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内容紹介
本書はネットワークを基礎から学習される方、およびCCNA(Cisco Certified Network Associate) Routing and Switching(試験200-120J、100-101Jおよび200-101J)、またはCCENT(Cisco Certified Entry Networking Technician:試験100-101J)を受験される方を対象にしています。
ネットワークとは何かといった初歩的な説明から、CCNA/CCENT試験の中核となるテクノロジーまでを中心に図解を多く活用し、イメージで分かるように具体例を挙げて説明しています。
CCNA/CCENT試験ではサブネットの計算や言葉の意味を選択式で答える問題もありますが、コマンドも出てきます。
例えば、選択式でどのコマンドが適切か選択するといった問題や、設問を満たすためにシミュレーションで複数行のコンフィグを投入するといった問題もあります。試験対策やCisco機器設定を学ぶ場合、スイッチ/ルータ設定など実務経験が少ないと、1つ1つのコマンドの解説があっても全体としてどう動くのか実感が湧きにくいと思います。
本書ではウェブブラウザ上で動くシミュレータを「付録」として用意しました。実際にコマンドを打って学習できる実習を取り入れ、どのようにネットワーク機器に反映され、どのように動作するのかが確認できるようになっています。イメージ的な理解と実際の動作を確認する事で理解が深まります。
本書を読むことで、ネットワークの基礎スキル習得、CCNA/CCENT試験合格の近道となる事を願っています。
書誌情報
- 著者: のびきよ
- 発行日: 2014-09-19 (紙書籍版発行日: 2014-09-19)
- 最終更新日: 2014-09-19
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 338ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF
- 出版社: マイナビ出版
対象読者
著者について
のびきよ
2004年に「ネットワーク入門サイト」(http://beginners-network.com/)を立ち上げ、初心者にも分かりやすいようネットワーク全般の技術解説を掲載中。
目次
第1章 迷路とネットワーク
- 1-1 通信の基本
- 1-2 IPアドレス
- 1-3 迷路
- 1-4 ルータ
- 1-5 スイッチ
- 1-6 デフォルトゲートウェイ
- 1-7 MACアドレス
- 1-8 ARP
- 1-9 通信の成立
- 1-10 DNS
第2章 Cisco機器でネットワークを作る
- 2-1 ネットワークの概要
- 2-2 ケーブルの接続
- 2-3 装置の起動とログイン
- 2-4 モード
- 2-5 スイッチの設定
- 2-6 ルータの設定
- 2-7 通信確認
- 2-8 MACアドレステーブル
第3章 Cisco機器の基本操作と初期設定
- 3-1 Cisco機器の概要
- 3-2 コマンドラインインターフェース
- 3-3 設定の保存と参照
- 3-4 初期設定
第4章 小規模ネットワークの構築例
- 4-1 ネットワーク構成
- 4-2 スイッチとルータの役割
- 4-3 設定情報
- 4-4 スイッチの設定
- 4-5 ルータの設定
- 4-6 スイッチの確認
- 4-7 ルータの確認
- 4-8 通信確認
第5章 ネットワークの基本
- 5-1 アプリケーション
- 5-2 プロトコル
- 5-3 ポート番号
- 5-4 パケット
- 5-5 カプセル化
- 5-6 OSI参照モデル
- 5-7 ツイストペアケーブル
- 5-8 光ファイバケーブル
- 5-9 通信の流れ
第6章 イーサネット
- 6-1 全二重と半二重
- 6-2 オートネゴシエーション
- 6-3 MDIとMDIX
- 6-4 イーサネットII形式
- 6-5 CSMA/CD
- 6-6 コリジョンドメイン
- 6-7 ブロードキャストドメイン
第7章 スイッチの機能
- 7-1 スイッチ方式
- 7-2 VTP
- 7-3 アクセスポートとトランクポート
- 7-4 スパニングツリープロトコル
- 7-5 PVST+
- 7-6 RSTP
- 7-7 イーサチャネル
第8章 Catalystの設定
- 8-1 インターフェースの設定
- 8-2 VTPの設定
- 8-3 アクセスポートとトランクポートの設定
- 8-4 スパニングツリーの設定
- 8-5 PortFastの設定
- 8-6 イーサチャネルの設定
第9章 TCP/IP
- 9-1 IPアドレスのクラス
- 9-2 グローバルアドレスとプライベートアドレス
- 9-3 サブネット
- 9-4 サブネット番号の計算
- 9-5 実際のサブネット番号の計算方法
- 9-6 VLSM(可変長サブネットマスク)
- 9-7 CIDR
- 9-8 IPパケット構造
- 9-9 TCP通信
- 9-10 UDP通信
第10章 IPルーティング技術
- 10-1 RIP
- 10-2 クラスフルルーティングとクラスレスルーティング
- 10-3 スプリットホライズン
- 10-4 OSPF概念
- 10-5 OSPFの状態遷移
- 10-6 OSPFコスト
- 10-7 OSPFマルチエリア
- 10-8 ルート集約
- 10-9 ダイナミックルーティングの種類
- 10-10 経路の優先順位
第11章 Ciscoルータの設定と確認
- 11-1 OSPFの基本設定
- 11-2 OSPF設定の確認
- 11-3 OSPFコストの設定
- 11-4 パッシブインターフェースの設定
- 11-5 ABRの設定
- 11-6 スタティックNATの設定
- 11-7 ダイナミックNATとNAPTの設定
第12章 便利なコマンド
- 12-1 バージョンの確認
- 12-2 ファイルの確認
- 12-3 バナーの設定
- 12-4 インターフェースの無効化と有効化
- 12-5 インターフェースの状態確認
- 12-6 インターフェース説明の設定
- 12-7 ルーティングプロトコルと有効なインターフェースの確認
- 12-8 接続のタイムアウト
- 12-9 CDP
- 12-10 ログの表示
- 12-11 デバッグコマンド
- 12-12 ログとデバッグでの時刻の出力
- 12-13 ログメッセージの同期化
- 12-14 ping
- 12-15 traceroute
- 12-16 DNSの利用と無効化
- 12-17 ARPテーブルの表示
第13章 小規模なキャンパスネットワーク構築例
- 13-1 ネットワーク構成
- 13-2 ルータの設定
- 13-3 コアスイッチの設定
- 13-4 ディストリビューションスイッチの設定
- 13-5 アクセススイッチの設定
- 13-6 動作確認
- 13-7 キャンパスネットワーク
第14章 IPv6
- 14-1 IPv6アドレス
- 14-2 グローバルユニキャストアドレスとリンクローカルアドレス
- 14-3 NDP
- 14-4 IPv6パケット構造
- 14-5 CiscoルータでのIPv6利用
- 14-6 OSPFv3
- 14-7 デュアルスタック