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内容紹介
機械語-それはコンピュータのコトバ。
本書はコンピューターに興味のある一般の方を対象とした、楽しみながら学べるソフトウェア基礎の入門書です。データの数値化やアルゴリズムの話と共に、コンピューターのコトバ「機械語」の解説を行います。ある程度コンピューターを知っている人だと機械語は難しいものだというイメージがあるかもしれません。しかしコンピューターがどのように動作するかというイメージを掴むためには、実はこの機械語を見てみるのが一番の早道なのです!機械語の動作が理解できれば、その上で動く高級言語やOSなどの動作も非常に分かりやすくなります。
本書を読むことで、「今まで何だかよく分からない箱」だったコンピュータが少しでも違ったように見えてくるようになるはずです。
【注意】
本書は2005年5月に刊行された『機械のコトバ』を元にした復刻版です。初版当時と大きく状況が変わった記事についてはコラムの形でコメントを追加していますが、基本的に書籍中の情報は、原著発行時のものですので、ご了承ください。
書誌情報
- 著者: 渡辺 徹
- 発行日: 2014-03-11 (紙書籍版発行日: 2014-03-11)
- 最終更新日: 2014-03-11
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 354ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF
- 出版社: マイナビ出版
対象読者
コンピューターに興味のある一般の方
著者について
渡辺 徹
元SystemSoft、現在算法研究所においてゲーム開発に携わっている。代表作として"Master of Monsters Final "、"Locus Alba" などがある。
目次
プロローグ A君の悲劇
01 コンピューターとはなにか
- 1-1 電卓とコンピューターの違い
- 1-2 ハードウェアの一番基本的な話
- 1-3 コンピューターは数しか分からない
- [まとめ]一番基本的なところ
- 補足 ビットとバイト
- 補足 10進2進16進法対応表
02 みんな数字で表してみる
- 2-1 様々な数を表す
- 2-2 文字を表す
- 2-3 画像その1:ビットマップ
- 2-4 画像その2:メタファイル
- 2-5 画像その3:3次元コンピューターグラフィックス
- 2-6 音を表す
- [まとめ]数値化できないものは?
- 補足 データ圧縮について
03 アルゴリズム
- 3-1 プログラムとアルゴリズム
- 3-2 迷宮からの脱出
- 3-3 もっと詳しく説明しろだと?
- 3-4 大馬鹿者に噛んで含めて説明する
- [まとめ]なんだか疲れた気がする…
- 補足 全然疲れていない人へ
04 機械のコトバその1:機械語
- 4-1 なぜ機械語なのか?
- 4-2 データ転送命令
- 4-3 算術演算命令
- 4-4 論理演算命令
- 4-5 ジャンプ命令
- 4-6 入出力命令
- 4-7 その他の命令
- 4-8 アセンブリ言語
- 4-9 基本的な処理の例
- 4-10 機械語で迷宮から脱出
- [まとめ]とにかく本気で疲れた…
- 補足 賢い掛け算と割り算プログラム
- 補足 偽機械語の最小セット
05 機械のコトバその2:高級言語
- 5-1 アセンブリ言語の改良
- 5-2 アセンブリ言語を超えて
- 5-3 数値やアドレスに名前を付ける
- 5-4 よくある処理を簡便に
- 5-5 プログラムの流れを分かりやすく
- 5-6 複雑な構造に名前を付ける
- 5-7 サブルーチン
- 5-8 機械語でサブルーチン
- 5-9 サブルーチンの別な利点
- 5-10 高級言語で迷宮から脱出
- [まとめ]すばらしき高級言語
- 補足 自分で自分を呼んでしまったら?
06 機械のコトバその3:本当の機械語
- 6-1 本当の機械語について
- 6-2 Z-80命令の簡単な解説
- 6-3 Pentiumだとどうなっている?
- [まとめ]機械語はシンプルイズベスト
- 補足 もう少し突っ込んだハードウェアの話
07 神への長い道のり
- 7-1 全能なるプログラム
- 7-2 原理的には可能だが…
- 補足 チューリングマシンの停止問題