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- SOFTWARE SCIENCEシリーズ (KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)
内容紹介
UNIXにおける基本的な道具であるシェル。ファイル名の補完やスペルチェック、スケジュールなど、機能が強化されてきた。本書では、tcshとbashを中心に、各シェルの機能を生かした効果的な生活環境の整備方法とプログラミングについて解説します。また、仕事を効率化する便利なプログラミング例を多数紹介します。
書誌情報
- 著者: 砂原 秀樹, 石井 秀治, 植原 啓介, 林 周志
- 発行日: 2012-10-01
- 最終更新日: 2012-10-01
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 258ページ(A5PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF, EPUB
- 出版社: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
対象読者
すべてのUNIXユーザー
著者について
砂原 秀樹
計算機アーキテクチャ、並列処理、分散処理を中心に研究。WIDEプロジェクトボードメンバー、日本UNIXユーザ会幹事、Mozilla Japan理事、日本ソフトウェア科学会企画委員を勤める。
著書には、『UNIXワークステーションI<基礎技術編>』、『プロフェショナルBSD』(共著、ともにアスキー出版局刊)、監訳には『UNIXシステムチューニング』、『NFS & NIS』、『MH & xmh』(ともにアスキー出版局刊)などがある。
石井 秀治
並列処理、オペレーティングシステム、ネットワークアーキテクチャに興味を持つ。
著書には、『プロフェショナルBSD』(共著、アスキー出版局刊)がある。
植原 啓介
ネットワークアーキテクチャ、オペレーティングシステム、分散ファイルシステムなどの分散処理環境に興味を持つ。現在はWIDE Projectの中で移動体通信用プロトコルについて研究中。
著書には、『プロフェショナルBSD』(共著、アスキー出版局刊)がある。
林 周志
さまざまな言語ごとの文字コードの取り扱いを中心に、インターネットでの情報交換における問題点に着目して研究中。
著書には、『プロフェショナルBSD』(共著、アスキー出版局刊)がある。
目次
はじめに
1章 シェルの概念
- 1.1 シェルの役割
- 1.2 さまざまなシェル
- 1.3 シェルの機能
2章 Bourne Shellの基礎と会話的利用
- 2.1 shとbash
- 2.2 コマンドの起動
- 2.3 内部コマンドと外部コマンド
- 2.4 helpコマンド(bashのみ)
- 2.5 コマンドの実行
- 2.6 ジョブコントロール
- 2.7 リダイレクトとパイプ
- 2.8 コマンドのグループ化
- 2.9 ディレクトリの移動
- 2.10 ファイル名
- 2.11 名前の展開
- 2.12 ファイル名の補完機能
- 2.13 コマンドライン編集機能
- 2.14 コマンド出力の展開
- 2.15 シェル変数、環境変数
- 2.16 エイリアス(別名)機能、関数
- 2.17 制御構造
- 2.18 起動時/終了時
3章 Bourne Shellプログラミング
- 3.1 スクリプトの構造
- 3.2 オプション
- 3.3 引用符
- 3.4 シェル変数
- 3.5 特殊な変数
- 3.6 ファイル名
- 3.7 入出力
- 3.8 制御構造
- 3.9 その他のコマンド
- 3.10 スクリプト例
- 3.11 条件式と演算処理
4章 C Shellの基礎
- 4.1 C Shellの概要
- 4.2 字句解析とメタキャラクタ
- 4.3 シェル変数
- 4.4 演算
- 4.5 制御文
- 4.6 入出力
- 4.7 複数コマンドの連係
- 4.8 aliasの活用
5章 C Shellプログラミング
- 5.1 C Shellスクリプトの概要
- 5.2 さまざまなC Shellスクリプト
6章 インタラクティブシェルとしてのC Shell
- 6.1 ヒストリ機能の活用
- 6.2 ジョブコントロール
- 6.3 ディレクトリ移動
- 6.4 補完
- 6.5 コマンドライン編集とビジュアルヒストリ
- 6.6 スペルチェック
- 6.7 便利なカスタマイズ用変数
- 6.8 インタラクティブシェル上での直接プログラミング
- 6.9 初期設定ファイル.loginと.cshrc
- 6.10 スーパーユーザーのための.cshrc
- 6.11 実用的な.loginと.cshrcの例