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Power Automateではじめる ノーコードiPaaS開発入門

ラトルズ

2,750円 (2,500円+税)

本書はPowerAutomateを使ったサービスの操作方法について説明をします。スプレッドシート、メールサービス、ストレージサービス、TwitterやRSSなどの投稿、GoogleカレンダーやTeams、Slackなどの投稿管理など、業務で多用されている主なサービスの利用について一通り取り上げています。

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内容紹介

「ビジネスでパソコンを利用する」とは、昔から誰もが口にするセリフです。しかし、その内容は時代に応じて大きく変化しました。少し前なら、それは「ExcelとWordを使うこと」だったでしょう。が、今の時代、そんな単純な使い方をしているほうが少数派かもしれません。

表計算はGoogleスプレッドシート、ファイルの保存はOneDrive、メールはGmail、スケジュール管理はGoogleカレンダー。パソコンは、今や「ソフトをインストールして使う」ものではなくなっています。使うソフトはWebブラウザだけ。そこから、あらゆるサービスに接続し同時並行して作業を進めていく。そんな使い方が当たり前となってきました。そんな時代に「業務の効率化」を進めるにはどうすればいいのか。答えは1つです。「あらゆるサービスを自動化する」のです。これが「iPaaS(IntegrationPlatformasaService、サービスとしての統合プラットフォーム)」という考え方です。

アプリケーションやOSの操作を自動化するツールはこれまでにもたくさんありました。しかし、さまざまなWeb上のサービスを自動化するツールというのは、なかなかないでしょう。それを実現してくれるのが「PowerAutomate」です。

本書は、このPowerAutomateを使ったサービスの操作方法について説明をします。スプレッドシート、メールサービス、ストレージサービス、TwitterやRSSなどの投稿、GoogleカレンダーやTeams、Slackなどの投稿管理など、業務で多用されている主なサービスの利用について一通り取り上げています。

また、このPowerAutomateは「プログラミングツール」としての側面も持っています。そこで変数や各種の値の操作、データの入出力、条件分岐や繰り返しといった構文についてもページを割いて説明しました。

PowerAutomateは誰もが無料で利用することが可能です。まずは、この本を手に「サービスの統合化」というのがどんなものか体験してみましょう。

書誌情報

  • 著者: 掌田 津耶乃
  • 発行日: (紙書籍版発行日: 2022-01-25)
  • 最終更新日: 2022-01-25
  • バージョン: 1.0.0
  • ページ数: 364ページ(PDF版換算)
  • 対応フォーマット: PDF
  • 出版社: ラトルズ

対象読者

著者について

掌田 津耶乃

日本初のMac専門月刊誌「Mac+」の頃から主にMac系雑誌に寄稿する。ハイパーカードの登場により「ビギナーのためのプログラミング」に開眼。以後、Mac、Windows、Web、Android、iOSとあらゆるプラットフォームのプログラミングビギナーに向けた書籍を執筆し続ける。

目次

Chapter 1 Power Automateを準備しよう

  • 1.1 Power Automate とは?
    • 作業の「自動化」を考える
    • Power Automateと「iPaaS」
    • Power Automateの特徴
    • Power Automateに登録する
  • 1.2 Power Automate を利用しよう
    • Power Automateのホーム
    • テンプレートからフローを作る
    • フローを実行する
    • 実行の状況を調べる
    • その他の知っておきたい機能
    • 「Flow」アプリについて
    • フローの作成と実行がポイント

Chapter2 フローの基本処理

  • 2.1 基本の値と変数
    • トリガーとアクション
    • フローを作成する
    • フローの編集画面について
    • 英語表記と日本語化について
    • テスト実行する
    • メールを送信する
    • クリップボードを使おう
  • 2.2 値と変数の操作
    • トリガーと入力
    • 変数について
    • 変数の値を増減する
    • 式の利用
    • Power Automateの関数について
    • 変数を使った演算
    • 変数を使った計算を作る
  • 2.3 処理の制御
    • IFによる条件分岐
    • 「条件」を設定する
    • 「スイッチ」による分岐
    • 「Do until」による繰り返し
    • 数の合計を計算する
    • スコープで処理をまとめる
    • 並列分岐について
    • フローのスケジュールについて

Chapter 3 データの処理

  • 3.1数値の操作
    • 新しいフローの用意
    • 「数値関数」について
    • 計算結果をフォーマットして表示
    • 「数値の書式の設定」アクションを使う
  • 3.2 テキストの操作
    • 「テキスト関数」について
    • テキストの一部を表示する
    • テキストの関数と「式」
    • 覚えておきたい主なテキスト関数
  • 3.3 日時の操作
    • 「日時」について
    • 現在の時刻を表示する
    • タイムゾーンの変換
    • 日時の計算
    • 今日から〇〇日後の日付を調べる
  • 3.4 配列の操作
    • 配列(アレイ)とは何か
    • 配列を使ったフローを作る
    • 配列と Apply to each による繰り返し
    • 配列を合計する
    • 結果を通知する
    • 配列データを入力するには?
  • 3.5 オブジェクトの操作
    • オブジェクトとは?
    • オブジェクトの変数を作る
    • オブジェクトの内容
    • 「JSONの解析」を行う
    • オブジェクト配列について
    • 「アレイのフィルター処理」を利用する
    • Apply to eachで繰り返し処理する
    • オブジェクトは、仕組みをきっちりと

Chapter 4 スプレッドシートを利用する

  • 4.1 Excel Online の利用
    • 新しいフローを用意する
    • Excel Onlineを利用する
    • ワークシートを取得する
    • 「Apply to each」でワークシートを処理
    • ワークシートの値について
    • テーブルを作成する
    • テーブルにレコードを作成する
    • テーブルからレコードを検索する
    • 「行の取得」を追加する
    • 真偽値のテキストを処理する
    • 並列分岐でエラー通知を作る
    • 実行条件の構成を設定
    • レコードの更新と削除
    • Google スプレッドシートを利用する
    • Google スプレッドシートについて
    • 「Google スプレッドシート」コネクタの利用
    • ワークシートを取得する
    • シートにレコードを追加する
    • 「行の挿入」アクションの利用
    • 動作を確認しよう
    • レコードを取得する
    • 「行を取得する」アクションの追加
    • 通知を追加する
    • 実行し結果をチェックする
    • レコードの更新と削除
    • Google スプレッドシートからレコードを得る
  • 4.2バックアップ用Excelテーブルの作成
    • レコードをExcelに保存する
    • 実行して動作を確認!
    • Excel Online と Google スプレッドシートの違い

Chapter 5 メールとアドレスの管理

  • 5.1 Gmail の利用
    • Gmailコネクタについて
    • メールを送信する
    • Gmailに接続する
    • メール送信処理の作成
    • Gmailのトリガーを利用する
    • メールが届いたときの処理を作る
    • メールに返信する
    • Gmailトリガーの動作テスト
    • スプレッドシートに情報を保存する
    • プロモーションメールが届いたらシートに出力する
    • Google スプレッドシートを操作する
  • 5.2 Outlook の利用
    • Outlookcomを利用する
    • Outlookcomでメールを送信する
    • Microsoft アカウントによるサインイン
    • Outlookcomのトリガーを使う
    • メール操作のアクション
    • Microsoft からのメールを整理する
    • フラグを設定して処理を呼び出す
    • 新着メールのフラグを操作する
  • 5.3 アドレス情報の管理
    • Google コンタクトを利用する
    • 連絡先の作成を行う
    • 入力項目の用意
    • 連絡先情報を取得する
    • 「連絡先の取得 (V4)」アクション
    • Google スプレッドシートに出力する
    • Outlookの連絡先の利用
    • 「連絡先の作成」アクションの作成
    • 複数の連絡先情報を取り出す
    • 「複数の連絡先の取得」アクション
    • 基本は「新規作成」と「情報整理」

Chapter 6 ストレージサービスとファイル管理

  • 6.1 ストレージサービスとファイル
    • 4つのストレージサービス
    • OneDriveについて
    • OneDriveでファイルを作成する
    • Google ドライブでファイルを作る
    • Dropboxを利用する
    • Boxを利用する
    • ストレージ利用のフローを作成する
    • Dropbox の「ファイルの作成」アクション
    • Boxの「ファイルの作成」アクション
    • ファイルのメタデータとコンテンツ
    • ファイル情報取得のフロー
  • 6.2 ファイルを操作する
    • ファイルのコピーと削除
    • ストレージコネクタのトリガーについて
    • フォルダーにアーカイブを展開する
    • ファイル操作のログを取る
    • フォルダー内のファイルリストを取得する
    • ストレージ内のファイルをExcelに出力
    • ファイルを繰り返し処理する
  • 6.3 OneDrive の独自機能
    • 外部サイトのファイルをダウンロードする
    • ファイルの移動とリネーム
    • テキストファイルだけを処理するには?
    • 「パスを使用したファイル移動または名前変更」アクション
    • フォルダー内からファイルを検索する
    • ファイルの変換について
    • 「ファイルの変換」アクションを使う
    • トリガーをうまく活用しよう

Chapter 7 外部サイトのデータを利用する

  • 7.1 Twitter を利用する
    • Twitter のタイムライン
    • ツイートをExcelのテーブルに出力
    • 取得されるツイート情報
    • フォロワー情報の取得
    • ツイートする
    • 検索とリツイート
    • ツイートは慎重に!
  • 7.2 RSS/JSON の利用
    • RSSによる情報の取得
    • ExcelのテーブルにRSS情報を出力
    • RSSのデータ構造
    • JSONによるデータの利用
    • URLからJSONデータを取得する
    • 取得したデータをJSONデータとして使えるようにする
    • JSONデータをExcelに出力する
  • 7.3 カスタムコネクタの作成(Premium)
    • JSONを利用するコネクタを作る
    • 全般情報の設定
    • セキュリティの設定
    • 定義の設定
    • コードとテスト
    • カスタムコネクタを利用する
    • 取得データをExcelに出力する
    • RSSとJSONがアクセスの基本!

Chapter 8 ビジネスツールの活用

  • 8.1 Googleカレンダーの利用
    • 「Google カレンダー」コネクタを使う
    • Google カレンダーのイベントを作成する
    • 「イベントの作成」の設定項目
    • 動作を確認しよう
    • イベントの取得
    • 祝日カレンダーのイベントを表示する
    • イベントを繰り返し処理する
    • イベントのトリガーを利用する
    • Outlook利用の場合
    • イベント操作の基本は同じ
  • 8.2 タスク管理
    • Google Tasksを利用する
    • タスクの作成
    • タスクリストとタスクの取得
    • タスクリストを繰り返し処理する
    • タスクを繰り返し処理する
    • Google タスクのトリガー
  • 8.3 チーム作業
    • MS Teams とチーム作業
    • チームについて
    • チームの作成
    • テーブルのメンバーを追加する
    • チャットの作成
    • チームにメッセージを投稿する
    • 会議をスケジュールする
    • Excelテーブルからメンバーを取得する
    • Teams会議の作成
    • Teamsのトリガーを利用する
    • チームに投稿されたら返信しメールで通知
    • Slackの利用について
    • チャネルを作ってメッセージを送信する
    • Slackにサインインする
    • チャネル作成とメッセージ送信
  • 8.4 承認処理
    • 承認とは?
    • チーム作成の承認を受ける
    • 開始して承認を待機
    • 承認結果を元に処理を行う
    • 動作を確認する
    • 「カスタム応答 - すべての応答を待機」を使う
    • 「Office 365 Users」でユーザー情報を得る
    • 「開始して承認を待機」の用意
    • 承認をチェックして処理する
    • 動作を確認する
    • 「承認」は「開始して承認を待機」が基本

索引

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