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- IA シンキング Web制作者・担当者のためのIA思考術(紙書籍) (ワークスコーポレーション)
内容紹介
考える力や問題解決能力は、一朝一夕に身につくものではありません。昨今は、明日からすぐに実践できるノウハウやTIPSに関する本が百花繚乱ですが、もっと血肉になる基礎能力を身につけるにはどうすればよいのでしょうか?
本書では、実務や人材育成の現場、数々の勉強会を通じて著者が得た知見をもとに、仕事に活かせるIA=情報アーキテクチャ本としてまとめました。抽象的なIAの考え方を可視化するために、基礎的な知識の紹介に加えて、想定した設問に著者が思考・回答していくアプローチを紙上で展開しており、IAの考え方を追体験できるようになっています。デザイナーはもちろん、スケジュールや課題を整理・管理する必要があるディレクターやWeb担当者の方にもお役立ていただけます。
IA の考え方や、その考えに基づいたアウトプットができるよう随所に演習を設けています。演習では単に設問とその解答例の紹介にとどまらず「材料とヒント」や「思考のプロセス」も掲載。実際に著者の講義を受けているかのように、IAの考え方を学ぶことができます。最後の章では、ケーススタディとしてより具体的な「解決すべき課題」について、どのようにIAの考え方を実務に活かしていくか見ていきます。
書籍の最後には対談を収録しています。著者の友人であり、フリーランスでご自身のブログやポッドキャストでIAやUXについて度々言及されている長谷川恭久さんと、IAの必要性や今後の課題などをお話しいただきました。
書誌情報
- 著者: 坂本貴史
- 発行日: 2012-06-15
- 最終更新日: 2012-06-15
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 224ページ(A4PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF, EPUB
- 出版社: ボーンデジタル
対象読者
Webデザイナー、Webディレクター、インフォメーションアーキテクト、Web担当者、Web業界を目指す学生
著者について
坂本貴史
2002年より、ネットイヤーグループ株式会社にて、IA/UXデザイナーとして活躍中。
主に、企業におけるインタラクティブマーケティング支援 (コンサルティング)や、Webサイト構築におけるクリエイティブディレクションを担当。とくに、Web情報アーキテクチャを設計する専門職インフォメーションアーキテクトとして活躍中で、執筆・寄稿やセミナーの講師なども行っている。
目次
第1章 IAというスキル
- 1-1 はじめに
- 1-2 価値化
- 1-3 プロセスとスキル
- 1-4 ユーザーエクスペリエンスデザイン
- 1-5 プロジェクトデザインと可視化
- 1-6 成果物
- 1-7 理論と実践
- 【コラム】Webにおけるエコシステム
第2章 情報分類とメニューの最適化
- 2-1 情報の整理
- 2-2 情報の分類
- 2-3 標準化の流れ
- 2-4 【演習】料理本のメニューをつくる
- 2-5 【演習】課題の情報整理をしてみる
- 【コラム】ユニバーサルメニューの今後の展開
第3章 サイトストラクチャの理解
- 3-1 サイトストラクチャに求めるもの
- 3-2 文書表現
- 3-3 【演習】サイト構造を見たままトレースする
- 3-4 【演習】ハイレベルサイトストラクチャで要点を伝える
- 3-5 【演習】同業種のサイト構造を比較する
- 【コラム】アウトラインプロセッサの可能性
- 【コラム】Web情報アーキテクチャの設計ツール
第4章 ナビゲーションパターンと用法
- 4-1 ナビゲーションとは
- 4-2 利用シーンにおけるナビゲーション
- 4-3 ナビゲーションにおける課題
- 4-4 【演習】ツリー構造からナビゲーションの基礎を知る
- 4-5 【演習】機能というナビゲーションを知る
- 4-6 【演習】パンくずのもう1つの側面を知る
- 4-7 【演習】ステップのためのナビゲーションを知る
- 4-8 【演習】目的別ナビゲーションを考える
- 【コラム】デザインパターンとしてのナビゲーション
- 【コラム】メガドロップダウン式メニューの有効性
第5章 ユーザー行動と画面設計
- 5-1 エリアの原則
- 5-2 コンテクストを理解する
- 5-3 エリアにおける課題
- 5-4 【演習】ビジネス視点でお問い合わせまで導く
- 5-5 【演習】ユーザー視点で採用ページをとらえる
- 5-6 【演習】ユーザーニーズを行動プロセスで分解する
- 【コラム】デザインエリアサイズ
- 【コラム】左利き用マウスの存在
第6章 ワイヤーフレームの設計
- 6-1 ワイヤーフレームの必要性
- 6-2 画面設計における前提
- 6-3 効果的なプロトタイピング
- 6-4 ワイヤーフレームにおける課題
- 6-5 画面のエリアと要素を知る
- 6-6 【演習】ワイヤーフレームを比較する
- 6-7 【演習】ワイヤーフレームからビジネス戦略をひも解く
- 【コラム】ワイヤーフレーム/プロトタイピングツール
- 【コラム】ワイヤーフレームの上手な作成方法
- 【コラム】フォームページにおけるベストプラクティス
- 【コラム】ワイヤーフレームライブラリの活用
第7章 ケーススタディ
- 7-1 ブランドイメージと違う企業サイト
- 7-2 フッターサイトマップの応用
- 7-3 グループ企業サイトの役割
- 7-4 仮説シナリオで動線の見直し
- 7-5 スマートフォン対応とソーシャルネットワーク
- 【コラム】マーケティング視点からUX視点へ
- 【コラム】クロスチャネルにおけるUX ※EPUB版のみ収録
- 【コラム】さまざまなUXツール ※EPUB版のみ収録
Appendix
- 対談 長谷川恭久×坂本貴史「WebにとってIAができること」
- 付録 ワークショップの進め方 ※EPUB版のみ収録