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内容紹介
ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)では、新しい技術が次々に登場しています。
たとえば最近のCPUはマルチコアが主流になってきていますが、ではマルチコアとはどのようなものなのかは、CPUのアーキテクチャを知らなければ本質的な理解は困難です。またCPUの機能を理解するためにはそこで実行されるマシンコード(命令)とはなにか、どのように命令が実行されコンピュータが動作するのかなどの基礎的な知識も必要になってきます。
クラウド関係ではNoSQLと呼ばれるデータストアがよく使用されますが、なぜNoSQLが必要とされるのかは従来からあるRDB(リレーショナルデータベース)の機能と特徴を知らなければ、理解できません。おなじように仮想化の場合も、OS(オペレーティングシステム)を含めたコンピュータの動作原理を知らなければ、その動作原理や各仮想化方式の長所・短所等を理解することは難しいでしょう。
このように、ICTが進歩するにつれて、むしろコンピュータ等の基本的な動作の理解が必要になってきます。本書では、ICTに関係する基礎知識を、「PCの成り立ち」「プログラムの動くしくみ」「オペレーティングシステムとネットワーク/データベース」「プログラミング言語の進化とインターネットの時代」の4つのカテゴリに分け、分かりやすく解説しました。
本書は、ICT系の仕事にこれから携わろうとする方が、基本的な知識と理解を習得する上で大変有効です。また、すでにICTの業務に携わっている方も、知識の足りないと思われる部分を補強する際には役立つことでしょう。
もちろん本書はそれ以外の学生、コンサルタントなどICTの知識を広く学びたい方にとって最適な一冊です
書誌情報
- 著者: 清野 克行
- 発行日: 2015-06-24 (紙書籍版発行日: 2015-06-24)
- 最終更新日: 2015-06-24
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 578ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF
- 出版社: ラトルズ
対象読者
著者について
清野 克行
有限会社サイバースペース代表。慶應義塾大学工学部電気化卒。情報処理学会会員。日本IBM、日本HPで、製造・装置業を対象とした業務系/基幹業務系システムのSE/マーケティングや、分散システムによる社内業務システム開発などに携わる。現在は、クラウド、ビッグデータ処理関連およびRIAのソフト開発/書籍・雑誌記事執筆/セミナー講師などを行っている。