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内容紹介
●本書の構成
Chapter 1 ブロックチェーンの基本
この章では、ブロックチェーンの特徴・基本を押さえるとともに、ビジネスブロックチェーンについて解説していきます。
Chapter 2 ビジネスブロックチェーンの事例
この章では、実際にビジネスブロックチェーンが使われている事例を取り上げ、解説します。実際に、どのようにシステムが構成されていて、どのような機能を実装しているのかを見ていきましょう。
Chapter 3 ビジネスブロックチェーンの実際
この章では、ビジネスブロックチェーンを実際に動かして体験していきます。ビジネスブロックチェーン専門で、入門者に比較的理解しやすいRablock と、Amazon Web Serviceで使えるブロックチェーンサービスであるAmazon Managed Blockchainを取り上げます。
Chapter 4 ビジネスブロックチェーンの更なる体験
Hyperledgerプロジェクトとは、ビジネスブロックチェーンのフレームワーク、ツール、ライブラリなどを開発するオープンソースのコミュニティです。この章では同プロジェクトが扱うブロックチェーン向けソフトウェアを紹介していきます。
本書を読むことで、こういうシステムはブロックチェーンに向いている、こういうふうにブロックチェーンが活用できる、と読者のみなさんが企画・発想できるようになることが、本書の目的です。ぜひ仮想通貨とは違う、ビジネスブロックチェーンの実際に触れてみてください。
書誌情報
- 著者: 長瀬 嘉秀, 亀井 亮児, 松本 哲也, ラブロック株式会社
- 発行日: 2021-10-26 (紙書籍版発行日: 2021-10-26)
- 最終更新日: 2021-10-26
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 264ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF
- 出版社: マイナビ出版
対象読者
著者について
長瀬 嘉秀
株式会社テクノロジックアート代表取締役。1986年、東京理科大学理学部応用数学科卒業。朝日新聞社を経て、1989年に株式会社テクノロジックアートを設立。OSF(OPEN Software Foundation)のテクニカルコンサルタントとしてDCE(Distributed Computing Environment)関連のオープンシステムの推進を行う。OSF 日本ベンダ協議会DCE 技術検討委員会の主査を務める。トランスコスモス株式会社技術顧問。
主な著書・訳書『エンタープライズアジャイル開発実践ガイド』(共著、マイナビ出版、2020年)『マイクロサービス入門 アーキテクチャと実装』(共著、リックテレコム、2018年)『アジャイル時代のオブジェクト脳のつくり方 Rubyで学ぶ究極の基礎講座』(共著、翔泳社、2017年)『関数型プログラミングの基礎』(監修、リックテレコム、2016年)
亀井 亮児
ラブロック株式会社 インフラエンジニア。OS開発エンジニアとして15年以上の経験を持つ。14年に渡る商用Linuxの開発・サポート・製品プロデュースのほか、汎用ディストリビューションエンジニアとしてソフトウェアパッケージ開発、インストーラ開発、国際化、カーネル開発などに従事。サポートエンジニアとしてL1からL3までのLinuxディストリビューションサポート経験。インストール障害からkernel不具合まで。ミラクル・リナックス株式会社のエンジニア、株式会社テクノロジックアートのインフラエンジニアを経て現職。
松本 哲也
pitdyne 株式会社 代表取締役
医療機器システムの開発に携わったのち、トランスコスモス株式会社等にて大規模システム開発における標準化、アーキテクチャ設計に多数参画。2019 年にpitdyne株式会社を設立し、現在に至る。アジャイル検定コンソーシアムにて、アジャイル検定試験の策定に参加。AI システムの開発、クラウド環境でのシステム開発標準化、VRによるソリューション開発などを行っている。
書籍に『二次請けマネージャの教科書』(技術評論社)、『マイクロサービス入門』(リックテレコム)、『エンタープライズアジャイル開発実践ガイド』(マイナビ出版、2020年)。
ラブロック株式会社
ラブロック社は、2018年6月に設立のブロックチェーンシステムの開発企業。ビジネスブロックチェーン構築基盤「RABLOCK BLOCKCHAIN PLATFORM」などを提供。「RABLOCK BLOCKCHAIN PLATFORM」は、システム構築に手間やコストがかかることが多いブロックチェーン環境を、安価かつスピーディーに構築できる点が評価され、「日経 xTECH EXPO AWARD 2018」において準グランプリおよびブロックチェーン賞を受賞。実証実験などの多くのビジネスブロックチェーンの事例でブロックチェーンプラットフォームとして、採用されている。
目次
Chapter 1 ブロックチェーンの基本
- Chapter 1-1 ブロックチェーンとは
- 1-1-1 どこで使われているか
- 1-1-2 分散型台帳
- 1-1-3 ブロックチェーンのしくみ
- 1-1-4 ブロックチェーンの信頼性
- Chapter 1-2 ビジネスブロックチェーン
- 1-2-1 ビジネスブロックチェーンとは
- 1-2-2 ビジネスブロックチェーンの利用のポイント
- 1-2-3 契約(スマートコントラクト)
- 1-2-4 改ざん防止
- Chapter 1-3 システムアーキテクチャー
- 1-3-1 構成要素
Chapter 2 ビジネスブロックチェーンの事例
- Chapter 2-1 医療情報システム
- 2-1-1 医療情報システム概要
- 2-1-2 アーキテクチャー
- 2-1-3 セキュリティ
- 2-1-4 データ構造
- Chapter 2-2 医療情報流通システム
- 2-2-1 医療情報流通システム概要
- 2-2-2 アーキテクチャー
- 2-2-3 セキュリティ
- 2-2-4 データ構造
- 2-2-5 流通のしくみ
- Chapter 2-3 物流トレーサビリティ
- 2-3-1 物流トレーサビリティシステムの概要
- 2-3-2 アーキテクチャー
- 2-3-3 セキュリティ
- 2-3-4 EPCIS
- 2-3-5 実証実験例
- Chapter 2-4 電力エコポイント
- 2-4-1 電力エコポイントシステムの概要
- 2-4-2 アーキテクチャー
- 2-4-3 今後の展望
- Chapter 2-5 スマートロックシステム
- 2-5-1 スマートロックシステムの概要
- 2-5-2 アーキテクチャー
- 2-5-3 想定されるシステム
- 2-5-4 トークンについて
- 2-5-5 スマートロックシステムの実装例
- 2-5-6 スマートコントラクトシステムの実装例
- 2-5-7 スマートコントラクトの実装例(サービスクラス)
Chapter 3 ビジネスブロックチェーンの実際
- Chapter 3-1 ビジネスブロックチェーンの実際1:Rablock
- 3-1-1 概要
- 3-1-2 システムアーキテクチャー
- 3-1-3 セットアップ
- 3-1-4 ブロックチェーンデモアプリケーションのセットアップ
- 3-1-5 ブロックチェーンアプリケーションを読み解く
- Chapter 3-2 ビジネスブロックチェーンの実際2:Amazon Managed Blockchain
- 3-2-1 概要
- 3-2-2 システムアーキテクチャー
- 3-2-3 基本的な使い方
- 3-2-4 Web ウォレット(MetaMask)を使ってEthereum にアクセスする
- 3-2-5 より実践的な使い方
- Chapter 3-3 アプリケーション設計とブロックチェーン
- 3-3-1 概要
- 3-3-2 計画段階
- 3-3-3 要件定義段階
- 3-3-4 設計段階
Chapter 4 ビジネスブロックチェーンの更なる体験
- Chapter 4-1 Hyperledger プロジェクト
- 4-1-1 さまざまな企業が参加
- 4-1-2 さまざまなソフトウェアを開発
- 4-1-3 暗号資産に依存しない技術体系
- Chapter 4-2 Hyperledger 傘下のプロジェクト
- 4-2-1 分散型台帳ソフト
- 4-2-2 ドメイン特化
- 4-2-3 ツール
- 4-2-4 ライブラリ
- Chapter 4-3 Hyperledger プロジェクトのソフトウェアを体験する
- 4-3-1 Hyperledger Besu
- 4-3-2 Hyperledger Indy
- 4-3-3 Hyperledger Fabric