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32ビットコンピュータをやさしく語る はじめて読む486
2,669円 (2,427円+税)
PCの世界ではインテル486のアーキテクチャを受け継ぐCPUが現在も主流の座を守っている。486の持てる機能を確認するプログラムによって486の本質に迫り、OSやアプリケーションが動く仕組みを理解しよう。定番の一冊が電子書籍として復活!
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内容紹介
パーソナルコンピュータの世界で圧倒的なシェアを誇るCPUといえば、インテル486の流れを汲む子孫たち。なぜ、このCPU系列がこれほどまでに受け入れられたのか。そして、そのCPUの上で動くさまざまなOSやアプリケーションは、どのように密接にかかわっているのか。CPUの持てる機能を確認するプログラムによって、これらを一つ一つ解き明かし、486の本質に迫ります。パソコンの動作の仕組みが驚くほどよくわかる定番の一冊が電子書籍として復活!【本書掲載の図版等は、紙の本からスキャンしているため一部裏写りがあります】
書誌情報
- 著者: 蒲地輝尚
- 発行日: 2014-10-21 (紙書籍版発行日: 1994-10-01)
- 最終更新日: 2014-10-21
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 496ページ(紙版換算)
- 対応フォーマット: EPUB
- 出版社: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
対象読者
486とパソコンの動作の仕組みを理解したい学生、技術者
著者について
蒲地輝尚
1964年長崎市生まれ。鹿児島市で育つ。東京大学工学部卒。大手電機メーカー勤務を経て独立。著書に『はじめて読む8006』、『はじめて読むMASM』、『はじめて読むC言語』、『はじめて読むPentium』(いずれもアスキー出版局発行)等がある。インターネット上で提供されるネットワークサービス立ち上げのコンサルや開発・運用の支援などを行っている。
目次
はじめに
電子書籍版の配信にあたって
本書を読む前に
CONTENTS
1章 プロローグ
- 1.1 486のパワー
- 1.2 オペレーティングシステムサポート機能のパワー
- 1.3 32ビットパワーの体験
2章 486の履歴書
- 2.1 486の位置付け
- 2.2 486のアーキテクチャ
- 2.3 486の操り方
- 2.4 486のレジスタ
- 2.5 486の32ビットアーキテクチャ
3章 オペレーティングシステム
- 3.1 オペレーティングシステムの役割
- 3.2 プロセス管理
- 3.3 メモリ管理
- 3.4 特権レベルと保護機能
4章 プロテクトモード
- 4.1 プロテクトモードへの移行
- 4.2 リアルモードへの移行
- 4.3 モード移行プログラム
5章 セグメント
- 5.1 セグメント
- 5.2 リアルモードのセグメント
- 5.3 プロテクトモードのセグメント
- 5.4 プロテクトモードのセグメント方式の働きを確認するプログラム
- 5.5 32ビットセグメント
6章 保護
- 6.1 保護機能
- 6.2 特権レベル
- 6.3 ゲート
- 6.4 動作レベルの移行を実験する
7章 割り込み
- 7.1 割り込み
- 7.2 ハードウェア割り込み
- 7.3 例外割り込み
- 7.4 割り込み処理
- 7.5 ハードウェア割り込みを確認する
8章 タスク
- 8.1 タスク機能
9章 ページング
- 9.1 ページングとは
- 9.2 ページングのしくみ
- 9.3 ページングのプログラミング
10章 セキュリティ
- 10.1 オペレーティングシステムのセキュリティ
- 10.2 タスクのセキュリティ
11章 仮想8086モード
- 11.1 仮想8086モードのしくみ
- 11.2 MS-DOSと仮想8086モード
- 11.3 仮想8086モードを体験
12章 DOSエクステンダーとDPMI
- 12.1 DOSエクステンダー
- 12.2 DPMI
- 12.3 32ビット対応コンパイラによるプロテクトモードプログラム開発
13章 486応用プログラミング
- 13.1 メモリマップトファイル
- 13.2 I/Oモニター
- 13.3 486とオペレーティングシステムの将来
APPENDIX
- makeについて
- ソースファイルの組み合わせ
- リスト一覧
- 本書で使用したアセンブラの擬似命令
- 486主要インストラクションセット