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内容紹介
本書は、等身大のプログラマの一人がキャリア開発の重要性を説き、そのための心構えなどを示したもの。「プログラマはビジネス視点を持って意識的なキャリア開発をすべき」という視点から、その実践方法を著者独特の生き生きとした共感できる語り口で伝える。原書は“The Passionate Programmer: Creating a Remarkable Career in Software Development”(The Pragmatic Programmers, 2009)
『My Job Went To India オフショア時代のソフトウェア開発者サバイバルガイド』(オーム社、2006年)の改題改訂版。
書誌情報
- 著者: Chad Fowler(著), でびあんぐる, 鵜飼文敏, 武藤健志, 八田真行, 大沢 進(監訳)
- 発行日: 2010-11-17 (紙書籍版発行日: 2010-02-25)
- 最終更新日: 2010-11-17
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 200ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF
- 出版社: オーム社
対象読者
現役のソフトウェア開発者(職業プログラマ)、職業プログラマ予備軍である学生、ソフトウェア開発者への転職希望者
著者について
Chad Fowler
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世界的に著名なソフトウェア開発者、トレーナー、マネージャ、演説家、ミュージシャン。過去10年間に、世界最大級の企業のいくつかで働き、最優秀のソフトウェア開発者という評価を受けた。コンピュータプログラミングを愛してやまない。InfoEther, Inc.のCTOとして、Ruby言語における顧客からの困難な問題の解決に、その時間の多くを割いている。RubyConf、RailsConf、RailsConf Europeの共同主催者であり、多数の人気ソフトウェア書籍の著者または共著者である。
でびあんぐる
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狭義には、Debian Project(フリーのディストリビューションをメンテナンスするボランティア団体。代表作にDebian GNU/Linuxがある)所属の日本人オフィシャルメンバで構成する任意団体。広義には、Debianをこよなく愛する開発者たち。「でびあん」はDebian、「ぐる」は導師・ベテランを示すGuruを意味する(単に「でびあんグループ」の略ではないか、いやいや、「でびあんグルーオンだ!?」などという説もあるが定かではない)。監訳書に『入門git』、『Release It!本番用ソフトウェア製品の設計とデプロイのために』(共にオーム社)などがある。
鵜飼文敏
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Debian Project オフィシャルメンバ、元 Debian JP Project リーダー、The Free Software Initiative of Japan 副理事長。Debian JP Project 創設時のメンバで以後 Debian を中心に活動。現在は Chromium コミッタ、WebKit コミッタ、Go 言語コントリビュータ。『CodeReading』、『Write Great Code』(共に毎日コミュニケーションズ)など監訳多数。著書に『Binary Hacks』(オライリー・ジャパン)など。
武藤健志
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Debian Projectオフィシャルメンバ。著書に『Debian GNU/Linux 徹底入門第3版~Sarge対応』など。オープンソースやJavaに関する監訳書多数。Debian Projectにおいては主に国際化活動に従事している。
八田真行
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Debian Project オフィシャルメンバ、GNU Project メンバ。1979年生まれ。米国ニューヨーク州留学を経て現在東京大学大学院経済学研究科博士課程に在籍。
大沢 進
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Debian Project オフィシャルメンバ。小学生のときにファミリーベーシック(ファミコン用の BASIC が内蔵されたカセット)を友人に借りたことからプログラミングに興味を持つ。
目次
日本の読者の皆さんへ
本書に寄せて
謝辞
イントロダクション
- 失敗はレーダーに映らない!
- 自分のものにする
- 新版について
第1章 市場を選ぶ
- 1 先んずるか、やられるか
- 2 需要と供給
- 3 コーディングはもう武器にならない
- 4 一番の下手くそでいよう
- 5 自分の知性に投資しよう
- 6 親の言うことを聞くな
- 7 万能選手になろう
- 8 スペシャリストになろう
- 9 自分の人生を他人任せにするな
- 10 愛せよ、さもなくば捨てよ
第2章 製品に投資する
- 11 魚の釣り方を学ぶ
- 12 ビジネスの仕組みを学ぶ
- 13 師匠を探す
- 14 師匠になる
- 15 一に練習、二に練習
- 16 プロセスを大切にする
- 17 巨人の肩の上で
- 18 自動化によって仕事を確保する
第3章 実行に移す
- 19 今すぐに
- 20 読心術
- 21 デイリーヒット
- 22 誰のために働いているのか思い出す
- 23 今の職務を全力で
- 24 今日どれだけうまく仕事ができるか?
- 25 自分にどれだけの価値があるか?
- 26 バケツ一杯の水の中の小石ひとつ
- 27 保守作業の真価を知る
- 28 8 時間燃焼
- 29 失敗する方法を学ぶ
- 30 できないことは「できない」とはっきり言う
- 31 あわてるな
- 32 言って、成して、示す
第4章 マーケティングスーツ族だけのものじゃない
- 33 視点が違えば認識も異なる
- 34 アドベンチャーツアーガイド
- 35 オレ、作文的なのは得意っすよ
- 36 そこに居ること
- 37 スーツ語
- 38 世界を変えよう
- 39 業界で名前を売ろう
- 40 自分のブランドを築こう
- 41 自作のコードをリリースしよう
- 42 目立つこと
- 43 コネを作る
第5章 研鑽を怠らない
- 44 既に時代遅れである
- 45 君は既に職を失っている
- 46 終わりのない道
- 47 自分のロードマップを作る
- 48 市場に気を配る
- 49 鏡の中の太った男
- 50 南インドのサル捕獲トラップ
- 51 ウォーターフォール式のキャリア計画はやめよう
- 52 昨日よりよく
- 53 独立する