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内容紹介
プログラミングの初心者も学べるようにキホンをひとつひとつ着実に解説。
改訂2版は、Pythonのバージョン3.9に対応。json/reパッケージ、f文字列などを新たに解説。
短いサンプルだからわかりやすい 平易な解説でムリなく学べる!
本書は、世界的に普及が拡大しているPythonによるプログラミングを初歩から学ぶためのものです。開発環境の準備からスタートし、基本的な文法・構文のしくみと使い方をひとつひとつムリなく理解していくことで、プログラミングの基本を身につけることができます。
実践の初歩として、関数やクラスの作り方も解説します。単なる「入門」にとどまることなく、「実践」を見据え、ひとまとまりのプログラムをどのように組み立てていくかを把握できます。さらに、章末の練習問題やAppendixの内容を読み解くことで、学習事項の理解が深められるようになっています。
Pythonは文法が理解しやすく、初心者が取り組みやすいプログラミング言語です。データ分析やAIプログラミングでは第一に利用が検討される言語でもあり、ぜひ本書を活用して次のステップへと進んでください。
【基礎シリーズの5つの特徴】
・各章の最初で「これから学ぶこと」を明確にします。
・シンプルな図で考え方をスムーズに理解できます。
・短いサンプルで簡単な方法から学びます。
・「まとめ」で学習項目を振り返ります。
・章末の「練習問題」で理解を深めます。
書誌情報
- 著者: 大津 真
- 発行日: 2021-01-22 (紙書籍版発行日: 2021-01-22)
- 最終更新日: 2024-03-11
- バージョン: 1.2.0
- ページ数: 368ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF, EPUB
- 出版社: インプレス
対象読者
プログラミングの初心者または初級者。
著者について
大津 真
東京都生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、外資系コンピューターメーカーにSEとして8年間勤務。現在はフリーランスのテクニカルライター、プログラマーのかたわら、ミュージシャンとしても活動。自己のユニット「Giulietta Machine」にて、4枚のアルバムをリリース。主な著書として、『Linuxサーバ入門[CentOS 8対応]』『これから学ぶPython』『逆引きPython標準ライブラリ 目的別の基本レシピ180+!』(以上、インプレス)、『SwiftUIではじめるiPhoneアプリプログラミング入門』(ラトルズ)、『MASTER OF Logic Pro X[改訂第2版]』(ビー・エヌ・エヌ新社)、他多数。
目次
はじめに
本書の読み方
PART1 Pythonの基本を身につけよう
CHAPTER1 Pythonプログラミングを始めるための予備知識
- 1.01 Pythonとはどんな言語だろう/プログラミング言語とは?
- Pythonはオブジェクト指向言語
- Pythonはシンプルなスクリプト言語
- Pythonプログラミングを始めるために
- Visual Studio Codeについて
- 1.02 Pythonの導入とPowerShellの使い方(Windows編)/WindowsにPython 3をインストールする
- PowerShellを起動してコマンドを実行する
- PowerShellの基本的な使い方
- 1.03 Pythonの導入とターミナルの使い方(macOS / Linux編)/macOSにPython 3をインストールする
- LinuxにPython 3をインストールする
- ターミナルを起動してコマンドを実行する
- ターミナルの基本的な使い方
- 1.04 Pythonをインタラクティブモードで実行する/インタラクティブモードで起動する
- 簡単な計算をしてみよう
- 演算の優先順位/引数を表示するprint()関数
- 文字列はダブルクォーテーション「"」で囲む
- 数値と文字例では型が異なる
- 練習問題
CHAPTER2 Pythonの基礎を学ぼう
- 2.01 Pythonプログラムを作成してみよう/Pythonプログラムの作成から実行まで
- はじめてのPythonプログラム
- Pythonのソースファイルの基本を理解しよう
- コメントについて
- 2.02 変数の取り扱いを理解しよう/変数とは?
- 変数を使用して計算をする
- よく使う値を変数にするとより便利に
- 標準体重計算プログラムを作成する
- キーボードから値を入力するには
- 2.03 いろいろな組み込み型/数値型について
- リテラルの記述方法を理解しよう
- 文字列のリテラルについて
- 数値と文字列の相互変換
- 一連のデータを管理するリスト型
- タプルはデータを変更できないリスト
- タプルとリストの相互変換
- オブジェクトのid番号を調べるには
- 2.04 モジュールをインポートしてクラスや関数を利用する/標準ライブラリのモジュールをインポートする
- クラスからインスタンスを生成する/インスタンスに対してメソッドを実行する
- from~import文を使用してクラスをインポートする
- 値を戻すメソッドを使用する
- mathモジュールの関数を利用する
- 乱数を使用する
- 練習問題
CHAPTER3 プログラムの処理を分岐する/繰り返す
- 3.01 条件判断はif文で/bool型について
- ifで処理を切り分ける
- いろいろな比較演算子
- 処理を3つ以上に分けたい場合には
- if文のブロック内に別のif文を記述する
- 3.02 if文を活用する/条件式を組み合わせる
- 閏年の判定プログラムを作成する
- 月から季節名を表示するプログラムを作成する
- リストやタプルの要素であることを調べる
- 条件判断を簡潔に記述できる条件演算式
- 3.03 処理を繰り返す/ループはなぜ必要
- for文を使ってみよう
- rangeオブジェクトでカウントアップ/ダウンする
- whileループの利用
- 3.04 ループを活用する/ループを中断するbreak文
- ループの先頭に戻るcontinue文
- ループごとにインデックスと要素を取得するenumerate()関数
- zip()関数により複数のリストから要素を順に取り出す
- elseでループが完了した場合の処理を記述する
- 3.05 例外の処理について/例外とは何だろう
- 例外を処理する
- 練習問題
CHAPTER4 組み込み型の活用方法を理解しよう
- 4.01 文字列を活用する/文字列に対してメソッドを実行するには
- 文字列から文字や文字列を取り出す
- 文字列を検索する
- format()メソッドで文字列をほかの文字列に埋め込む
- f文字列を使用して文字列に値を埋め込む
- 正規表現のパターンで文字列の検索/置換を行う
- 4.02 リストやタプルを活用する/リストやタプルの基本操作
- リストの要素を検索する
- リストの要素を変更する
- リストの要素をソートする
- コマンドラインから引数を受け取る
- 4.03 辞書と集合の操作/キーと値のペアでデータを管理する辞書
- 辞書の基本操作を知ろう
- キー/値の一覧を取得する
- アンケートを集計するプログラムを作成する
- 要素の重複を許さない集合(set)
- 4.04 リスト、辞書、集合を生成する内包表記/リストの内包表記の基本を理解しよう
- 条件を満たす要素を抽出する
- タプルを要素とするリストから条件に合う要素を抽出する
- 辞書の内包表記を使用する
- 集合の内包表記を使用する
- 練習問題
- PART2 Pythonプログラミングを実践してみよう
CHAPTER5 オリジナルの関数を作成する
- 5.01 関数を作成してみよう/関数はdef文で定義する
- キーワード引数とデフォルト値の指定
- 関数呼び出しと引数の値
- 変数のスコープについて
- 5.02 可変長引数と無名関数の取り扱い/任意の数の引数を受け取る可変長引数について
- キーワード引数を辞書として受け取る
- lambda式で無名関数を定義する
- 5.03 関数を活用する/リストの要素に対して処理を行うmap()関数
- リストの要素をフィルタリングするfilter()関数
- リストのソート方法をカスタマイズする
- 辞書の要素をソートする
- ジェネレータ関数を作成する
- 練習問題
CHAPTER6 テキストファイルの読み書きを理解しよう
- 6.01 テキストファイルを読み込む/テキストファイルを読み込むための基礎知識
- テキストファイルを一度に読み込むread()メソッド
- ファイルの各行をリストに分割するreadlines()メソッド
- テキストファイルから1行ずつ読み込むreadline()メソッド
- with文を使うとファイル処理がもっと便利に
- 6.02 テキストファイルに文字列を書き込む/テキストファイルに書き込むための基礎知識
- テキストファイルに1行ずつ書き出すwrite()メソッド
- リストの要素をまとめて書き出すwritelines()メソッド
- ファイルが存在しているかどうかを調べる
- 文字エンコーディング変換プログラムを作成する
- 6.03 JSONファイルの読み込み/JSONとは
- JSON形式のテキストファイルを読み込むload()関数
- 読み込んだデータを並べ替える
- 練習問題
CHAPTER7 オリジナルのクラスを作成する
- 7.01 はじめてのクラス作成/クラス作成の基礎知識
- Customerクラスの作成
- インスタンス変数とクラス変数
- クラスでメソッドを定義する
- 7.02 オリジナルのクラスの活用テクニック/クラスに変数やメソッドを動的に追加する
- メソッドを動的に追加する
- アトリビュートを外部からアクセスできないようにする
- アクセッサメソッドをプロパティとして扱うには
- オリジナルのクラスや関数をモジュールとして利用する
- モジュールにテスト用のステートメントを加える
- 7.03 クラスを継承する/Customerクラスを継承してみよう
- サブクラスでメソッドを追加する
- 組み込み型を継承する
- 練習問題