プログラミング英語教本
1,815円 (1,650円+税)
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内容紹介
プログラミングで接するドキュメントの少なからぬ量が英語で書かれています。コンピューターやソフトウェアの発展の中⼼がアメリカである点が⼤きな理由です。そのため、プログラミングのスキルを⾼めようとするならば、英語⼒も向上させる必要があります。
現在は機械翻訳の質が向上しつつあるため、機械翻訳を使えば英語⼒は不要だと考える⼈がいるかもしれません。しかしうまく翻訳できず、元の英⽂を読まなければならないケースは多々あります。さらに、たとえば英単語から作った関数名(例:parseInt())や変数名(例:allow_user_access)は機械翻訳できません。英語として読んで理解するしかないのです。プログラミングをしようとするならば、英語は避けて通れない関⾨です。裏返して⾔うと、英語を習得できれば⼤きなアドバンテージになります。
本書では、プログラミング英語のリーディングを中⼼に学べます。そのリーディング⼒を⾼めるために語彙(英単語)の増強を重視しています。語彙は英語を読むための基礎です。もちろん語彙だけ知っていても英語は完璧に読めませんし書けません。しかし語彙を多く知っていれば、辞書を引く⼿間が省けますし、前述のように関数名や変数名を読んで理解したり、うまく命名したりできます。
本書は⼤きく2つの部で構成されています。
第1部「ドキュメント・タイプ別解説」では、プログラミングで接する機会が多いドキュメント・タイプについて解説しています。具体的には以下の4種類を1章ずつ取り上げています。
・ソースコード
・APIリファレンス
・マニュアル∕ヘルプ(使⽤許諾契約も含む)
・ユーザー・インターフェイス(UI)
また、各章末の例題を通じて英語力の確認も可能です。
続く第2部「プログラミング必須英単語」では、覚えておくべき英単語を解説しています。語彙は英語を読み書きするための基礎であり、語彙⼒増強はプログラミング英語⼒の向上に⽋かせません。具体的には「プログラミング必須英単語600+」に掲載の英単語を紹介します。このうちプログラミング英語検定の語彙問題の出題範囲である「ベーシック300」と「アドバンスト300」については例⽂を⾒せながら解説します。
本書は「プログラミング英語検定」の公式学習⽤書籍(テキスト)でもあります。
書誌情報
- 著者: 西野 竜太郎
- 発行日: 2020-05-01
- 最終更新日: 2020-05-01
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 272ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF, EPUB
- 出版社: グローバリゼーションデザイン研究所
対象読者
⾼校在学〜卒業程度の英語⼒を持っていて、プログラミングを学んでいる学⽣(専⾨学校や⼤学など)や、プログラミングを仕事にしている社会⼈(新⼈〜経験数年程度)。
著者について
西野 竜太郎
IT分野の英語翻訳者。2017年から日本翻訳連盟(JTF)の理事も務める。産業技術大学院大学修了(情報システム学修士)、東京工業大学博士課程単位取得退学(専門は言語学)。
著書に『アプリケーションをつくる英語』(達人出版会/インプレス)や『ITエンジニアのための英語リーディング』(翔泳社)、『ソフトウェア・グローバリゼーション入門』(達人出版会/インプレス)などがある。『アプリケーションをつくる英語』で第4回ブクログ大賞(電子書籍部門)を受賞。
目次
はじめに
【第1部 ドキュメント・タイプ別解説】
第1章 ソースコード
- 1-1. ソースコードで使われる英語
- 1-2. サンプルと解説
- 1-3. ソースコード英語の特徴(1) − 名前
- 1-4. ソースコード英語の特徴(2) − コメント
- 1-5. ソースコード英語の特徴(3) − コミット・メッセージ
- 1-6. 例題
第2章 APIリファレンス
- 2-1. サンプルと解説
- 2-2. APIリファレンス英語の特徴
- 2-3. 例題
第3章 マニュアル/ヘルプ
- 3-1.サンプルと解説
- 3-2. マニュアル/ヘルプ英語の特徴
- 3-3. 使用許諾契約英語の特徴
- 3-4. 例題
第4章 ユーザー・インターフェイス(UI)
- 4-1. サンプルと解説
- 4-2. UI英語の特徴
- 4-3. 例題