイルを扱うpathlib
- 文例F1 フォルダ内のファイルを繰り返し処理する
- 文例F2 サブフォルダ内のファイルも対象にする
- 文例F3 テキストファイルを読み込む
- 文例F4 テキストファイルに書き込む
- 文例F5 ファイルが存在するかチェックする
- 文例F6 ファイルかフォルダかを見分ける
- 文例F7 ファイル名をパターンマッチする
- 文例F8 ファイル名や拡張子を取り出す
- 文例F9 ファイルやフォルダの名前を変更する
- 文例F10 ファイルやフォルダを移動する
- 文例F11 ファイルやフォルダをコピーする
- 文例F12 ファイルを削除する
- 文例F13 フォルダを作成する
- 文例F14 フォルダを削除する
- 文例F15 ファイルの最終更新日時を調べる
- 文例D1 現在の日時を取得する
- 文例D2 日付データを指定した書式の日付文字列にする
- 合体 ファイルを拡張子ごとに整理する
- 合体 古いファイルをサブフォルダの中に片付ける
Chapter 3 テキストを扱う⽂例
- 01 テキストに対して行える処理
- 文例T1 文字列の長さを調べる
- 文例T2 アルファベットの大文字/小文字を変換する
- 文例T3 単語の出現数を調べる
- 文例T4 文字列を区切り文字で分割したリストにする
- 文例T5 文字列を行ごとに分割したリストにする
- 文例T6 文字列のリストを連結して1つの文字列にする
- 文例T7 部分文字列の出現位置を調べる
- 文例T8 先頭が特定の単語で始まるかチェックする
- 文例T9 文字列を置換する
- 文例T10 ゼロで埋めて桁揃えする
- 文例T11 正規表現を使ってパターンマッチする
- 文例T12 パターンに一致するものをすべて見つける
- 文例T13 正規表現を使って置換する
- 合体 フォルダ内のテキストファイルをすべて置換処理して保存する
- 合体 置換リストを使ってまとめて置換する
- 合体 ファイルを拡張子ごとに整理する処理をパワーアップする
Chapter 4 リストを扱う⽂例
- 01 リストに対して行える処理
- 文例L1 リストから値とインデックスを取り出す
- 文例L2 リストの末尾に要素を追加する
- 文例L3 リストから特定の値を削除する
- 文例L4 リストの指定した位置の要素を削除する
- 文例L5 リストを逆順で繰り返す
- 文例L6 複数のリストをまとめて繰り返し処理する
- 文例L7 内包表記を使ってすばやくリストを作る
- 文例L8 リストを並べ替える
- 文例L9 itertoolsを使って多重ループを簡潔に書く
- 文例L10 辞書から値とキーを取り出す
- 合体 拡張子別にファイル数を集計する
- 合体 テキストファイルを行ごとに並べ替えて保存する
- 合体 食材の組み合わせで献立を考える
Chapter 5 画像を扱う⽂例
- 01 Pythonで画像を処理するPillow
- 文例I1 画像ファイルを開く
- 文例I2 画像を保存する
- 文例I3 画像をリサイズする
- 文例I4 画像をトリミングする
- 文例I5 画像を回転する
- 文例I6 画像をグレースケールに変換する
- 文例I7 画像を合成する
- 文例I8 イメージに描き込むためのオブジェクトを作る
- 文例I9 画像に四角や円を描く
- 文例I10 画像に文字列を書き込む
- 合体 写真のサムネイルを作成する
- 合体 写真にファイル作成日を載せる
Chapter 6 データの集計・分析のための⽂例
- 01 データの集計・分析を助けるpandas
- 文例P1 CSVファイルを読み込む
- 文例P2 Excelファイルを読み込む
- 文例P3 CSVファイルを書き出す
- 文例P4 Excelファイルを書き出す
- 文例P5 CSVファイル読み込み時に日付と数値を変換する
- 文例P6 表の行と列を転置する
- 文例P7 1列分の合計を求める
- 文例P8 行/列ごとの合計を求める
- 文例P9 辞書データからDataFrameオブジェクトを作る
- 文例P10 複数のDataFrameを連結する
- 文例P11 列や行を削除する
- 文例P12 日付の連続データを作る
- 文例P13 累積和を求める
- 文例P14 抜けた値を補間する
- 文例P15 DataFrameオブジェクトからグラフを作る
- 文例P16 グラフの軸の書式を設定する
- 文例P17 グラフを画像として保存する
- 合体 1カ月分の日付の表をExcelファイルに書き出す
- 合体 合計列をDataFrameオブジェクトに追加する
- 合体 複数のExcelファイルのデータを連結してグラフを作る