関連サイト
本書の関連ページが用意されています。
内容紹介
Dockerが利用される環境や背景から始め、導入前のシステム設計、Dockerの基本的な利用方法、Dockerfileによる自動化の手法、プロセッサ、ネットワーク、ストレージなどの資源管理、管理・監視ツールについて解説する。また、Dockerの周辺のシステム環境として、Atomic Host、CoreOSといったコンテナの運用OSや、より複雑な本番環境で求められる、マルチホスト環境、KubernetesやDocker Swarmによるクラスタ環境の構築についても言及する。
書誌情報
- 著者: 古賀 政純
- ページ数: 328ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF, EPUB
- 出版社: インプレス
対象読者
サーバー管理者、サーバー提案SE、システムインテグレータ、Linuxサーバー保守担当者
著者について
古賀 政純
兵庫県伊丹市出身。1996年頃からオープンソースに携わる。2000年よりUNIXサーバーのSE及びスーパーコンピューターの並列計算プログラミングの講師、SIを経験。2006年、米国ヒューレット・パッカードからLinux技術の伝道師として「OpenSource and Linux AmbassadorHall of Fame」を2年連続受賞。プリセールスMVPを4度受賞。現在は、日本ヒューレット・パッカードにて、Linux、FreeBSD、Hadoop等のサーバー基盤のプリセールスSE、文書執筆を担当。Red Hat Certified Virtualization Administrator、Red Hat Certified SystemAdministrator in Red Hat OpenStack、Novell Certified Linux Professional、Cloudera Certified Administrator for Apache Hadoopなどの技術者認定資格を保有。趣味はレーシングカートとビリヤード。
目次
はじめに
目次
第1章 Dockerとは?/1-1 Dockerの誕生
- 1-2 Dockerのもたらす環境
- 1-3 新たなITインフラへの移行
- 1-4 Dockerに向くシステム、向かないシステム
- 1-5 Dockerの課題
- 1-6 Dockerコンテナのアーキテクチャ
- 1-7 名前空間とは?
- 1-8 まとめ
第2章 Docker導入前の準備/2-1 検討項目の洗い出し
- 2-2 Dockerを稼働させるOSの選択要件
- 2-3 サーバーOSvs.コンテナ専用OS
- 2-4 サーバーOS別の注意事項
- 2-5 Dockerにおけるドライバ
- 2-6 まとめ
第3章 導入前の設計とインストール/3-1 物理サーバーのCPUに関する留意点
- 3-2 メモリおよびディスクに関する留意点
- 3-3 DockerホストとしてのCentOS7.xのインストール
- 3-4 Docker利用のためのパーティショニング例
- 3-5 Dockerのインストール
- 3-6 まとめ
第4章 Dockerを使いこなす/4-1 Dockerの各種コンポーネント
- 4-2 Dockerの基本操作
- 4-3 ホストOSからDockerコンテナへのディレクトリ提供
- 4-4 Dockerにおけるデータ専用コンテナ
- 4-5 コンテナのインポートとエクスポート
- 4-6 systemdに対応したコンテナの利用
- 4-7 まとめ
第5章 Dockerfile/5-1 Dockerfileを使ったイメージの作成
- 5-2 ホストOSからDockerイメージへのファイルコピー
- 5-3 Dockerfileによるコマンドの自動実行
- 5-4 CMDとENTRYPOINTの関係
- 5-5 Dockerfileの利用指針
- 5-6 まとめ
第6章 資源管理/6-1 DockerにおけるCPU資源管理
- 6-2 メモリ容量の制限
- 6-3 ディスクI/O帯域幅の制限
- 6-4 GUIアプリケーション用コンテナ
- 6-5 コンテナでのDVDの利用
- 6-6 コンテナでのサウンドプレイヤの利用
- 6-7 まとめ
第7章 ネットワーキング/7-1 ホストOS上でのコンテナ間の通信
- 7-2 複数の物理ホストOSで稼働するDockerコンテナ同士の通信
- 7-3 まとめ
第8章 コンテナ連携コンポーネント/8-1 DockerComposeとは?
- 8-2 DockerSwarmによるマルチホストクラスタリング環境の構築
- 8-3 DockerMachineによるDockerホストの構築
- 8-4 まとめ
第9章 管理監視ツール/9-1 DockerUI
- 9-2 Shipyard
- 9-3 Rancher
- 9-4 WeaveScope
- 9-5 まとめ
第10章 マルチホスト環境の構築/10-1 Kubernetes、etcd、flannelとは?
- 10-2 Kubernetesマスタノードの構築
- 10-3 管理対象ノードの構築
- 10-4 flannel
- 10-5 Pod
- 10-6 KubernetesのGUI
- 10-7 まとめ
第11章 AtomicHostとCoreOS/11-1 コンテナ専用OSの必要性
- 11-2 AtomicHostとは
- 11-3 CoreOSとは
- 11-4 まとめ
第12章 クラスタ環境の構築/12-1 古くから存在するサーバー資源の有効利用
- 12-2 ApcheMesosとは?
- 12-3 Mesosクラスタの管理GUI
- 12-4 まとめ