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内容紹介
システムは、何もしないと壊れます。システムは、よくわからない状態になります。
どれだけ技術力の高いエンジニアが設計・構築しても、残念な事実として、システムを構築した後に何もしないと壊れます、よくわからない状態になります。
システムを「監視」あるいは「モニタリング」することで、
異常を検知し復旧させること
システムの価値を維持・向上させること
ができます。
本書では、監視テクノロジの動向から組織での実装まで、わかりやすく学ぶことができます。最新ツールの説明、実装パターンの紹介だけでなく、組織での実装にあたっての態勢づくり、システムづくりについても現場目線で寄り添って解説しています。
これから監視を始める方にはもちろん、現状の監視システムに疑問を抱いている方にもおすすめの1冊です。
書誌情報
- 著者: 馬場 俊彰
- 発行日: 2020-03-21 (紙書籍版発行日: 2020-03-24)
- 最終更新日: 2020-03-21
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 208ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF
- 出版社: マイナビ出版
対象読者
著者について
馬場 俊彰
静岡県の清水出身。電気通信大学の学生時代に運用管理からIT業界入り。MSPベンチャーの立ち上げを手伝ったあと、中堅SIerにて大手カード会社のWebサイトを開発・運用するJavaプログラマを経て現職。在職中に産業技術大学院大学に入学し無事修了。現在はソフトウェアエンジニア・インフラエンジニア・技術統括責任者として運用現場のソフトウェアエンジニアリング推進に従事。現在メインのプログラミング言語はPythonとGo。執筆環境はVim(Neovim)とMkdocs、pptrhtmltopdf、ArchLinux。
目次
第1章 監視テクノロジの動向
- 1.1 システムにまつわる残念な事実
- 1.2 監視テクノロジの2 つの志向性
- 1.3 監視テクノロジの動向
- 1.4 Web システム運用の文化
第2章 監視テクノロジの概要
- 2.1 監視テクノロジで実現したいこと
- 2.2 可用性の測り方
- 2.3 監視システムの種類
- 2.4 監視システムの構成概要
- 2.5 自己修復機構と監視テクノロジ
- 2.6 自己修復システムの継続的運用を支えるChaos Engineering
第3章 監視テクノロジの基礎
- 3.1 監視テクノロジの基礎
- 3.2 観測部分の基礎技術
- 3.3 データ収集部分の基礎技術
- 3.4 データ利用部分の基礎技術
- 3.5 時系列データベースの基礎技術
- 3.6 ログの基礎技術
第4章 監視テクノロジの導⼊
- 4.1 「監視」に対する期待
- 4.2 監視を始める
- 4.3 監視ツールどれにしよう問題
第5章 監視テクノロジの実装
- 5.1 アラーティングする / しないの基準
- 5.2 アラーティング目的の観測項目を決める
- 5.3 定番の観測項目
第6章 インシデント対応実践編
- 6.1 インシデント対応の基礎知識
- 6.2 インシデント対応の心構え
- 6.3 インシデントがOpen ステータスのときにやること
- 6.4 インシデントがResolved ステータスのときにやること
- 6.5 恒久対応 / 改善対応
第7章 監視構成例
- 7.1 チェック、メトリクス、ログ、トレース、APM の構成例
- 7.2 通知、コミュニケーション、ドキュメント、チケットの構成例