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内容紹介
JavaScriptで制御できる高機能・高性能な名刺サイズのシングルボードLinuxコンピュータ BeagleBone Black、本邦初の解説書。
BeagleBone Blackは、1GHzで動作するCortex-A8コアを中核に、PowerVRのグラフィックアクセラレータなどを集積し、合計96ピンもの多数のI/O端子を持つ、ARMベースのSoC(System on a Chip)を搭載する名刺サイズのシングルボードコンピュータです。
しかも、JavaScriptによってハードウェアを制御することができるため、プログラミングも容易です。
このように、電子工作的な”モノ作り”に最適な手のひらサイズコンピュータの大本命BeagleBone Blackですが、日本語の資料が極めて少ないのが最大の難点です。
本書は、BeagleBone Blackをモノ作りのために利用するうえで最低でも知っておきたい情報をまとめた日本初の書籍です。
利用する機会が多い、GPIOとPWMを中心に利用法を紹介するとともに、BeagleBone Blackの大きな特徴であるJavaScriptによる制御、またより高速にI/Oを駆動する場合のために、ネイティブコード(C言語)によるGPIOとPWMの利用法をまとめています。
また、Linux機として使ううえで知っておきたいカスタマイズ方法や起動プロセスについても詳しく解説してあります。
書誌情報
- 著者: 米田 聡
- 発行日: 2013-11-25 (紙書籍版発行日: 2013-11-25)
- 最終更新日: 2013-11-25
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 240ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF, EPUB
- 出版社: ラトルズ
対象読者
著者について
米田 聡
目次
本書の構成
chapter1 BeagleBone Blackの基本
- 1-1 BeagleBoardから進化したBeagleBone Black
- 1-2 BeagleBone Blackで何ができるのか
- 1-3 BeagleBone Blackを眺めてみよう
- 1-4 BeagleBone Blackを使うために必要なもの
- 1-5 BeagleBone Blackの電源を入れてみよう〜動作するか確かめる
- 1-6 BeagleBone Blackで最初にやっておきたい初期設定
chapter2 BeagleBone Blackを試そう
- 2-1 BeagleBone Black用プログラミング環境「BoneScript」
- 2-2 BoneScriptを利用するための準備
- 2-3 BoneScriptでオンボードのLEDを点滅させよう
- 2-4 LEDを外付けして点灯させてみよう
- 2-5 GPIOの入力を受け付ける
- 2-6 PWMを試してみよう
- 2-7 Webアプリケーションへの応用
chapter3 ネイティブコードでBeagleBone Blackを制御しよう
- 3-1 BoneScriptの限界とネイティブコード
- 3-2 電波時計を合わせる「宅内標準電波システム」を作ってみよう
chapter4 グラフィック液晶をBeagleBone Blackで制御しよう
- 4-1 GPIOをネイティブコードで制御する
- 4-2 秋月グラフィック液晶を制御する
chapter5 BeagleBone Blackの起動のカスタマイズ
- 5-1 カーネルの再構築
- 5-2 BeagleBone Blackの起動の仕組み〜最新のu-bootとx-loaderを起動させる
- 5-3 u-bootでいろいろな起動を試してみよう
Appendix
- ADCをネイティブコードで使うには
- Angstrom Linux以外のディストリビューションを使う
- P8ヘッダのピンアサイン
- P9ヘッダのピンアサイン