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内容紹介
本書は、ITプロを目指す初心者が、CentOS 8を通してLinuxのシステム管理とサーバ構築の基本操作を学習していくための入門書です。普段はWindowsやmacOSといったウィンドウ環境を利用している方を対象に、Linux(CentOS 8)におけるコマンドライン操作、ユーザー管理、パッケージ管理、ネットワークの基本設定、サーバーの管理・構築について、実際の操作を行いながら解説します。本書を読み終えた段階で、CentOSでの基本的なシステム管理やWebサーバやファイルサーバの構築が行えるようになることを目指しています。Chapter 1~Chapter 3までは、CentOSのインストールから始めて、コマンドラインの使い方を学習します。その後のChapter 4とChapter 5では、Linuxのシステム管理、ネットワークやセキュリティの基本的な設定を行います。Chapter 6以降は、より実践的なサーバ構築のテーマとして、ファイルサーバとしてSambaとNFS、WebサーバとしてApacheの構築を取り上げ、最後にSSHによるリモートアクセスの方法を解説します。
書誌情報
- 著者: 大津 真
- 発行日: 2020-04-22 (紙書籍版発行日: 2020-04-22)
- 最終更新日: 2020-04-22
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 312ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF, EPUB
- 出版社: インプレス
対象読者
はじめてLinuxの管理に携わる学生、システム管理者、Linuxサーバ保守担当者技術レベル:初級。これまでmacOSやWindows、LinuxといったクライアントPCの利用経験はあるが、サーバ構築の経験はない
著者について
大津 真
東京都生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、外資系コンピューターメーカーにSEとして8年間勤務。現在はフリーランスのテクニカルライター。プログラマーのかたわら、ミュージシャンとしても活動。自己のユニット「Giulietta Machine」にて、4枚のアルバムをリリース。
目次
はじめに
- 読者対象/本書の構成
- 本書の表記
- 本書で使用した実行環境
目次
Chapter 1 Linux/CentOS の概要とインストール
- 1-1 CentOS とはどんなOS
- 1-2 CentOS のインストール
Chapter 2 コマンドラインを操作しよう
- 2-1 ターミナルでコマンドを入力する
- 2-2 基本コマンドを実行してみよう
- 2-3 シェルの便利機能を活用しよう
- 2-4 ファイルの基本操作コマンドを覚えよう
Chapter 3 シェルを活用する
- 3-1 標準入出力を使いこなそう
- 3-2 リダイレクションとパイプを活用するコマンド
- 3-3 ファイルの検索
- 3-4 vim エディタを使用する
- 3-5 シェルの環境設定
Chapter 4 システム管理の基礎知識
- 4-1 ユーザ管理
- 4-2 パーミッションによるファイルの安全管理
- 4-3 ディスクの管理と LVM
- 4-4 パッケージ管理とソフトウェアのインストール
- 4-5 ジョブとプロセスの管理
- 4-6 systemd によるサービスの管理
Chapter 5 ネットワークの基本とセキュリティ
- 5-1 ネットワークの基本設定
- 5-2 ローカルネットワークでのホスト名の解決
- 5-3 ネットワークの基本コマンド
- 5-4 ファイアウォールの設定
- 5-5 SELinux の基礎知識
Chapter 6 ファイルサーバを立ち上げる
- 6-1 Windows のファイルサーバ Samba
- 6-2 NFS サーバの設定
Chapter 7 Web サーバの構築 - Apache
- 7-1 Apache の概要
- 7-2 Apache の基本設定
- 7-3 CGI と SSI を利用する
- 7-4 PHP プログラムを実行する
Chapter 8 SSH で安全なリモートログイン
- 8-1 SSH の概要と基本設定
- 8-2 SSH の活用