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CDPのつくり方 GA4×BigQueryによる顧客データ基盤 構築・活用実践ガイド

インプレス

3,905円 (3,550円+税)

​サードパーティクッキー廃止の動向や個人情報保護の強化を背景に、企業のマーケティング活動は大きな転換期を迎えています。​本書は、Google Analytics 4(GA4)とBigQueryを活用し、少工数・低コストで構築・運用できる顧客データ基盤(CDP)の実践的な構築方法を解説します。

【注意】本書のEPUB版は固定レイアウト型になっております。文字の大きさの変更や検索、引用などはお使いいただけません。画面の大きい端末でご利用ください。

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内容紹介

「導入しただけ」で終わらせない。ちゃんと使える顧客データ基盤のつくり方。

サードパーティクッキー廃止やプライバシー規制強化を背景に、マーケティングのあり方が問われています。今、企業に求められているのは、ファーストパーティデータを中心とした顧客データの統合と活用。つまり、CDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)の整備です。

本書では、GA4で取得できるウェブやアプリの行動データを例に、BigQueryでの実装方法を解説。クラウドやオンプレミスを問わず、名寄せや行動履歴の統合といった技術的な処理も実践的に取り上げます。

中小企業でも導入できるスモールスタートの手法、パーソナライズ施策、組織づくりのヒントなど、成果につながる知見を網羅。GA4活用に悩む方、CDP構築に挑戦したい方にとっての羅針盤です。

【こんな方におすすめ】

・GA4やBigQueryの活用に手ごたえを感じられていない方
・CDP構築に関心があるが、技術や予算に不安がある方
・顧客行動や属性データを施策に活かしたい方
・DXやマーケ推進を担う実務担当者や部課長

【本書で得られること】

・クラウド/オンプレミスを問わないCDP構築の設計視点と技術要件
・GA4×BigQueryによるログ活用とセグメント設計
・名寄せや属性統合、パーソナライズ施策への接続方法
・自社に最適な顧客データ基盤を構築・運用する実践知

書誌情報

  • 著者: 小川 卓, 小畑 陽一, 柳井 隆道, 渡邊 侑紀
  • 発行日: (紙書籍版発行日: 2025-08-07)
  • 最終更新日: 2025-08-07
  • バージョン: 1.0.0
  • ページ数: 416ページ(PDF版換算)
  • 対応フォーマット: PDF, EPUB
  • 出版社: インプレス

対象読者

DX推進部門責任者、担当者・マーケティング部門責任者、担当者・システム部門責任者、担当者

著者について

小川 卓

University College London (UCL) 卒業
早稲田大学大学院理工学研究科 卒業
株式会社UNCOVER TRUTH CAO(チーフ・アナリティクス・オフィサー)
ウェブアナリストとしてリクルート、サイバーエージェント、アマゾンジャパン等で勤務後、独立。ウェブサイトのKPI設計、分析、改善を得意とする。ブログ「Real Analytics」を2008年より運営。全国各地での講演は500回を突破。
著書に『ウェブ分析レポーティング講座』『マンガでわかるウェブ分析』『Webサイト分析・改善の教科書』『あなたのアクセスはいつも誰かに見られている』など多数。

小畑 陽一

株式会社UNCOVER TRUTH 取締役COO
music.jpやルナルナを手がけるエムティーアイ社出身。BtoBソリューション事業責任者として、大手企業向けモバイルサイト構築ソリューションで、国内ナンバーワンのASP(SaaS)サービスにグロースさせる。当サービスはEC業界で国内売上TOP100社のうち50社以上で採用された実績を持つ。2014年、取締役COOとして株式会社UNCOVER TRUTHの経営に参画。主にマーケティングおよびストラテジーを管掌し、複数のクライアントではコンサルティングにも従事。当社のデータ分析コンサルティング力を武器に、CDPデータ分析からCRM施策立案などデータ活用領域に強みを持つ。ad:tech Tokyo / Kyushu、宣伝会議、MarkeZine、Web担当者フォーラムなど講演活動多数。
著書に日本初のCDP専門書籍『ユーザー起点マーケティング 実践ガイド』がある。

柳井 隆道

Option合同会社代表社員/デジタルマーケティングコンサルタント
東京大学在学中からエンジニア、データ分析、新規事業(新規サービス)開発を経験し、事業会社、広告代理店を経て2014年に独立。広告主、広告代理店の両方の立場で検索/ディスプレイ広告/解析と、デジタルマーケティングについて幅広く実務経験を積んできた。マーケティングとテクノロジーの橋渡しを中心領域として、デジタルマーケティングにおけるデータの計測設計・実装・データ処理・分析など幅広い観点から事業会社、広告会社、コンサルティング会社などの支援に取り組んでいる。ポリシーは「技術で解決できることを解決しない人間が手こずるのはもったいない。人間はもっと難しいことに力を割くべき」

渡邊 侑紀

株式会社UNCOVER TRUTH コンサルティンググループ アナリストチーム リーダー
2017年に大手化粧品メーカーに入社後、ECサイトの改善分析や施策PDCAの促進を担当。DWHとBIを用いて社内データの集約、可視化、レポーティングを行い、社内データの有効な活用促進を行う。その後UNCOVER TRUTHに参画し、体系的な分析や施策活用を見据えたCDPの構築設計やBIツールを使ったダッシュボード構築で多くのクライアントを支援。

目次

はじめに

目次

Chapter 1 データの活用領域と現在位置

  • 1-1 データ活用の現在地を把握しておこう
  • 1-2 デジタルマーケティングで取得できる主なデータと活用方法
  • 1-3 データ活用の難しさ
  • 1-4 1st Partyデータと3rd Partyデータの違い
  • 1-5 アクセス解析ツールGA4の重要性
  • 1-6 GA4でデータを取得するための操作手順
  • 1-7 GA4で取得できるデータの種類
  • 1-8 GA4のデータをBigQueryに接続するべき理由

Chapter 2 CDPを自前で作るための基礎知識

  • 2-1 CDP(顧客データ基盤)は本当に必要か?
  • 2-2 BigQueryのCDP活用に向けた要件定義で必要なこと
  • 2-3 BigQuery、顧客データを活用した運用方法

Chapter 3 CDPの技術要件と基礎知識

  • 3-1 データとは
  • 3-2 データ基盤
  • 3-3 CDPのコアコンポーネント

Chapter 4 データ基盤のインフラ

  • 4-1 CDP活用を担う「人」の観点
  • 4-2 CDPのデプロイ形態
  • 4-3 CDP導入のコストやサポートについて
  • 4-4 データウェアハウスの選定ポイント
  • 4-5 ETLツールの選定ポイント
  • 4-6 ワークフローエンジンの選定ポイント

Chapter 5 CDP構築の要件

  • 5-1 既存システム調査
  • 5-2 データ転送(ETL)
  • 5-3 統合顧客マスタをゴールとしたデータ処理
  • 5-4 個人情報やPIIの扱い
  • 5-5 CDPの非機能要件
  • 5-6 補足:管理を最小限にする設計

Chapter 6 データ処理

  • 6-1 差分更新データから最新のレコードを生成
  • 6-2 データクリーニング
  • 6-3 名寄せ
  • 6-4 行動履歴データの処理
  • 6-5 その他のデータ
  • 6-6 データモデリングとCDP

Chapter 7 GA4のログ処理

  • 7-1 ログ活用の目的、メリット、留意点
  • 7-2 GA4のログ形式
  • 7-3 ネストされたデータの扱い方
  • 7-4 ログ分析の観点
  • 7-5 分析用ログ
  • 7-6 ユーザやセッション単位の情報を付加したログを使った分析方法
  • 7-7 分析用ログを顧客マスタ化する
  • 7-8 ログ処理のパイプライン

Chapter 8 CDP構築後の活用方法

  • 8-1 分析・可視化
  • 8-2 マーケティングオートメーション・接客施策(個別施策、CRM)
  • 8-3 広告
  • 8-4 組織体制におけるDX推進部門の役割

おわりに

索引

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