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内容紹介
本書は、企業内で利用する情報システム(いわゆるエンタープライズシステム)において、Amazon Web Services(以下 AWS)を利用するために、理解しておきたい点について解説しています。AWS導入に関して意志決定をする際や、社内向けの設計レビュー、ITサービサーとの契約時に必要となる基礎知識について深掘りをしていきます。そしてAWSに対するさまざまな不安・疑問・誤解を払拭し、クラウドの導入障壁を取り除き、その導入メリットを明らかにしています。
書誌情報
- 著者: 加藤 章
- 発行日: 2014-08-26 (紙書籍版発行日: 2014-08-26)
- 最終更新日: 2014-08-26
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 192ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF
- 出版社: インプレス
対象読者
企業内のクラウド化に取り組むIT管理者、CTO、CIOなど
著者について
加藤 章
株式会社 電通国際情報サービス クラウドストラテジスト。東京大学工学系大学院修士課程修了。通商産業省(現 経済産業省)を経て電通国際情報サービスに勤務。大手企業の業務システム開発等に従事したのち、2009年より現職。クラウド関連のビジネス開発および社内・社外でクラウド利用促進活動を行う。アイティメディア社の情報サイト「TechTarget」にて「企業向けシステムを構築するパブリッククラウド」(http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1008/19/news04.html)を連載中。著作に「企業システムのためのパブリッククラウド入門」(インプレスR&D)がある。
目次
はじめに
目次
第1章 AWSとは何か
- 1.1 組織としての AWS
- 1.2 親会社との関係
- 1.3 異質の ITベンダー
- 1.4 サービス概要
- 1.5 サービスコンポーネント
- 1.6 リージョンと AZ
- 1.7 プログラマブルなデータセンター
- 1.8 セキュリティ認証
- 1.9 ノウハウ情報
- 1.10 クラウドデザインパターン( CDP)
- 1.11 強力なコミュニティ
- 1.12 AWSパートナー
第2章 AWSの事例
- 2.1 数多ある内外の事例
- 2.2 「安い」だけでは視野が狭い
- 2.3 「しっかり」と「カッ飛び」
第3章 AWSをめぐる「驚き」と「誤解」
- 3.1 本章のねらい
- 3.2 AWSはいつでも利用規約を変更できる
- 3.3 データが漏洩したらユーザーの責任
- 3.4 SLAはユーザーに厳しい制約が
- 3.5 契約の基本は英語、裁判所は米国
- 3.6 個別契約に応じてくれない
- 3.7 30日後にサービス撤退?!
- 3.8 驚きに関するまとめの解説(なぜこれで OKなのか)
- 3.9 パフォーマンスが心配だ
- 3.10 データセンターの場所がわからないとダメ!
- 3.11 パトリオット法があるから、AWSは使えない
- 3.12 なんとなく怖い108
- 3.13 誤解に関するまとめの解説(誤解を解くカギ)
第4章 AWSのセキュリティ
- 4.1 セキュリティがすべて
- 4.2 世界最強の第三者認証コレクション
- 4.3 第三者認証の「使い方」
- 4.4 責任分界モデル
- 4.5 重要なデータは暗号化する~クラウド以前の常識
- 4.6 AWSのセキュリティプロセス
第5章 AWSの可用性
- 5.1 AWSの稼働率?
- 5.2 Design For Failure
- 5.3 AMIを用いた可用性(ウォームスタンバイ)
- 5.4 マルチ AZ(複数データセンター)による高可用性
- 5.5 惑星レベルの可用性(リージョン超え)
- 5.6 著名な大規模障害の経緯と考察
- 5.7 30日撤退問題
第6章 規制やガイドラインとの関係
- 6.1 より安心安全な AWS利用のために
- 6.2 パトリオット法について
- 6.3 個人情報保護法について
- 6.4 FISC対応リファレンス
第7章 変化を乗りこなす
- 7.1 変わりつつある ITインフラ
- 7.2 見積もりは誰が?
- 7.3 RFPも新しく
- 7.4 特別扱いを期待しない
- 7.5 歴史から学ぶ